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【保育士 石崎さん】自然環境と地域の愛情が、昔ながらの元気な子どもを育む

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年9月1日
石崎さんのプロフィール画像

子どもにとって「心から楽しい」と思える袖ケ浦を職場に選びました!

石崎さんのバストアップ画像

袖ケ浦のなかでも人口が密集した住宅街にある福王台保育所で働いています。関西出身の私が千葉に引っ越したのは、前職の販売員の転勤のため。保育士に転職したのは、その頃、袖ケ浦の小学校の運動会を見にいったことが、きっかけでした。運動会では、広い校庭で思いっきりかけっこして、子どもはもちろん家族も応援に一生懸命。そんな子育て環境に心が動きました。元々、保育士に対する憧れがあった私は、思い切って関西に戻って保育士の資格を取得。そのまま関西で保育士になるという道もありましたが、自分にとって「心から楽しい」と思える保育が実践できる場として、袖ケ浦市を職場に選びました。

現在は、保育士2人体制で4~5歳児、31人のクラスを受け持っています。子どもたちは、朝、出欠確認をとったあと、午前中いっぱい主活動に入ります。お昼になると、保育所内にある給食室でつくられた昼食をみんなで食べ、その後は着替えてお昼寝。午後は、少し体を動かしたり、室内での活動をしたりしてお迎えを待つというのが1日の流れです。

四季折々の自然環境が自ら遊びを考えることにつながっています!

子供たちと遊ぶ石崎さんの画像子供たちと水遊びをする石崎さんの画像

主活動は、晴れていたら外に出て思いっきり体を動かして遊べるようにしています。福王台保育所は、周辺の地域も含めて、最高の環境。広い園庭やプールがあるのはもちろんのこと、花壇や菜園、木登りができる大きな木もあります。少し足をのばせば、「坂戸の森」には手つかずの自然が残っています。子どもたちはこの環境のなかで、自ら遊びを考えたり、昨日までできなかったことに挑戦するのです。

例えば、春は裸足で外に出て泥んこ遊びをしたり、田んぼや森で虫さがし。夏はプールで泳いだり、花で色水づくり。秋になると山でどんぐりを見つけたり、冬は氷で遊んだりと四季折々の遊びができます。子どもたちは身近な自然に誘われ、さまざまな発見をして、友だちとおもしろさや喜びを味わえます。そのなかで私たち保育士は、子どもたちが山でどんぐりを見つけたらそれを使ってマラカスづくりをしてみよう、色水で絵を描いてみようなどと提案。子どもたちの発見や気付きから遊びが展開していくように、大人も一緒になって楽しんで、発展的な学習の機会につなげています。

外で子供たちと遊ぶ石崎さんの画像

地域の皆さんにも恵まれ、大家族のような環境があります

袖ケ浦では、地域の皆さんが自然に子育てに関わってくださる雰囲気があります。保育所では、年に4回ほど「世代間交流会」があり、地域のおじいちゃん・おばあちゃんとふれあう機会も。核家族が多い今、貴重な異世代コミュニケーションの場となっています。つい先日もそこで出会ったおじいちゃんが保育所の家庭菜園に手を入れてくれました。ほかにも、高齢者介護施設での交流や消防署の見学、読み聞かせボランティアによるおはなし会など、いろいろな職業や世代の方との交流があります。

保育所でも0歳児から5歳児までが一緒に園庭で遊ぶことで、兄弟のような関係性を築けるようにもしています。子どもたちにとって、家族のほかに地域の人に守られている・愛情をかけてもらっているという思いは、自分たちが住むまちが安心できる場所なんだという気持ちにつながるもの。私たち保育士も、子どもたちの一生の土台をつくる大切な役目を担っている責任を感じています。保育所では職員がお母さん・お父さんの立場になって、地域を含めて大家族のような温かい環境を作るのが理想です。これからも、袖ケ浦の保育所から、生き生きとした元気な子どもを育んでいきたいと思います。

取材日 2018年7月11日
interview&text by Okamoto Nozomi
photo by Okada Keizo

インタビューをうける石崎さんの画像
保育所の外観画像
水槽を見る子供の画像
子供の描いた絵の画像