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骨髄バンクドナー登録へのご協力をお願いします
骨髄バンクとは、白血病をはじめとする血液疾患などのため「骨髄・末梢血幹細胞移植」が必要な患者さんと、それを提供するドナーをつなぐ公的事業です。
医療の進歩で薬などの治療が功を奏する患者さんは増えているものの、骨髄等の移植でしか治療が望めない多くの方がいます。移植が成功するためには、患者さんとドナーとの白血球の型(HLA型)が一致する必要がありますが、その確率は、兄弟姉妹で4人に1人、それ以外では数百から数万人に1人と言われています。そのため、移植を希望するすべての患者さんがチャンスを得るためには、より多くの方のドナー登録が不可欠です。
日本では、年間2000人以上の方が骨髄バンクを介した移植を必要としています。そのうち、実際に移植を受けることができる方は約6割です。
1人でも多くの患者さんを救うために、骨髄バンクドナー登録へのご協力をお願いいたします。
骨髄バンクドナー登録について
ドナー登録の流れ
1.ドナー登録のしおり「チャンス」を読む
ドナー登録を希望される方は、ドナー登録のしおり「チャンス」を読み、内容を十分理解していただく必要があります。
「チャンス」は、公益財団法人日本骨髄バンクホームページのほか、健康推進課窓口や登録窓口などでお配りしています。
2.登録申込書を書く
「骨髄バンクドナー登録申込書」に必要事項を記入します。
登録申込書は、ドナー登録のしおり「チャンス」の最後のページに添付されています。
3.登録申込書を持って、登録窓口・ドナー登録会へ行く
登録窓口・ドナー登録会にて登録申込書を提出します。
登録に要する時間は約15分です。※混雑時はお待ちいただく場合があります。
4.2mLの採血をします
説明員が骨髄移植(末梢血幹細胞移植)の内容を説明した後、腕の静脈から約2mLを採血し、HLA型(白血球の型)を調べます。
検査に費用はかかりません。
5.登録完了
後日、日本赤十字社から「ドナー登録確認書」が送付されます。
ドナー登録後は、定期的にHLA型が適合する患者さんがいるか検索され、適合するとドナー候補者へ通知が届きます。
ドナー登録の条件
ドナー登録できる方
- 骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している方
- 年齢が18歳以上、54歳以下で健康状態が良好な方
- 体重が男性45kg以上/女性40kg以上の方
ドナー登録できないケース(一例)
- 病気やけがなどの治療中、または処方薬使用中の方
治療が必要な状態が一過性で短期間で完治するものは除きます(風邪など) - 以下の病歴がある方(治癒している場合を含みます)
悪性腫瘍(がん)、白血病、再生不良性貧血などの血液の病気、膠原病(慢性関節リウマチなど)、自己免疫疾患、
先天性心疾患、心筋梗塞、狭心症などの循環器疾患、脳卒中、C型肝炎など一部のウイルス肝炎、エイズ、マラリアなどの感染症 - 血圧が高い方(最高血圧151mmHg以上/最低血圧101mmHg以上) または低い方(最高血圧90mmHg未満)
- 輸血を受けたことがある方
- 貧血の方
- 食事や薬等により呼吸困難などの症状が出たことがある方や、高度の発疹の既往がある方
- 過度の肥満の方(体重kg÷身長m÷身長mが30以上の方)
- 妊娠中および出産後1年未満の方、授乳中の方
- 腰の手術を受けたことがある方は骨髄提供はできません。
上記以外でも健康状態等により登録いただけない場合があります。
注意事項
- 登録をしていても、提供できる年齢は20歳以上、55歳以下の方です。
- 提供にあたっては家族の同意が必要です。
- ご病気などによっては、ドナー登録をご遠慮いただく場合があります。
詳しくは日本骨髄バンクホームページ「ドナー登録をお考えの方へ」(外部リンク)をご覧ください。
袖ケ浦市で登録する場合
登録窓口
袖ケ浦市保健センター及び長浦公民館で実施するすべての献血会場内(献血並行型骨髄バンクドナー登録会)にてドナー登録ができます。
献血並行型骨髄バンクドナー登録会の実施日程については、献血に関するページ(内部リンク)をご覧ください。
受付時間
献血並行型骨髄バンクドナー登録会は、献血の受付時間とは異なります。
献血の受付終了時間より30分早く終了しますので、ご注意ください。
基本的な受付時間
・午前 10時から11時15分
・午後 1時から3時30分
※献血が午前で終了する日は、ドナー登録会も午前のみとなります。
参考リンク
骨髄移植ドナー支援事業助成金について
袖ケ浦市では、骨髄等の提供者(ドナー)とドナーが勤務する事業者を対象に助成金制度を行っています。
詳しくは、袖ケ浦市骨髄移植ドナー支援事業助成金のページ(内部リンク)をご覧ください。