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【東京ドイツ村 武田さん】東京ドイツ村から、地元のイベント発信をしています!
東京ドイツ村へは、毎年100万人を超えるお客様が来場します
私が勤務する東京ドイツ村は、広大な敷地に四季折々の花が咲き乱れ、スポーツやグルメなどさまざまな楽しみ方ができる花と緑のテーマパークです。特に冬にきらめくイルミネーションが好評で、年間100万人を超えるお客様が来園する千葉県有数の観光施設として人気を集めています。東京湾アクアラインの値下げなどもあり、県内だけではなく東京や神奈川からのお客様も多く、訪日外国人のお客様も増えていますね。
近年全国のテーマパークが苦戦する中で、おかげさまで東京ドイツ村は来場者数も右肩上がりに増えています。その理由は、新しいものを取り入れて、いつも進化しているから。近年も、ウォータースライダーや釣り堀、ボルダリングができ、イベントや体験もたくさん企画しています。そのため、『東京ドイツ村に行けば、何か楽しい体験ができる』と感じてもらい、お客様に足を運んでいただけているのかなと思います。私も広報やイベント担当として、どんどんアイデアを出しています
企画した地元イベントが成功、来場者も増えました!
広報担当である私の仕事は、メディア向けのリリース作成や園内のTV撮影対応、園外でのPR活動、イベントの企画やスケジューリング、広告展開の提案など多岐にわたります。企画運営での園内対応もありますが、外部の方々との折衝がメイン。イベントで打ち合わせを重ねることもありますし、園外の施設へキャラクターと一緒に出かけて、お客様にPRすることも多いですね。
初めて自分で企画させてもらったイベントについては、やはり印象に残っています。当時、芝桜の時期に景色と共に楽しめるイベントを模索していました。地元では、袖ヶ浦高校の吹奏楽部のマーチングバンドや書道部の書道パフォーマンスが有名でしたので、芝桜の前で演奏やパフォーマンスをすれば、盛り上がると思い、高校に打診しました。出演に快諾いただき、順調に当日を迎えたものの、会場の前にお客様はまばら。しかし、演奏の音が会場に響くと、それを聴いてどんどんお客様が集まり、イベントは大成功。2年目、3年目とイベント目当ての来場者も増え、木更津総合高校の和太鼓部や拓大紅陵高校の吹奏楽部に参加してもらうなど、イベントも拡大しています
地元の一員として、地域を盛り上げていきたい
職場としての東京ドイツ村は、たくさんの人と関るなかで、成長できる環境です。外部の方とのコミュニケーションもそうですが、園内には高校生のアルバイトから植栽担当の大先輩まで、幅広い年代のスタッフがいます。その考え方を聞いていると、学ぶことも多く刺激になりますね。支配人も40代と若いこともあり、何でも『やってみよう!』という考え方で、若いスタッフにもどんどん企画を任せてくれます。私も意見を出して、東京ドイツ村を盛りあげていきたいですね。
地元で働くというのも、私のなかではキーワードの1つ。地域の吹奏楽部やフラダンスサークルを、ステージやイベントにからめることで、輪を広げながら、地元の有名人をさらに外へ発信できます。私が企画したイベントで、地域活性化の一翼を担えるとしたら、うれしいこと。これからも、東京ドイツ村で働くなかで、地元を盛り上げていきたいと思います。
取材日 2018年6月13日
interview&text by Okamoto Nozomi
photo by Okada Keizo(インタビュー写真)