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【飯田さん、星野さん】どこでも働ける時代だからこそ、居心地の良いまちで働きたい

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年12月2日
飯田さん、星野さんの写真

【飯田 智久さんプロフィール】

三重県出身。都内の大学を卒業後、アメリカへ留学し応用数学を学ぶ。ソフトウェアエンジニアとして複数の企業で働き、現在は都内の法務サービスを提供するベンチャー企業で取締役CTO(最高技術責任者)としてリモートワーク中心の勤務を行う。袖ケ浦市在住。

【星野 宏彰さんプロフィール】

袖ケ浦市出身、高校卒業まで市内で過ごす。外資系企業勤務を経て独立後、主に外国人起業家等を対象にした税理士・行政書士事務所を立ち上げる。2019年に祖父母が経営していた旧たけや旅館をリノベーションし、コワーキングスペース「GAULAB」を開設。都内在住。

コロナ前から場所にしばられない働き方を実践

飯田さん、星野さんのインタビュー写真

-今回の取材は星野さんが市内奈良輪に開設したコワーキングスペース「GAULAB(ガウラボ)」でお伺いしています。お二人のお仕事内容や勤務形態からお伺いしたいのですが。

飯田 「現在は、都内の法務サービスを提供するベンチャー企業で、ソフトウェアエンジニアとして働いています。開発業務は場所を選ばないので、オフィスに出勤するのは週1日くらい。残りは、週3日はGAULAB、週1日は自宅という感じです。」

星野 「都内で主に外国人を対象にした税理士事務所・行政書士事務所を経営しています。住まいも都内ですが、働く場所は流動的です。現在は、週3日ほどGAULABで、残りは自宅や事務所を利用しています。袖ケ浦はアクアラインを使えば車で都内から40~50分でアクセスできるので、便利です。子どもがまだ小さいので、袖ケ浦に来れば祖父母に面倒を見てもらえるというメリットもありますね(笑)。」

-お二人のリモートワークでの勤務経験はどれくらいになりますか。

飯田 「自分は、リモートワーク中心の生活になってもう10年くらいになります。コロナ前からこうした働き方をしてきて、通勤に時間をとられないのはやっぱり楽ですね。都内へ週1出勤するときも、袖ケ浦バスターミナルからアクアライン高速バスを使うので必ず座れて助かっています。」

星野 「飯田さんは、そういう意味ではリモートワークのはしりですよね。僕の場合、元々勤めていた外資系の企業がリモートワークの推進に熱心だったので、独立してからも場所にしばられない働き方をしたいと思っていました。会計や税務の仕事は比較的場所を限定される仕事ですが、今は過渡期だと思っています。打ち合わせはオンラインでできますし、今後更に行政手続きのオンライン化が進めば働き方ももっと多様になるんじゃないでしょうか。」

都心から程よい距離感にある袖ケ浦はリモートワークも快適

星野さんのインタビュー写真飯田さんのリモートワークの写真

 

-飯田さんは袖ケ浦に住んで6年ほどとのことで、住み心地はいかがですか。

飯田 「袖ケ浦は東京も近く、自然も豊かで住みやすいですね。もともと自分が田舎の出身なので、少なくとも子どもが小さいうちは田舎で暮らしたいと思っていました。そういう意味では、袖ケ浦はちょうどよいバランスにあるまちだと思います。子どもが大きくなってきたので、教育環境の面でもう少し近隣に選択肢が多くあると良いとは思いますが。」

-高速バスで都内や横浜等に通学している学生さんもいますが、定期代など考えると親の負担もありますからね。星野さんはいかがですか。

星野 「僕の場合は、地元だったこともあり袖ケ浦への愛着は深いですね。ごみごみした環境が苦手なので、やはり地元にもどってくるとホッとするところがあります。暮らす場所としては都心より袖ケ浦の方が魅力的だと思います。一度袖ケ浦から都内へ通勤していた時期もあったのですがそこまで苦にはなりませんでした。」

 飯田 「飲み会があるときはちょっと苦労しますけどね(笑)」

星野 「確かに(笑)。将来、駅と高速バスターミナルや各地区を自動運転の車がぐるぐる回るようになれば、飲んで帰っても車を運転せず家に帰れて言うことはないですね。」

GAULABの写真

GAULABを新しい働き方を求めている人たちのハブに

-飯田さんはICTを活用して社会課題を解決する「シビックテック袖ケ浦」でも活動されていますが、こちらの活動についても教えてください。

飯田 「テクノロジーを活用して地域課題を解決する取組に仕事柄興味があって、袖ケ浦でも取り組んでいた方がいたのでコンタクトをとったのがきっかけでした。

 自分が小学校のPTA会長をしていたとき、校長先生から「その日の給食がぱっとわかると親御さんが夜の献立を考えるとき便利だよね」と言われてつくったのが、当日と翌日の給食献立を自動でつぶやくtwitter「SodeQ」。ツイートは完全に自動化しているので、協力をいただいている給食センターの職員の方には感謝しています(笑)。」

-最後に、星野さんから「GAULAB」開設への想いをお伺いしたいのですが。

星野 「昨今働き方が多様化した中で、袖ケ浦は地理的・住環境を考えても見直されてしかるべきだとずっと考えていました。ただ、リモートワークでの働き方が浸透し始めたばかりで、地方にはまだまだハブになるような場所が足りない。フリーランスの方や、多様な働き方を求めている方が、気軽に情報交換ができるコミュニティを作りたいと思って開設したのが「GAULAB」。もともと旅館だったので個室もありますし、法人登記のみのバーチャルオフィスや、写真・動画撮影のスタジオとしても利用することが可能です。

 将来的には、袖ケ浦が新しいことにチャレンジできるまちとして有名になり、この場所が起業家のみなさんの起点になれれば嬉しいですね。」

 

取材日 2020年11月24日
 

飯田さん、星野さんのインタビュー写真
GAULABの写真
GAULABの写真
GAULABの写真