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年末年始の交通事故に注意しましょう
年末年始の交通事故に注意
交通ルールの遵守と交通マナーを実践し、交通事故を防止しましょう
年末年始は、交通事故が増加する傾向にあり、重大な交通事故の発生が心配されます。また、飲酒の機会が増え、飲酒運転による交通事故の発生も心配されます。「事故を起こさない」だけでなく「事故に遭わない」ために、車も歩行者もお互いにルールを守り、思いやりを持って道路を利用しましょう。
ハイビームや反射材を活用しましょう
年間で日没が特に早まるこの時期は、夜間の交通事故が昼間よりも増える傾向にあります。
夕暮れ時や夜間、明け方など、周囲への注意が特に必要な時間帯においては、早めのライト点灯とハイビームへのこまめな切り替えを心掛けましょう。
また、歩行者や自転車も「自分が見えているから相手も見えている」とは思わず、明るい服装や、反射材、ライトなどを活用してドライバーに自分の存在をアピールしましょう。
飲酒運転は危険です
お酒を飲んだ後はもちろんのこと、いわゆる「二日酔い」の状態で運転する場合でも「飲酒運転」になります。
しかし、中には「少しくらいのお酒なら・・・」「私はアルコールに強いから・・・」「少しの距離だから・・・」飲んでも大丈夫などと思っている人もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
お酒に強い、弱いにかかわらず、少量の飲酒でもアルコールが脳機能に影響を与えて、安全運転に必要な注意力や判断力などが低下してしまうことが、さまざまな調査研究で明らかになっています。
飲酒による運転への影響
- 動体視力が落ち、視野が狭くなる。
- 判断力が低下し、速度超過や乱暴な運転につながる。
- ハンドルやブレーキの操作が遅れる。
- 平衡感覚が乱れ蛇行運転となる。 など
体内からアルコールが抜けるまでの時間
アルコールの量と分解時間
一般的な中ジョッキサイズのビール(約500ml)には、純アルコールが20グラム程度含まれており、個人差はありますが、このアルコールを分解処理するのに約4時間も要するといわれています。当然、飲酒量が増えるとアルコール分解時間も長くなります。
睡眠とアルコール分解時間
仮眠すればアルコールが抜ける、という考えは間違いで、むしろ寝ていたほうが起きている場合と比べて、アルコール分解が遅くなります。
体内からアルコールが抜けるまでは長い時間が必要です。翌日に車を運転する予定があれば、アルコール分解時間を考慮し、適度な飲酒量に留めておく心掛けが大切です。
(出典:政府広報オンライン)
飲酒運転を根絶をするためには
飲酒運転を根絶するためには、飲酒運転が非常に危険な行為であることを十分理解したうえで、運転者とその周囲の人が、「飲酒運転はしない、させない、許さない」という強い意志を持ち、皆で協力することが大切です。
お酒を飲んだら運転しない
- 運転者はお酒を飲んだら運転せず、公共交通機関や運転代行を利用する。
- 運転する場合は、お酒は絶対に飲まず、アルコールが含まれていない飲み物にする。
- 飲酒運転を避けるために、自動車を飲食店に持っていかないなどの対策をとる。
運転する人にはお酒を飲ませない
- 運転するおそれがある人にはお酒を勧めたり、飲ませたりしない。
お酒を飲んだ人には運転させない
- 飲酒した人には絶対に運転させない。
- 飲酒運転の車に同乗しない。
- 飲食店は飲酒運転防止のため、帰りの交通手段を確認するなどの対策をとる。
