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令和4年度 災害「避難」を学ぶ講座を開催しました(平川公民館)
令和4年度 災害「避難」を学ぶ講座 を開催しました。
平川公民館では、近年増加している災害などで避難所生活を余儀なくされた場合、地域の方と協力し合いながら避難所運営に携わることができる方を増やすとともに、地域の連帯感を強めることを目的として、「災害『避難』を学ぶ講座」を実施しています。
今年度は5回実施予定しました。講座の様子をご紹介します。
令和4年度の学習計画
回 |
日時 〔会 場〕 |
学 習 内 容 | 講 師 |
---|---|---|---|
1 |
5月28日(土曜日) 10時00分~12時00分 〔視聴覚室〕 |
市防災安全課職員 |
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2 |
6月26日(日曜日) 10時00分~11時40分 〔多目的室〕 |
浅野 幸子 氏 減災と男女共同参画 研修推進センター 共同代表 早稲田大学 地域社会と危機管理研究所 招聘研究員 |
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3 |
10月23日(日曜日) 9時00分~11時30分 ※市総合防災訓練合同開催 |
袖ケ浦市災害対策コーディネーター連絡会 市防災安全課職 |
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4 |
12月4日(日曜日) 10時00分~11時40分 〔視聴覚室〕 |
「非常時と避難生活での食事」 |
地曵 美香 氏 危機管理教育研究所 防災クッキングアドバイザー |
5 |
2月18日(土曜日) 14時00分~16時00分 〔多目的室〕 |
市生涯学習課職員 (令和元年度平川公民館在席職員) |
講座の様子
第1回 「災害に備えて」を開催しました。
令和4年5月28日(土曜日)に第1回「災害『避難』を学ぶ講座」を開催しました。
今回のテーマは「災害に備えて」ということで、市防災安全課職員を講師に招き、過去の災害や災害時の知識など、災害対策について学習しました。
災害に備えるための平常時からの準備、災害時の心の反応(正常性バイアス)などのご講義いただき、日ごろの対策・訓練が重要だということがわかりました。
第2回 「避難所実録~避難生活を考える~」を開催しました。
6月26日(日曜日)は、「避難所実録~避難生活を考える~」ということで、減災と男女共同参画 研修推進センター 共同代表で、早稲田大学地域社会と危機管理研究所 招聘研究員の浅野 幸子先生を講師にお招きし、講演とミニワークを行いました。
ご自身の避難所支援経験に基づくリアルなお話により、被災時の具体的なイメージを持つことができました。避難生活には地域の協力体制が不可欠で、男性だけではなく、女性も関わっていかないと、衛生や安全、女性や子ども、お年寄りへの配慮のある避難所にはならないということでした。
第3回 「避難所を確認する」を開催しました。
10月23日(日曜日)は、市の総合防災訓練と合同で開催しました。
訓練に参加した地域の方々と一緒にダンボールベッドやパーテーションを組み立てたり、簡易トイレについて講義で学んだり、防災倉庫に何があるのかを確認したり、HUG訓練(避難誘導ゲーム)を実施したりしました。
避難所用品を見たりや訓練を通して、災害に備えることの必要性や避難所は自分たちで運営していくものだということの学びができました。
第4回 「非常時と避難生活での食事」を開催しました。
12月4日(日曜日)は、「非常時と避難生活での食事」ということで、危機管理教育研究所 防災クッキングアドバイザーの地曵 美香先生を講師にお招きし、講演やデモンストレーションなどを行いました。
講演では、ローリングストックなど日頃からの備えの必要性を、先生ご自身の実践なども踏まえて具体的にお話しいただきました。また、新聞紙による簡易皿を作成したり、味をつけ食べやすくした乾パンの試食や、炊飯のデモンストレーションと試食を行い、楽しく、美味しく、とてもためになる講座となりました。
第5回 「実録、令和元年台風15号・平川公民館避難所の31日間 -ワタシは、あの時何を体験し、そして何を思ったか-」を開催しました。
2月18日(土曜日)は、令和2年度まで平川公民館に在籍していた職員により、「実録、令和元年台風15号・平川公民館避難所の31日間 -ワタシは、あの時何を体験し、そして何を思ったか-」と題した講演を行いました。
「避難所となった公民館」と同時に「被災した公民館」の状況を、とても詳細に台風時の様子を語ってもらいました。
講座生には、公民館の状況を知ってもらえただけでなく、日頃の備えの大切さも感じていただけたようでした。