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【袖こいメンバー】子育て情報を女性目線で発信!自分たちの手で袖ケ浦を盛り上げたい

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年1月1日
袖♡こいメンバーのプロフィール画像

当事者の視点で袖ケ浦の子育て情報を発信中

袖こいメンバー3人の画像

「袖ケ浦をもっと盛り上げたい!」という女性たちで集まって、3年前に「袖♡こい」というグループをつくりました。メンバーは、市内の30代~の女性8名。年4回フリーペーパーを発行し、袖ケ浦の子育て情報などを発信中です。誌面には、市内の飲食店やサロンの紹介、子育て世代におすすめのイベントなどを掲載しています。市内には親子連れで行けるカフェやレストランが少ないと思われがちですが、実際には知らないだけということも。特に飲食店情報を掲載した後は、親子連れのお客様が増えるなど反響が大きいですね。ほかに、がんばっている輝く女性のインタビューも載せるなど、フリーペーパーでは特にママ世代を応援しています。

袖ケ浦市には、行政と市民活動団体の協働事業提案制度という仕組みがあって、袖♡こいもこの制度を活用しています。事業費に補助がでるほか、作成したフリーペーパーを市内の保育園や幼稚園、小中学校や公共施設で配布してもらえるのが大きなメリット。市の情報について知らない方もいらっしゃり、子育てに忙しいと、行政の出す情報をついキャッチしそびれてしまうんですよね。その点、保育園や学校で配布されれば、読んでいただけることも多いかと思います。デザインもかわいいと評判です。ただし、市の制度が利用できるのはあと1年。今後は自分たちで印刷代などにかかるお金を集めていかなくては、フリーペーパーの発行ができなくなるので、お金の問題が今後の課題です。

ママランチ会で気づいた子育て支援の充実ぶり

そでがうらこども館の写真そでがうらこども館の写真

袖♡こいでは、自由に参加できる情報交換会を開いて、交流の輪を広げています。ママランチ会では、どの子育て支援センターに行っているか、安くて品揃えがいい子育てグッズのお店などを情報交換。袖ケ浦には、海側の住宅街を中心に新しく引っ越してこられた方が多いので、つながりを求めて参加される方もいます。地元で暮らす私たちも、そこで改めて市の子育て環境の良さに気づくことがあります。

小さな子どもをもつ家庭にうれしいのは、子育て支援センターが6つもあって充実しているところ。わざわざ近隣市から来られる家族もいるほどです。施設もきれいで、読み聞かせなどのイベントもあるので、午前は長浦、午後は昭和などお弁当をもってハシゴする人もいますね。外で遊びたいときは公園もたくさんあって、袖ケ浦公園は特に人気です。

いま、PTA会費で学校図書を購入せざるを得ない自治体もあるようですが、袖ケ浦では図書が充実しているのが自慢です。図書館の数も多く、学校図書館には司書が必ずいる専任体制。これが小中学生の「調べる学習」につながって、全国屈指の成績を残しています。調べる学習は、夏休みのフィールドワークに同行するなど、家族ぐるみの取組みになって大変な面もありますが、家族のつながりがより深くなることがうれしいですね。

インタビューを受ける袖こいのみなさんの写真

めざすのは、袖ケ浦を盛り上げるローカルメディア

最近は子育て教室やセミナーイベントも充実しています。プレ・ママパパ学級を始め、子育ての悩み相談、孫育てといったテーマもあります。しかし、これらの情報を知らずに活用していないのはもったいないと思うことも。そのほかの課題としては、都会に比べると中高生が自由に使えるコミュニティスペースが不足していると感じています。友達と卓球ができたり、音楽の練習がのびのびとできるところがあるとうれしいですね。

こうした課題は行政にしか解決できないものもありますが、市民がつながりをもつことでよりよくできるものもあります。実は私たち袖♡こいの大きな目的は、市民みんなが袖ケ浦の良さを知って、盛り上げていくこと。活動しているなかで、婚活イベントなどを開催したり、フリーペーパー以外にSNSで情報を発信したりしています。これからも、子育て世代や市民に役立つローカルメディアのように、みなさんに届く情報発信をしていきたいと思います。

取材日 2018年10月27日
interview&text by Okamoto Nozomi
photo by Okada Keizo(インタビュー写真)

袖♡こいメンバーの画像
袖こいの発表の写真
袖こいフリーペーパーの写真