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田んぼの学校【市内小学校】 実施報告2022
お飾り作り
4月から始まった田んぼの学校 小学校分は、師走となり最後の「お飾り作り」を迎えました。
今回の場所はひらおかの里ではなく、管理組合員さんが各校に出向いての出前での実施です。
稲作文化ではお正月に稲わらを用いたお飾りを飾ります。
お飾りには何種類もあります。今回作成するのは、「前垂れ飾り」と「輪飾り」です。
藁は米作のものではなく、お飾りのために青々しいうちに刈り取ったお飾りのための藁を使います。
前垂れ飾りは、藁で編んだ前垂れにウラジロ、ゆずり葉、幣束、みかん(本来は橙々)を添えます。
輪飾りは、藁を縒って縄状にしたものを輪にし、さざんか一輪を添えます。
各校ともに、児童がそれぞれ世界に一つだけのお飾りを作ります。
出来上がったお飾りを自分の家に飾って、みんな来年が良い年になりますように。
12月15日(木曜日)9時15分~11時10分 天候:晴れ
中川小学校 【参加人数】児童:37名、先生:2名
作り方の説明では、組合員さんがいるテーブルに児童たちが集まり、熱心に聞いていました。
児童37名を8班に分け、組合員さんが1~2名が付いて指導し作成を開始しました。
終了間際に遅れて参加した児童がいましたので、組合員さんが付ききりで指導しました。
予定時間前には、ほとんどの児童が2種類のお飾りを完成させ、追加で小さな輪飾りを作っている児童がいました。
シートの藁の片づけが終わると、みんなで雑巾がけをしていました。
終わりの会では、「説明を聞いた時は難しいと思ったけど、実際に作ってみるとそうでもなかった。」など感想発表がありました。
最後に児童から大きな声で「ありがとうございました。」とお礼がありました。
終了後、各自作ったお飾りを手に笑顔で写真撮影していました。
12月14日(水曜日)8時55分~11時00分 天候:晴れ
奈良輪小学校 【参加人数】児童:86名、先生:4名
作り方の説明後、児童86名を12班に分け組合員さんが1名ずつ付いて作成開始しました。多い人数の指導であったため、目が届かずうまくできない児童には別の組合員さんが指導に入りました。
児童達は、前垂れ飾りでは前垂れを編むのが、輪飾りではわらを縒るのが難しく悪戦奮闘していました。
終盤になり、進捗が遅い友達を手伝ってあげる児童の姿が見られました。
先生も作成していましたが、児童の方が上手に作っていました。
終わりの会で児童から「田植え、稲刈り、お飾り作りと貴重な体験ができた。」、「難しかったけどわかりやすく教えてくれた。」、「素敵な飾りができたので家に飾ります。」などの感想発表がありました。
12月13日(火曜日)9時00分~11時10分 天候:晴れ
昭和小学校 【参加人数】児童:103名、先生:4名
作り方の説明時によく聞き、よく見るように話すと児童は組合員さんの説明を食い入るように聞いていました。
説明後、児童103人を12班に分け、1班9人程度に組合員さん1人が付いて指導しました。多い人数の指導であったため、目が届かずうまくできない児童に別の組合員さんが指導に入りました。
前垂れ飾りの前垂れを編むときに藁をぎゅっと締め付け押さえるのがうまくいかず、緩くなっていました。
終盤に飾りが出来上がっていない児童の分を他の児童が作成してくれていました。
時間内で前垂れ飾りと輪飾りを1個ずつ作るのが精いっぱいで複数作った児童は見受けられませんでした。
児童の感想では、「組合の方が詳しく教えてくれ、やりやすかった。」、「どんどんできるようになった。」、「素敵な飾りができた。」などと発表していました。
終わりの会では、組合長代理さんが、お飾りを飾ってはいけない一夜飾り、9日飾りを説明し、来る年が良い年になるようにと話していました。
12月8日(木曜日)9時05分~10時55分 天候:晴れ
根形小学校 【参加人数】児童:43名、先生:2名
