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山野貝塚ボランティアを紹介します
山野貝塚ボランティアとは
袖ケ浦市飯富に所在する山野貝塚は、遺跡の保存状態が良好で、東京湾東岸に密集する貝塚群を考える上で非常に重要な遺跡であることから、国史跡に指定されました。袖ケ浦市内では、初めての国指定の史跡です。
この重要な遺跡を守っていくため、また行政だけではなく、地域に暮らす皆さんと整備・活用していくため、令和2年度に山野貝塚ボランティアを立ち上げ、山野貝塚に関する様々な活動を行っています。
地域の宝である山野貝塚をともに守り、ともに広める仲間を募集しています。
主な活動内容は、「史跡ガイド」「史跡環境整備」「イベント時の補助」「研修会」です。すべての活動に参加する必要はありません。可能な範囲でご協力いただけると大変ありがたいです。
山野貝塚のボランティア活動に興味のある方は、次のリンクからお申し込みください。また、興味のある方、活動内容の詳細を聞きたい方は、お気軽に生涯学習課にお問い合わせください(8時30分~17時15分(平日のみ))。
(山野貝塚ボランティア申込ページ(市ホームページ))国史跡山野貝塚ボランティアを募集します!(外部リンク)
(広報そでがうら「山野貝塚特集」(市ホームページ))広報そでがうら2024年6月1日発行号(内部リンク)
主な活動内容
〇令和7年度の周知活動・研修会の様子
(市ホームページ)令和7年度山野貝塚ボランティアの活動紹介(内部リンク)
〇直近の草刈りの様子
(市ホームページ))山野貝塚環境整備(草刈りの様子)(内部リンク)
史跡ガイド
生涯学習課や郷土博物館のイベントの際に、山野貝塚やその周辺の文化財(隣接する遺跡や建造物等)に関する史跡ガイドを行っています。
また、近年は山野貝塚の発掘調査の実施等に伴い、最新情報が更新されているため、ガイド内容の検討や練習などを行っています。
山野貝塚での史跡ガイドの様子
史跡ガイド検討会の様子
史跡環境整備
肩掛け式の草刈り機等を利用し、月1回程度の除草作業を行っています。
国史跡への指定は、「永遠に続く維持管理のはじまり」とも言われ、日常的な維持管理が不可欠となります。
山野貝塚は、東西140メートル、南北110メートルの範囲に馬蹄形(ばていけい)に貝塚が分布しており、現在も貝層の高まりが確認できる大変貴重な貝塚ですが、草が繁茂してしまうとその高まりを確認することが難しくなってしまいます。
定期的に草刈りを行い、清潔に保つことが、山野貝塚の重要性を周知するうえでの第一歩となります。
除草前の山野貝塚の様子
除草後の山野貝塚の様子
除草作業の様子
イベント時の補助
生涯学習課や郷土博物館のイベントの際に、現地説明会や貝輪づくり体験等の周知活動の補助(受付や会場スタッフ等)を行っています。
現地説明会受付補助の様子
研修会
山野貝塚の内容や保存活用に対する理解を深めるため、年に6回程度の研修を行っています。
山野貝塚の保存活用に関する勉強会の様子
盤洲干潟(木更津市)でのイボキサゴ採取の様子
採取したイボキサゴ(※)
※イボキサゴとは
山野貝塚や東京湾の東岸に所在する縄文時代の貝塚から最も多く見つかっている、直径2cmほどの巻貝。
東京湾東岸の縄文時代の貝塚を理解するうえで重要な貝です。
加曽利貝塚ボランティアとの意見交換の様子