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袖ケ浦市郷土博物館の展示案内
展示案内
当博物館の展示案内です。
常設展
1階
映像展示室
袖ケ浦市の5つの地区のトリビア
5つの地区の歴史・民俗・史跡などについて映像で紹介します。
歴史展示室
袖ケ浦の歴史を「近現代」から「原始」まで時間をさかのぼります。
「近現代」明治・大正・昭和のくらし
この時代には震災や戦争など、苦しいことも経験しましたが、海岸の埋め立てと工業地帯の形成という大きな転換期がありました。激しい時代の動きの中で、袖ケ浦市誕生までの道のりを歩み続けてきたのです。
「近世」街道と村のくらし
江戸幕府の支配下で安定したくらしが営まれ、人びとは新田や野山の開発に励みました。街道も整備され、人や物資が行きかい賑わいをみせていました。
「中世」小櫃川の流れとムラのくらし
中世は、武士が台頭し、戦いがくり広げられた時代でした。小櫃川の河川交通の要衡として発展した横田郷の姿は、当時のムラにおける人びとのくらしの一端を今に伝えてくれています。
「古代」古東海道とムラのくらし
袖ケ浦は、交通の大動脈である古東海道に面していたので、人や物の動きの影響を強く受けながらムラのくらしが営まれていました。
「原始2」稲作のはじまり
弥生時代は、稲作と金属器の使用がはじまった時代です。稲作が普及すると、人びとのくらしは安定しましたが、しだいに貧富の差があらわれ豊かなムラが周辺を従えていきました。
「原始1」袖ケ浦のあけぼの
旧石器時代から縄文時代へと続く、まだ農耕を知らない時代。人びとは、石器や土器など様々な道具を生みだし、豊かな自然の恵みを頼りに、くらしを営んでいました。
民俗展示室
「人の一生」人の一生には、誕生・結婚・死などといった節目があり、その時々にさまざまな儀礼が行われてきました。
必ず身にふりかかる生活の変化を、より良いものに、そしてその状態が永続するようにと願って・・・。
「村の一年」平凡な日常生活を送りつづけてきた人びとは、その暮らしに折目をつけ神をむかえることで、新たな活力をみいだしてきました。家ごとにくり返し営まれるそうした行事も、大まかなしきたりは、ほぼ村ごとに決まっていました。
2階
情報提供室
昔のくらしや道具
懐かしくまた、新鮮な「あの頃」の茶の間の再現や、まだ電気が普及していなかった頃の生活道具などを展示しています。
また、袖ケ浦の遺跡の分布図などを映像や地図で紹介するコーナーもあります。
山野貝塚展示室
国史跡に指定されている山野貝塚について、出土品を通して、
貝塚の特色や、史跡に指定された重要性などを分かりやすく解説しています。
上総掘り展示室
「上総掘り」。それは、私たちの耳に心地よく響くふるさとの名を冠した深井戸掘りの技術体系の呼称です。西上総地方で生まれた上総掘りの技術は、孟宗竹(もうそうだけ)と粘土、そして簡単な鉄の道具を使って、地下何百メートルも掘り進み、被圧層の地下水を自噴させるという技術です。 伝統的な上総掘りの技術を学び、その技術を伝承・普及するとともに後継者を育成し、広く社会に貢献することを目的として現在活動しているのが、「上総掘り技術伝承研究会」です。平成18年3月15日に国の重要無形民俗文化財(民俗技術分野)に指定された「上総掘りの技術」の技術保護団体です。
展示内容
1.井戸の種類
2.突き掘り井戸の歴史.
(1)江戸の上水と大坂掘り考案以前の突き掘り井戸
(2)大坂掘りの考案と伝播
(3)上総掘りの考案と職人たち
(4)上総掘りの発展と伝播
(5)上総掘りの機械化
3.上総掘り職人と民俗
4.上総掘りの技術
(1)アシバの組み立て
(2)掘削作業
5.上総掘り井戸の活用
6.上総掘り工法復元模型他
上総掘り技術伝承研究会のホームページ (外部リンク)