ブルーシート1枚に児童6名程が座り、組合員さんが2~3名付いて作り方を指導しました。
作成の始めは児童に戸惑いも見えましたが、30分程でコツをつかみ順調に制作でき、全員が前垂れ飾り、輪飾りを予定していた時間内に完成させ皆飾りを手に嬉しそうにしていました。中には輪飾りを複数作った児童がいました。
根形小に限ったことではないが、ハサミの使い方やヒモを結ぶのが苦手な児童が見られました。
終わりの会では、児童が「気持ちを込めて作ったので玄関に飾りたい。」と感想を話していました。
12月7日(水曜日)8時55分~10時45分 天候:晴れ
長浦小学校 【参加人数】児童:62名、先生:3名
作り方の説明後、児童は12班に分かれて組合員さんが1人ずつ付いて指導を受けながら作っていました。
前垂れ飾りでは左に藁を縒るところ、輪飾りでは藁を綯う手がうまく動かせない児童や紐がうまく縛れない児童が多数見受けられました。
自分の藁を揃えて置いておきましたが、作業しているうちにぐちゃぐちゃしてしまう児童がいました。
藁の縒りが緩かったりしていましたが、全員完成しました。輪飾りを複数作った児童がいました。
作り終わると、ブルーシートをみんなで持ち上げ楽しそうに藁の片づけをしていました。
終わりの会で児童から「想像していたより難しかった。」、「家に飾ります。」、「ステキなお飾りができた」などの感想発表がありました。
終了後、各自作ったお飾りを手に、組合員さんも入り全員で集合写真を撮っていました。
12月1日(木曜日)9時30分~11時15分 天候:雨
平岡小学校 【参加人数】児童:30名、先生:2名
体育館には大きなストーブが用意され、暖かい中でお飾り作りでした。
初めに組合員さんから、ウラジロ、幣束、橙々などの意味の説明があり児童は皆真剣に聞いていました。
児童30名を4班に分け、それぞれ組合員さんが2~4名入って指導しました。
30分もすると大半の児童が作成の手順を覚え、前垂れ飾りと輪飾りの両方とも完成している児童もいました。
10時半頃には全員が作り終わり、ミニサイズの輪飾りを作った児童が何人もいました。
各班のシートにはごみ袋を用意してあり、お飾りが完成したところから後片付けをしていた。
最後に、児童皆から大きな声で「ありがとうございました。」とお礼がありました。
終了後クラスに分かれて、各自作ったお飾りを手に写真撮影していました。
稲刈り
ひらおかの里農村公園周辺の農家の田んぼは、だいぶ稲刈りが進み稲穂が見当たらない景色です。
公園の田んぼは、4・5月に田植えを行った苗が元気に成長し稲穂が実り、頭を垂れ黄金色になっています。
8月30日から9月8日までの間、小学校児童360名程により鎌を使っての稲刈りが賑やかに行なわれました。
ここで行う稲刈りは、鎌を使い手刈りし、乾燥におだ掛けをするやり方です。児童にとってはすべてが初めての経験です。
始めに刈った稲を束ねるために稲わらでスガイ(稲わらをよって縄状にしたもの)綯いを行います。
稲を刈るための鎌には種類がありますが、ここでは鋸鎌(刃が鋸状の鎌)を使用します。
各自スガイを腰に縛り付け、手には鎌を持ち田んぼに入ります。さあ、稲刈り開始
腰からスガイを1本とり地面に置いておき、鎌で稲を1株ずつ6株程刈り取り、根元側をスガイの上に置き、もう6株程を刈ると先に置いた稲に交差させて置き、スガイで藁を束ねます。これを繰り返し行い、稲を刈り取っていきます。
束ねた稲を天日干しするために竹の棒を使って物干しのような「おだ」を組み、穂先を下にして棒に架けていきます。
おだ掛けした田んぼは稲のカーテンを巡らせたようになります。
稲刈り後には、稲から籾を取る脱穀を足踏み脱穀機と千歯こきによって体験しました。
このあとは概ね4~5日程度乾燥させてから管理組合で脱穀し、玄米にする予定です。きっとおいしお米になるでしょう。
終了後は、農村公園特製のカレーライスの昼食をみんなで頂きます。
