本文
マンホールトイレについて
印刷用ページを表示する
更新日:2024年4月1日
マンホールトイレの必要性
災害時のトイレの実態
災害時、被災者が集まる避難場所で直面するのが「トイレ」の問題です。
大きな災害が起きると、停電・断水・給排水設備の損壊や汚水処理施設・設備の機能停止などにより、水洗トイレは使用できなくなる可能性があります。
トイレが使用できないと、衛生環境が悪化し健康被害が増える可能性が高まります。
災害時にトイレが確保できないことによる健康被害
「トイレに行きたくない」→「食事や水分を控える」→「体調不良」の悪循環となり、エコノミークラス症候群※を発症する恐れもあります。
災害時に快適なトイレを確保することは、命にかかわる問題なのです。
※エコノミークラス症候群
長時間足を動かさずに同じ姿勢でいると、足の深部にある静脈に血の塊ができ、この血の塊の一部が血流に乗って肺に流れて肺の血管を閉塞する(肺塞栓)症状とされている。
マンホールトイレとは
マンホールトイレは上部構造物である上屋部分(テントや便座等)と鉄蓋、そして下部構造物からなるトイレです。
【マンホールトイレの特徴】
- 備蓄が容易で、日常使用しているトイレに近い環境を迅速に確保できる。
- し尿を下水道管路に流下させることができるために衛生的であり、臭気・し尿抜き取りが軽減される。
- 入口の段差を最小限にすることができるため、要配慮者が使用しやすい。
マンホールトイレ設置箇所一覧
袖ケ浦市内の指定避難所数は27箇所あり、現在のマンホールトイレ設置基数は下記の表のとおりです。
設置年度 | 設置場所 | 設置基数 |
---|---|---|
平成24年度 | 昭和中学校 | 5基 |
平成25年度 | 蔵波小学校 | 5基 |
平成26年度 | 根形小学校 | 5基 |
〃 | 長浦小学校 | 5基 |
平成27年度 | 奈良輪小学校 | 5基 |
〃 | 中川小学校 | 4基 |
平成29年度 | 長浦中学校 | 5基 |
〃 | 市民会館(昭和交流センター) | 5基 |
平成30年度 | 健康づくり支援センター(ガウランド) | 5基 |
令和元年度 | 蔵波中学校 | 5基 |
〃 | 袖ヶ浦高校 | 5基 |
〃 | 長浦交流センター(長浦公民館) | 5基 |
令和2年度 | 臨海スポーツセンター | 5基 |
令和3年度 | 代宿公民館 | 5基 |
令和4年度 | 根形中学校 | 5基 |
〃 | 平岡交流センター(平岡公民館) | 5基 |
令和5年度 | 昭和小学校 | 5基 |
〃 | 平川保育所 | 5基 |
合計 | 18箇所 | 89基 |
過去の訓練の様子
袖ケ浦市立長浦中学校では過去に職員でマンホールトイレの設置訓練を行いました。
その時の様子は下記リンクをご覧ください。