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【チーム大河原 大河原さん】「みんなで楽しく走る」チーム大河原のゆるやかなつながり

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年10月5日
チーム大河原の写真

アクアラインマラソンをきっかけに誕生したランニング同好会

大河原さんのインタビュー写真

 袖ケ浦の市営陸上競技場で土日を中心に週2回、2時間程度、ランニング同好会「チーム大河原」で指導を行っています。もともと、この同好会は2016年のちばアクアラインマラソンで袖ケ浦PR大使として出場したランナーの指導を市から依頼されたことがきっかけで結成されました。陸上競技場で練習をしているうちに、だんだんと口コミで参加者が増えていき、同好会のメンバーで大会にも参加するように。その際、チーム名が必要だろうということで「チーム大河原」とつけただけなんです(笑)。参加者が約50名になった今も、メンバーにLINEで案内をして、参加できる方が参加できる日に施設利用料だけ支払って練習を行うゆるやかなつながりです。

 今日の練習には20名ほど参加していますが、男女、年齢、ランニング歴も様々。20代の若手から70代のベテランまで、フルマラソンの記録が3時間を切るランナーもいれば、3か月前に走り始めたばかりの方もいらっしゃいます。皆さんそれぞれの目標や目的に応じて、健康第一に美しく走るための練習を行っています。

 私自身は競技者としての実績はありませんが、恩師の薦めで日本陸上競技連盟公認の指導者資格を取得し、ランニングやウォーキングの指導活動をしながら市民ランナーとして国内外のフルマラソンに50回ほど参加してきました。指導の中では、怪我なく楽しく走ることを大切にしています。

マラソンは脚より脳を使って速く走るスポーツ

チーム大河原の練習写真チーム大河原の練習写真

 チーム大河原の普段の練習は、ベテランもビギナーもみんなで基礎からスタートします。入念にストレッチを行い、陸上競技場のトラックを使って、歩き方のフォームの確認から始めます。無駄のない歩き方のフォームを身に着けることが、効率的な走り方につながるんです。実際に、メンバーの中には練習を始めたばかりで、普段の歩き方まで変わって周囲に驚かれている方もいます。

 その後は、ストライドを広げるための腿上げや走るフォームをチェックする短距離走を行い、芝生の斜面を利用した下りの走りやトラックでコーナーリングの練習も行います。高低差のあるアクアラインマラソンに挑戦するランナーも多いので、アップダウンの練習は欠かせません。その点、斜面の走り方を体験できる陸上競技場はうってつけの場所ですね。

 水泳やほかのスポーツと同じようにランニングにも基礎が存在します。基礎を学ばないでロードを走り始めることは、プールで泳ぎ方を練習せずに海に出るようなものです。どんなに速くても2時間以上走り続けるフルマラソンは、「エネルギー切れをおこさない」「筋肉に疲労をためない」「水分・ミネラル不足をおこさない」ことが重要。それには適切な補給とともに、基礎を学んで効率的で無駄のない走り方を身につけることが一番です。その人に合った正しいフォームで走ることで、故障や怪我も減りますし、何より楽しく走り続けることができます。

チーム大河原の練習写真

袖ケ浦はランナーにとって走りやすいまち

 袖ケ浦の陸上競技場は一人1時間100円で気軽に利用できるので、もっと利用者が増えてほしいですね。できれば、社会人が仕事後に利用できるように簡易な夜間照明が欲しいところです。私は、袖ケ浦はランナーにとってすごく走りやすいまちだと思うんです。陸上競技場、袖ケ浦公園、海浜公園など、交通事故や接触、転倒事故が起きにくい安全な練習場所がいくつもあります。街中のアスファルトを走るより、芝生や土を走ることで足への負担が減り自分の力で走るための筋肉をつけることができます。それぞれの場所で、海や緑に近い開放感のある風景の中を走れるのも魅力ですね。

 新型コロナウイルスの影響で多くのマラソン大会が中止になり、市民ランナーは目標を見つけづらい状況になってしまいました。チーム大河原でもストレッチの間はマスクを着用し、メンバー間の距離を確保するなど感染予防に努めています。いつも一人で練習している方も、個人でモチベーションを維持しながら走り続けるのは意外と難しいもの。基礎を学びなおす意味でも、気軽に私たちのチームに参加してもらえたらと思います。

 将来的には、陸上競技場をスタート・ゴールにした市内を走るフルマラソン大会が開催できたら最高ですね。海浜公園の海辺の風景から、袖ケ浦公園の緑豊かな風景まで楽しめる、袖ケ浦らしい魅力的なコースが出来上がるんじゃないでしょうか。

- チーム大河原のメンバーの方からもお話を伺いました

「陸上が嫌いになって走ることから離れていた時期もあったのですが、チーム大河原で走ることの楽しさを思い出しました。先生の指導もあり、フルマラソンの記録も30分以上短縮できたんです!」

「子育ても一段落して健康のために歩き始めました。もともと癖のある歩き方だったのが、たった3か月の練習で靴のかかとの片方がへることもなくなり周囲に驚かれました!」

「男女も年齢もビギナーもベテランも関係なく、楽しく走れるのがチーム大河原の良いところ。在宅勤務でなまった身体もほぐれ、ここにくるとストレス解消になります(笑)」

取材日 2020年9月27日
 

チーム大河原の練習写真
チーム大河原の練習写真
チーム大河原の練習写真
チーム大河原の練習写真