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新しく文化財を指定しました(飽富神社唯一社頭年中行事帳)
飽富神社唯一社頭年中行事帳(あきとみじんじゃゆいいつしゃとうねんちゅうぎょうじちょう)の指定
教育委員会では、市内に伝わる文化財のうち、特に重要なものを市の文化財として指定し、保護しています。
令和5年8月21日付けで、市内飯富に所在する飽富神社が所有する「飽富神社唯一社頭年中行事帳」を袖ケ浦市指定文化財に指定しました。
飽富神社唯一社頭年中行事帳とは
飽富神社唯一社頭年中行事帳は、飽富神社において、江戸時代後期、18世紀後半に行われていた年中行事について記された古文書です。
本資料は飽富神社において行われていた年中行事の様相を知ることができるもので、現在も行われている行事と既に廃絶した行事があることがわかります。筒粥(つつがゆ)神事などの現在も行われている行事については、時代とともに行事の内容が変化していく様子が理解でき、その歴史性を裏付ける資料でもあります。
さらに、明治初期の神仏分離令(しんぶつぶんりれい)により、神社のお祭りの形態が画一化されてきた中において、江戸時代に行われていた年中行事の内容を復元することができる資料でもあり、全国的にみても貴重です。
以上により、近世の古文書として地域的、学術的価値の高いものであることから、本資料を市指定文化財として新たに指定し、袖ケ浦市の歴史を語る貴重な文化財として保存し、後世に伝えていきます。
表紙
1ページ目
現在も行われている「筒粥神事」のことが書かれたページ
飽富神社唯一社頭年中行事帳の概要
名 称:飽富神社唯一社頭年中行事帳
種 別:有形文化財(古文書類)
所在地:袖ケ浦市下新田1133(袖ケ浦市郷土博物館)
所有者:飽富神社
時 代:江戸時代後期(18世紀後半)
寸法等:横帳(縦16.1cm、横23.8cm)36丁 四つ目綴じ
飽富神社唯一社頭年中行事帳を公開します!
指定を記念して、飽富神社唯一社頭年中行事帳を10月1日まで郷土博物館で公開します。
この機会にぜひご覧ください!
日 程:10月1日(日曜日)まで公開
場 所:郷土博物館(下新田1133 Tel0438(63)0811)
入館料:無 料
※毎週月曜日休館(9月18日(月曜日)は開館、9月19日(火曜日)は閉館)