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新しく文化財を指定しました(千手観音菩薩立像)

印刷用ページを表示する 更新日:2025年11月1日

千手観音菩薩立像

千手観音菩薩は市内の寺院内に安置されている仏様になります。
詳細を改めて調査した結果、なんと平安時代の末期(12世紀ころ)に作像された、市内で見つかっている仏像の中では最古級の仏様であることがわかりました。
千手観音菩薩

仏様について

像高 145.7センチメートル
構造 木造一木造(一本の木を削って彫りだしています)
時期 平安時代末期(12世紀ころ)
千手観音菩薩は、文字通り千本の手でたくさんの人々を救う仏さまです。
実際に千本の手を持つ千手観音菩薩像もありますが、多くの場合は42本などです。
今回指定した仏様も、元々はそのくらいの脇手があったと思われますが、失われています。
頭上のお顔が10面あること(現存は4面)や、下の腕が宝鉢を持つ形をすることから、千手観音菩薩であると判断されました。
市内最古級の仏像彫刻であること、当時の時代背景を示す可能性のある資料として、新しい文化財に指定いたしました。
※所有者の意向により、所在地についてはお伝えできません。