9月8日(木曜日)9時10分~11時30分 天候:曇り
平岡小学校 【参加人数】児童:31名、先生:2名
この日は、曇り空で風もあり、絶好の稲刈り日和でした。
スガイナイは、児童を3グループに分け、各グループに組合員さんが3名程度入り少人数指導だったためか、児童のスガイの出来の完成度が高く感じられました。
自身のスガイナイが早く終わった児童の中には、なかなか進まない友達の分を作っている児童もいました。
各自が作ったスガイを腰に付け田んぼに入りました。
稲刈りは6班編成で、組合員さんの指導を受けながら一生懸命に刈り取っていました。刈り取った稲をスガイで束ね、おだ掛けしました。
脱穀体験では、千歯こきは稲を押し下げながら手前に引くのが難しそうでした。
昼食は天候に恵まれたため、児童たちは園内の思い思いの場所でカレーライスを食べていました。
終わりに、児童たちは組合員さんたちに「ありがとうございました。」と大きな声であいさつして帰りました。
9月6日(火曜日)9時10分~12時10分 天候:晴れ
根形小学校 【参加人数】児童:42名、先生:3名
この日は、残暑が厳しい日でした。田んぼは、水が引き、ぬかるむこともなく良好な状態でした。
スガイナイでは、児童は4班に別れて座り、各班に組合員さん3名が付いて指導しました。スガイが上手の出来ている児童が多く、児童達から「教え方がうまいから」などと話していました。
出来上がったスガイを腰に紐で縛り田んぼに入りました。
稲刈りでは、児童を8班に分け組合員さんが稲をつかむ位置や鎌の引き方を指導すると、児童たちはみんな足を広げ、稲の中心を掴み、鎌を引いて頑張って刈り取っていました。
その後、足踏み脱穀と千歯こきでの脱穀体験をしました。
昼食の農村公園特製カレーは、おいしく好評で、お代わりする児童が多くいました。
9月7日(水曜日)9時35分~10時45分 天候:曇り
中川小学校 (予備日) 【参加人数】児童:36名、先生:2名
9月2日の予定日が雨のため稲刈り・脱穀体験ができなかったため、再度の開催でした。
稲刈りの説明では、スガイを1本置いて、両足を開き、稲の中ほどを掴み、鎌を引いて刈ること、6株ずつを交差させ根元をスガイで束ね、おだに掛けることや鎌の扱いについての話がありました。
作業前に各自が作ったスガイを腰に付け田んぼに入りました。
児童を8班に分け、組合員さんがひとりずつ付いて刈取りです。児童たちは、無心で刈り取っていました。
刈り終わるとおだ掛けした稲をバックに集合写真を撮っていました。
終りの会の感想発表で、「はじめは出来なかったけど慣れてきたら早く刈れるようになった。」、「組合員の刈り方を真似したら上手にできるようになって楽しかった。」、「スガイで稲を束ねるのが難しかった。」と話していました。
9月2日(金曜日)9時35分~11時35分 天候:雨
中川小学校 【参加人数】児童:35名、先生:2名
天気予報では曇り程度とのことでしたが、バス到着前から雨が降りその後もやむことはありませんでした。
スガイナイでは、各班に組合員さんが付いて指導しました。わらを綯うのが、上手な児童が多くきれいなスガイができていました。出来上がったスガイを手にしてみんなで集合写真を撮っていました。
雨が止まなかったため、稲刈り、脱穀体験は次回に行うことになりました。
昼食は、密な状況を避けるため、6班は管理棟内で、2班は軒先で黙食しました。お代わりもたくさんの児童がしていました。
終わりの会は、雨の中で行われ、感想発表では「スガイナイが組合の先生の教えてもらいきれいにできた。」、「カレーが美味しかった。」、「スガイナイは意識してやったらうまくできた。」と話していました。
終わりにみんなで「さようなら」と大きな声で挨拶して帰っていきました。
9月1日(木曜日)9時15分~12時05分 天候:雨
昭和小学校 【参加人数】児童:105名、先生:5名
始める前ににわか雨ありましたが、回復するとの見込みから実施しました。
