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【ファミサポ提供会員 松下田さん】子ども達の笑顔をパワーに地域の子育て支援をしています!

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年3月1日
松下田さんのプロフィール画像

子育てを地域で助ける“ファミリーサポートセンター”

松下さんがインタビューをうけている画像

「ファミリーサポートセンター」というしくみをご存知でしょうか? これは、子育てを手伝ってもらいたい人と手伝いたい人が会員となり、地域の子育てを助けるもの。全国の自治体や社会福祉協議会などで運営されています。袖ケ浦市でも、2009年から取り組みがスタート。私は、ファミリーサポートセンターの提供会員として、開設当初から子育てをサポートしてきました。子育て支援は単発で行う場合も、定期的に継続して行う場合もありますが、9年間で10人くらいのお子さんと出会えました。

私が提供会員になったきっかけは、市の広報で募集を知ったから。元々、子どもが大好きで子どもに関わる仕事をしたかったのですが、保育士などの資格がなかったので、あきらめていました。しかし、ファミリーサポートセンターの提供会員に資格はいりません。自分の都合の良い時間で、サポートができるのもちょうどよかったですね。私自身の子どもが2人とも大学生になっていたこともあって、提供会員になることを決めました。

送迎だけでもOK!ファミリーサポートのしくみとは?

ファミリーサポートの写真ファミリーサポートの様子の写真

ファミリーサポートセンターのしくみは、むずかしいものではありません。子育てを手伝ってもらいたい人(利用会員)は、そでがうらこども館で登録の手続きをすれば、条件に合う提供会員をセンター側がマッチングしてくれます。提供会員になりたい人も、こども館で登録の手続きをした後、事前の研修を受ければOKです。まずは、1時間程度の塾や学童保育の送迎だけでも、助かる親御さんは多いと思います。あらかじめ、曜日や時間も指定できるので、やってみるとそんなに負担もありません。

私自身、昨年まで一時預かりと送迎をやっていましたが、現在は送迎のみを行っています。一時預かりの主なケースは、保育園や学童保育が終わった後、親御さんが帰宅されるまでの間、自宅で2~4時間程度お子さんをお預かりします。時間が遅くなれば、夕飯も一緒に食べますが、それもできる範囲で構いません。送迎は、学校や学童保育が終わった後に塾やスポーツ教室まで、自分の運転で送り届けるもの。単発もありますが、定期的な場合は週に1回、月に1回というケースが多かったですね。

ファミリサポートセンターの説明会の写真

子どもの成長と笑顔に出会えるサポート

ファミリーサポートで子どもを支援していると、うれしい成長の機会に出くわします。預かりで遊んでいるときに、例えば水族館の話をしてクジラの存在を教えてあげると、次までにクジラのことを調べて教えてくれたりします。一週間でいろんな知識をつけたり、たくさんのことを話してくれて、思いがけない成長に目を細めることもしばしば。子どもたちからパワーをもらっている、と感じますね。また、私がダンス教室に送迎しているお子さんは幼稚園の頃からもう4年のお付き合いになります。すごく礼儀正しいお子さんで、親以外の大人とふれあうことで、感謝の気持ちも含めた社会性を育てるきっかけになるのかもしれませんね。

ファミリーサポートセンターは地域の子育てにとって、非常に役立つしくみだと思います。いま、共働きが当たり前の時代。なかなか早く帰れない親御さんを地域がサポートするのは素晴らしいこと。都内で延長保育やベビーシッターを利用すると高額だと聞くので、有償でも負担の少ないファミリーサポートを利用してほしいですね。母子家庭の方や親御さんが近くにいても高齢の場合は、ぜひ気軽にこども館に問い合わせてみてください。やってみると、案外できるので、提供会員も増えるといいなと思っています。私も健康で動ける限りは、子どもたちの笑顔を励みに続けていきたいです。

取材日 2018年12月26日
interview&text by Okamoto Nozomi
photo by Okada Keizo

松下さんがインタビューをうけている画像5
ファミリーサポートセンターの説明会の写真
乳幼児救助会の写真
松下さんの全身の画像