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あなたもできる応急手当「急性アルコール中毒」
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更新日:2024年4月1日
忘年会や新年会などで、お酒を飲む機会が増える季節となりました。適度な飲酒は、ストレス発散などの良い面もありますが、飲み方を間違えてしまうと身体に様々な障害を起こします。その一つが急性アルコール中毒です。
急性アルコール中毒とは、一気飲みなどにより短時間のうちに大量のお酒を飲むことで、血液中のアルコール濃度が急激に上昇し、顔や全身の紅潮、発汗、動悸、呼吸苦、胸痛、頭痛、めまい、目のかすみ、嘔吐、口渇、脱力感などの中毒症状を起こします。
また、重症になると、意識混濁、昏睡、血圧低下、呼吸困難、失禁、脱水、低体温などの症状を起こし、最悪の場合、呼吸や心臓が停止し、死に至ることもあります。
飲酒する際は無理をせず、また、 泥酔者が出てしまった場合は絶対一人にしないよう、十分に注意してください。
【応急手当】
(1)圧迫感を和らげ呼吸を楽にするため、ベルトや衣服を緩める。
(2)寒い時期などは、体温低下に十分注意して、毛布などで保温する。
(3)寝かせる場合は、嘔吐による窒息を防ぐため、横向きにする。
【次のような場合は救急車を呼びましょう】
(1)お酒を飲んだ後、いびきのような呼吸をしていて、強くつねったり、ゆすっても反応がない。
(2)口から泡を吹いたり、吐血する。
消防本部からのお願い
年々救急出動が増加傾向にあります。
救急車の適正利用にご協力お願いします。