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新しく文化財を指定しました(妙見菩薩立像)

印刷用ページを表示する 更新日:2025年11月1日

妙見菩薩立像

妙見菩薩は市内の寺院内に安置されている仏様になります。
詳細を改めて調査した結果、室町時代(14世紀ころ)に作像されたことが判明しました。
 

妙見菩薩立像

仏様について

像高 39.2センチメートル
構造 木造一木造り(一本の材木を削って彫りだしています)
時期 南北朝時代(14世紀ころ)
妙見菩薩は様々なお力をお持ちですが、戦いや勝利を司るとして、武士たちから厚い信仰を集めました。
今回指定した仏様は童子の姿で皮鎧を着用し、両腕は無くなっています。
また、頭部に髪がないように見えますが、よく見ると長髪を左右に分けて後ろに流しています。
妙見菩薩は多くの武士から信仰されましたが、特に房総半島に強い影響力を持つ「千葉氏」が信仰したことが知られています。
市内には他にも妙見信仰に関係した社寺があり、市内を治めていた武士たちに千葉氏が影響力を及ぼしていた証左と考えられます。
全国的にも少ない中世の妙見菩薩像であり、袖ケ浦市の中世史を考えるうえで重要なお像である事から、文化財に指定しました。
※所有者の意向により、所在地についてはお伝えできません。