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【袖ケ浦フィルムコミッション 小泉さん】袖ケ浦で見つける最高のロケーションシーン

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年3月30日
袖ケ浦フィルムコミッション小泉さんの写真

フィルムコミッション結成は偶然の出会いから

袖ケ浦フィルムコミッション小泉さんの写真

 近年、ドラマや映画のロケ地としての観光がとても注目され、専属部署などを作り 撮影調整を行う自治体が増えています。木更津市は過去にドラマの大ヒットから知名度が全国に広がりましたよね。ドラマや映画の影響により、市の認知度が向上し観光だけでなく雇用、財政、移住者などが増加した例も多々あります。袖ケ浦市は正直、知名度が低いですよね (笑)。

 元々、役者に興味があり、ドラマや映画のエキストラをやっているんですけど撮影関係者の紹介で、現在広報とデザインを担当している伊藤さんと知り合いました。同じ袖ケ浦在住ということで話が盛り上がり聞くと、市議会議員の中にもフィルムコミッションを公約に掲げていたりその必要性を十分に理解している方々がいることがわかりました。そこから仲間を集め、2015年4月に袖ケ浦フィルムコミッションをスタートさせました。あの時は、沢山の方々に背中を押して貰い、本当に有り難かったです。

苦労の連続も、協力者と一緒に楽しみながら撮影支援

撮影協力の写真撮影協力の写真

 設立当初は苦労の連続で、ドラマで一軒家の撮影場所を探していた際には「フィルムコミッション?何それ?聞いたことないので結構です。」みたいな反応で。まぁ、いきなりご自宅で撮影させてくださいって無理がありますよね。この時はどうにもならず、結局私の自宅を使いました(笑)。現在では、市の商工観光課とも連携を取り、説明書や契約書などを使い丁寧に交渉させて貰っています。市民のみなさんの所へも、ある日突然交渉に伺うことがあるかもしれません。是非、ご協力よろしくお願い致します。

 2018年には東京ドイツ村を舞台に、人気キャラクター「しまじろう」の撮影協力を手掛けました。各団体のパフォーマー100名、これに地元園児50名が加わりダンスをする大掛かりな撮影でしたが、園児たちの良い思い出になればと、園長先生、担任の先生、親御さんにも協力をいただき、当日の園児たちの楽しそうなはじける笑顔を見ていたら、準備にかけた苦労も吹き飛びましたね。

 もう一つ印象に残っているのは食育をテーマとしたNHK教育番組の撮影です。袖ケ浦市の給食センターは全国でもトップクラスの質の高いセンターであり、そこで毎日作られる給食は全国に誇れる素晴らしい給食であることを紹介出来ました。実は、こちらの番組、海外でも放送されていまして校長先生の検食のシーンに海外在住の教え子さんから「観ましたよ!」と連絡が来たそうです。袖ケ浦フィルムコミッションの誇れる仕事のひとつになりました。

撮影協力の写真

袖ケ浦フィルムコミッションをよろしくお願いします!

 袖ケ浦市の撮影的な魅力は、なんといってもアクアライン開通により、都心から約44分、羽田空港から約20分と映像制作会社が集中する東京都からのアクセスが抜群なことです。都内にはない緑豊かな自然や、近未来的な工場夜景、閑静な住宅街から農村風景までさまざまな撮影ロケーションがあり、ロケ地としては非常に恵まれた環境にあります。撮影の実績が増えるにつれて、地元スーパーへのロケ弁の注文や宿泊施設の手配など、地域への経済効果も感じています。これはフィルムコミッション設立当初の大きな目的の一つなのでこれからも継続していきたいですね。

 あと、今困っているのが「袖ケ浦」の「ケ」問題。正確には大きな「ケ」なんですが、小さな「ヶ」の「袖ヶ浦」で検索する方がとても多くて。そうすると検索に引っかからないことがあるので、意外と大きな問題なんです。こんなことも、面白おかしくPRできれば市の知名度もあがっていくんじゃないかなと(笑)。

 袖ケ浦フィルムコミッション設立から今年で6年目。撮影依頼も順調に増え、手応えを感じています。そのためには市や市民の皆さんのご理解、ご協力が不可欠です。是非、依頼があった際にはお力をお貸し頂きたいです。皆さんと一緒に作品作りがしたい!袖ケ浦市を盛り上げて行きましょう!よろしくお願い致します!

取材日 2021年3月15日

撮影協力の写真
撮影協力の写真
撮影協力の写真
フィルムコミッションメンバーの写真