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【のうえんプランニング 内山さん】袖ケ浦の野菜を主役にしたカフェを開業し、行列のできる店として大成功!

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年9月1日
内山さんのプロフィール画像

開業のきっかけは、実家のラーメン屋をなんとかしたい

内山さんのバストアップ画像

地元野菜とメインディッシュをたっぷり食べられる「のうえんカフェ」を開業して、8年になります。おかげさまで今では、土日は2時間ほどの行列ができる店に成長。看板メニューの「ロールキャベツグラタン」や袖ケ浦の野菜を求めて、休日には東京湾アクアラインを渡って、首都圏からも多くのお客様がいらっしゃるように。昨年は、木更津に「FARMER’S CAFÉ」、道の駅木更津うまくたの里に「&TREE」をオープンさせることもできました。

今でこそ、人気店になり、事業も法人化しましたが、開業のきっかけは「実家のラーメン屋をなんとかしたい」、という思いでした。実はのうえんカフェの前身は実家のラーメン屋。お店は野菜も自家製で定食もあって、おいしいはずなのに、お客さんがまばら。自分の実家が“客のいないラーメン屋”と、地元の人に言われるのが恥ずかしかったんです(笑)。とはいえ、なんとかしようにも飲食店で働いた経験もなければ、経営を学んだこともない。まずは素人目線で、自分が行きたいお店の条件を洗い出してみることにしました。

店名・コンセプト・看板メニューを一新し、行列のできる店に

畑の画像のうえんカフェの看板の画像

自分の行きたいお店の条件は、(1)ゆったりできる (2)おしゃれすぎない (3)子連れOK (4)リーズナブル (5)お腹いっぱい、の5つ。それと同時に、袖ケ浦にはおいしい野菜があるんだから、農家とお客様の橋渡しができるようなお店にしたいと思ったんです。そこで、コンセプトや業態を一新。お店の看板も「のうえんカフェ」に変えて、小学生だった娘に「調べる学習」のミッションとして、看板メニューを考えてほしい、とお願いしました。娘のアイデアにあったのが、ロールキャベツグラタン。それを看板メニューとして採用し、「調べる学習」で成果を発表するために、注文がなくても3カ月間提供し続けてみよう、と決意しました。

とはいえ、元々が“客のいないラーメン屋”なので、お客さんは来ません。今、思い返しても、せっかく作ったのに捨てるしかなかったこの頃が一番つらかったですね。でも、根気よく作り続け、2ヶ月ほど経った頃でしょうか。用意していた20食が完売するようになったんです。3ヶ月経った頃には、看板の前に行列のできる店になっていました。今も開店当初のお店のコンセプトは変えず、自分が行きたい店=お客さんが求めている店を守り続けています。

内山さんが笑顔の画像

袖ケ浦には、自分のオリジナルを発掘できる楽しさがある

行列のできる店になったもう1つのポイントは、袖ケ浦の野菜です。私は昔から祖父母が育てた採れたて野菜で育っていたので、絶対にこのおいしさを知ってもらいたいと思っていました。でも、開店当初は、生産者の方から野菜を売ってもらうのも難しかったですね。地域の信頼を得てからは、お店のドアの前にかさこ地蔵のように野菜を置いていってもらえるようになりました(笑)。今は、直売所で見つけて、おいしいと思った野菜は畑ごと買い付けたりもしています。今後は、観光農園を作って、袖ケ浦の野菜のおいしさを伝えたり、農業の楽しさを体験してもらえるような場所をつくりたいと思っています。

私は地元野菜を主役にして起業を果たしましたが、袖ケ浦には野菜以外にも酪農や養鶏など、おもしろい材料が沢山あります。この環境なら、自分のオリジナルは必ず見つかるはず。案外身近なところに、そのタネは転がっていると思います。私としても、袖ケ浦の農業を応援したいので、農業をやる若者や女性が増えてくれるとうれしいです。旦那さんが昼間に東京で働いている間、奥さんがグループを作って魅力的な野菜を育てているのって、かっこいいと思いません? 袖ケ浦はそんな夢も実現できる場所だと思います。

袖ケ浦の旬カレンダー(旬の野菜や果物を紹介)(内部リンク)

創業を目指す方の夢の実現をお手伝いします(内部リンク)

取材日 2018年7月11日
interview&text by Okamoto Nozomi
photo by Okada Keizo

インタビューをうける内山さんの画像
置物の画像
ラッピングされた食べ物の画像
建物の入り口の画像