受益者負担金（公共下水道）

　下水道事業は多額の整備費用を必要とします。その財源として、国・県補助金、起債（借入金）及び市費を充てています。
　しかし、この市費には市内全域の皆さんが負担している税金も含まれており、限られた地域の限られた人だけが利益を受ける下水道事業に多額の市費を投入することは、それ以外の地域の人との負担の公平を欠くことになります。
　そこで、整備をされることにより下水道の恩恵を受ける人に建設費の一部を負担していただき、下水道を計画的に整備しようとするのが「受益者負担金制度」です。
　この制度は、都市計画法第75条の規定に基づき定められた「袖ケ浦市下水道事業受益者負担に関する条例」を根拠としています。 

受益者

　下水道整備区域内に土地を所有している人が「受益者」となり負担金を納めていただきます。
　ただし、その土地に地上権、質権または使用貸借もしくは賃貸借による権利を有する人がある場合は、土地所有者と権利者が協議のうえ、受益者を決めていただきます。ただし、借家人など土地に権利を持たない人は受益者とはなりません。

負担金の額

   負担金の額は、整備区域内の「末端管渠整備費相当額」（補助金等を除いた市の負担額）に、負担率1/5をかけまして、これをこの区域の整備面積で除したものが「単位負担金額」となります。
   負担金の額は、市街化区域においては、皆さんの所有地積に応じて決定させていただきます。
   所有地積に「単位負担金額(1平方メートルあたり)」をかけたものが、「負担金額」となります。
   今後新たに整備を進める区域の負担金額は、その区域の末端管渠整備費により決定されます。   

負担金の納入方法及び納付時期

   受益地積に基づき負担金額を決定します。

1. 基本は年4期の5年間、計20回の分割にて納入できます。ただし、一括納付することもできます。
2. 決定した内容は、受益者負担金決定通知書により通知します。
   併せて「納入通知書」を郵送しますので、納期ごとに最寄の金融機関等で納入してください。
3. 年度の途中で残りを一括払いしたいときは、下水対策課へご連絡ください。

徴収猶予・減免

　整備区域内に所有する土地が農地や急傾斜地等の場合は納入の猶予を、公共用地や墓地等の場合は減免を受けることができます。
　猶予や減免の率、期間等はその土地の利用状況により異なります。

徴収猶予

   徴収猶予を希望する場合は、こちらの様式をダウンロードし必要事項を記入のうえ、提出してください。
　また、猶予を受けていた土地を宅地等にする場合は、猶予を解除しますので、同様に提出してください。

様式

徴収減免

　整備区域内に所有する土地が公共用地や墓地等の事由により減免を希望する場合は、減免申請書を提出してください。

様式

受益者に変更があった場合の取扱い

　相続や土地の売買などによって、受益者が変わった場合は、受益者を変更する必要があります。
　旧受益者と新受益者の双方で、どちらが受益者負担金を納付するか確認のうえ、手続きをお願いします。

受益者の変更

　相続や土地の売買などによって、受益者が変わった場合で新しい受益者に負担金を引き継ぐため、受益者変更届に新旧の受益者を記入のうえ提出してください。

様式