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農業センター 講習会実施報告(2026年)
野菜栽培講習会






農業センターの営農指導員が講師を務めるこの講習会は、市内で野菜作りに取り組む皆さまや、これから挑戦したいと考えている方を幅広く対象とした事業です。
今年度からは、4月から7月にかけて開催する全5回の「春夏コース」と、9月から翌年1月にかけて開催する全5回の「秋冬コース」という、季節に合わせた2つのコースを設けて実施いたします。野菜作りの基礎を学びたい初心者の方はもちろん、すでに家庭菜園を楽しまれている方や、本格的な農業を志す就農者の方まで、それぞれの習熟度に応じた学びが得られる内容となっております。
各回の講習では季節ごとの栽培テーマを厳選し、野菜作りの重要なポイントを専門の指導員が分かりやすく丁寧に解説します。また、本ページでは実施した講習の内容をまとめた報告記事を順次公開しておりますので、ぜひご覧ください。
春夏コース 第2回:5月12日(火曜日) 9時30分から

第2回『野菜栽培講習会』です。
最初の座学では、サツマイモの植え付けについて講義があり、苗を斜めに差し込む「斜め差し」や、土の中に弓なりに植える「船底植え」の手法が紹介されました。さらに、環境に優しい家庭菜園の工夫として、化学農薬を使わずに米酢や木酢液、牛乳など身近なものを使用した病害虫の防除法や、一緒に植えることで生育を助け合う「コンパニオンプランツ」の活用について学びました。
また、トマトやナス、キュウリなどの夏野菜の栽培方法について、仕立て方の説明が行われました。これらの作物は同じ場所で続けて育てると「連作障害」を起こす可能性があるため、数年の間隔をあけて育てる作物を変える「輪作(りんさく)」を取り入れ、上手に作付けプランを立てることが推奨されます。特にジャガイモを収穫した後の畑も避ける必要がありますが、もし限られたスペースで連作が避けられない場合は、病気に強い「接ぎ木苗」を購入して対策すると良いとのことでした。
続く圃場(ほじょう)での実習では、まずトマトの定植とナスの管理を行いました。トマトには花が茎の同じ側に付くという特有の性質があります。そのため、植え付けの段階で花が向いている方向を揃えておくと、その後の収穫作業が格段にしやすくなります。苗を添え木(支柱)に結び付ける「誘引(ゆういん)」の作業では、苗と添え木の間にひもをクロスさせ、苗の成長を妨げないようダメージを与えない程度に緩めに結ぶことが大切です。今回は誘引の実践と合わせて、余分な栄養をとられないようにする「芽かき」の作業も行いました。
他の作物の観察や植え付けも実施しました。ピーマンの観察では、もう少し成長した段階で一番最初に咲く花(一番花)のすぐ下にある脇芽を摘み取ることや、防虫や防風のためのネットをかける予定であることが説明されました。トウモロコシの観察では、風によって受粉する仕組みについて解説を受けました。
その後、座学で学んだサツマイモの苗の「斜め差し」を実践し、受講生の皆さんがそれぞれ1人5本ずつ丁寧に植え付けを行いました。
実習の最後には、圃場で豊かに育ったたくさんの野菜を収穫しました。今回の収穫物には、ホクホクとした食感が特徴のジャガイモの「キタアカリ」をはじめ、鮮やかなニンジンの「彩誉(あやほまれ)」、早生種であるタマネギの「ソニック」、そして立派に育ったダイコンが含まれます。さらに、サラダにぴったりなレタスも、葉の形が特徴的な「オークリーフ」と、みずみずしくシャキシャキとした「ロメイン」の2種類を収穫し、盛りだくさんの内容で今回の講座を締めくくりました。
春夏コース 第1回:4月14日(火曜日) 9時30分から

2026年4月14日火曜日、農業センターにおいて「初心者向け野菜栽培講習会(春・夏コース)」の第1回が開催されました。当日は心地よい晴天となり、意欲あふれる8名の受講生が集まりました。
開講式では、受講生同士で参加の目的を共有しました。「家庭菜園を一からしっかり学びたい」という方や、「親から受け継いだ大切な農地を有効に活用したい」という方など、それぞれの目標に向けた前向きな声が交わされました。
講義では、資料に基づき栽培の基礎を深く学びました。良い土と酸性土壌の違いをはじめ、植物の成長に欠かせない5大要素や微量要素の働き、さらには化学肥料と有機肥料の特性について解説が行われました。加えて、野菜それぞれの特性やマルチの適切な張り方、トマトやナス、キュウリといった代表的な夏野菜の栽培方法についても具体的な説明がありました。
後半は、屋外のほ場やハウスへ移動して実践的な作業に取り組みました。参加者はトウモロコシの間引きやジャガイモの芽かきを実際に行い、植物の生長を助ける手入れのコツを学びました。あわせて、現在栽培しているソラマメやダイコンの生育確認や、トマトとキュウリの苗を育てる状況についても見学と説明が行われました。
本講習会は、7月までの期間中に合計5回、すべて平日の火曜日に開催されます。次回以降は演習の機会がさらに増え、より実践に即した内容を深めていく予定です。