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【子どもるーぷ袖ケ浦】設立30周年「子どもるーぷ」がつくる親子の繋がり

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年8月31日
子どもるーぷ袖ケ浦のメンバーの写真

親子でほんものの文化体験を楽しんでほしい

子どもるーぷ袖ケ浦の写真

 子どもるーぷ袖ケ浦の前身となる「袖ケ浦おやこ劇場をつくろう会」は1991年に発足しました。当時は、九州から始まった親子の観劇体験を広める取組が全国に広まる中で、君津市でおやこ劇場に取り組んでいた方の勧めもあって、袖ケ浦で同じ思いをもつ親たちが活動を始めました。初めての観劇会は劇団青芸さんの「三人であそぼ」。市民会館の中ホールに、約80名を集めて盛況でした。子どもたちがテレビに夢中になっている時代に、生の演劇を体験してもらいたい親がたくさんいたのではないでしょうか。

 私たちが大切にしているのは、子どもだけでなく大人も見ごたえのある作品を上演すること。子どもも大人も一緒に笑ったり泣いたりしてその感動体験を共有できる時間はとても貴重だと思うのです。近年は年に1~2回程度の上演になっていますが、多い時には1年間で9作品を観劇していたこともあったんですよ。その他、季節ごとに、自主活動としてキャンプなどの体験活動を行っていました。この当時は、子育て支援という概念も余りなく、親子の孤立も今ほど話題になってはいませんでした。当初は、親子でほんものの文化体験をできる場をつくりたいという思いが一番でした。

自分たちが困った分、今の子育てを応援したい

子どもるーぷ袖ケ浦の写真子どもるーぷ袖ケ浦の写真

 現在の子どもるーぷ袖ケ浦の会員は親子合わせて約90名。賛助会員やボランティア会員を含めると約140名(団体含む)となります。親子での観劇体験から始まった団体も、2004年の「子どもるーぷ袖ケ浦」の設立、翌年のNPO法人化を経て、子育て支援事業に活動の場を広げていきました。現在の活動としては、未就園児を対象とした親子の交流の場「ぴっぴ」(親子一緒の工作体験も人気です。)、未就園児と保護者が気軽に寄れるおやこ文庫「わっくぶっく」(300冊の絵本と木や手作りのおもちゃがたくさん!)。今年はコロナの影響で中止となってしまいましたが、例年多くの親子連れが訪れる「子どもるーぷまつり」、その他にも赤ちゃんとお母さんのためのコンサートなど、様々な事業を行っています。

 子どもるーぷ袖ケ浦をNPO法人化し、子育て支援にも活動の場を広げるにあたっては、団体内でも十分な話し合いを行いました。核家族化や共働きが進む中で、親子ともに忙しくなり、子育て中の親子の孤立化が心配され始めた時期。子ども劇場千葉県センターがNPO法人化したことにも後押しされ、私たちも親子の居場所づくりなどで役立てることがあるのではないかと考えました。

 何より、私たち自身が知らない土地にきて、支援する場や情報が少ない中での子育てに苦労してきた経験がありました。同じ思いを抱えているお母さんやお父さんたちがいるのなら、少しでもお手伝いしたいという気持ちが活動の根っこにあったんです。

子どもるーぷ袖ケ浦の写真

親から子へ 受け継がれる「るーぷ」

 子どもるーぷ袖ケ浦は前身から数えると、来年(2021年)に設立30周年を迎えます。最近では、設立当初のおやこ劇場に参加していたお子さんが、お母さんになって自分の子どもを連れて遊びに来てくれたこともありました。「あんなに小さかった子が、立派なお母さんになって!」と感慨深いものがありましたね(笑)。子どもるーぷの事業は、一般に開いているので誰でも参加できますが、会員になった方がゆっくりと時間をかけて仲間との交流を深めることができます。

 現在は、2021年の市制施行30周年に向けて、市の市民協働提案事業を活用し、「デフ・パペットシアター・ひとみ」さんの人形劇を公演しようと準備中です。ろう者と聴者が共につくる人形劇は見ごたえがあり、家族の記憶を振り返るテーマも30周年にふさわしいと思います。新型コロナウイルスの影響で大変な時期ではありますが、いつの時代も生の体験や親子同士の交流を求める気持ちは変わらないはず。感染予防に配慮しながら活動を続けていきたいですね。

取材日 2020年8月5日
 

子どもるーぷ袖ケ浦の写真
子どもるーぷ袖ケ浦の写真
子どもるーぷ袖ケ浦の写真
子どもるーぷ袖ケ浦の写真