始める前に、先生から児童にマスクは外してもよいが大きな声を出さないこととの話がありました。
スガイナイでは、12班に分かれ1班にひとり組合員さんが付いて行いました。スガイができると、腰に付けてもらいました。
雨が強まったので児童たちは管理棟内に一時避難しましたが、軒先で雨だれにわざと打たれる児童もいて嬉しそうにしていました。
雨雲レーダーで雨が上がる見込みとなったので、稲刈りを開始しましたが、雨が断続的に降り続き、児童はずぶぬれ状態のなってしまいました。
昼食は、雨のため2クラスは軒先のブルーシートで、1クラスは管理棟内でとりました。
終わりの会の時には雨は上がりました。感想発表では「スガイナイの時「上手だね」と言われ、うれしかった。」、「稲がはじめのうちは切れなかったけど切れるようになってうれしかった。」と話していました。
8月31日(水曜日)9時30分~12時05分 天候:曇り
長浦小学校 【参加人数】児童:60名、先生:4名
始めの会では、管理組合長さんから「稲が黄金色に育ちました。頑張って刈り取ってください。」と挨拶がありました。
スガイナイでは、手のひらを擦るばかりでわらを綯うことができず、組合員さんに教わっていました。
稲刈りでは、田んぼには昨夜の雨で水たまりもありぬかるんで動きづらいなか、児童たちは慎重に刈り取っていました。
刈取り中に「ザリガニいたー」と喜んでいる児童や刈っている児童のこの後ろをふらふら歩く子がいて組合員さんに注意される児童もいました。
運動靴が新調のきれいな靴の子が多くみられ、靴が泥だらけになり、このまま返すわけにもいかず、先生が靴を洗うよう話していました。
脱穀体験は足踏み脱穀機と千歯こきでの脱穀の2種類の体験でした。
昼食は熱中症アラートが発表されていたため、軒先のシートに分かれてとり、お代りする児童が多くいました。
終わりの会の感想発表では「先生のスガイナイの手さばきに驚いた。」、「稲がこんなに成長するとは思わなかった。」、「稲刈りがコツを掴むと少しずつできるようになった。」と話していました。
8月30日(火曜日)9時05分~12時15分 天候:曇り
奈良輪小学校 【参加人数】児童:84名、先生:5名
今年の稲刈りの初めての学校です。気温は高くなかったが、蒸し暑い日でした。
新学期が始まったばかりのためか運動靴が新調できれいな靴の子が多くみられました。
始めの会で、児童から「稲刈りの大変さを勉強したい。」と発言があり、管理組合長さんから「今年のお米はよくできている。」と挨拶がありました。
稲刈りの説明では、鋸鎌を使います。鎌は短く持つ、足は2株分開く、稲は下部元から30センチメートルくらい上を持つ、スガイを1本置いて、稲6株分刈りスガイに置き、掛けの字に6株を置きスガイで束ねるなどの説明をしました。
スガイナイでは、組合員さんに教わりながら、綯っていました。中には「できねー」などと苦闘する児童がいました。
稲刈りは9班編成で、組合員さんの指導を受けながら刈り取っていき、児童は「すげえー疲れる。」などと大変さを感じていました。
組合員さんから「全部刈り終わらないとカレーライス食べられないぞー」と激励を受け一生懸命に刈っていました。
昼食のカレーライスは公園特製です。軒下のブルーシートに座り食べました。大半の子はお代わりをしていました。
終わりの会での感想発表では、「スガイナイは簡単だけど大変」、「稲刈りは不安だったけど組合の先生が教えてくれた。」などと話していました。
最後に先生が「稲刈り、良かった人」と挙手を求めたら、全員が手を挙げていました。
草取り
ひらおかの里農村公園では4月から5月にかけて田植えを行った田んぼには一株5本ほどで植えた苗がすくすくと育ち、分株して何倍もの本数になり、背丈は児童の股下に成長し青々としています。
稲は、この時期に苗間の草をとってやり、合わせて稲の根を切ってやることでより強く元気な稲になります。
ここでは田んぼの草取りを人の手で取るのではなく、中耕除草機(俗に「ころがし」と言い、「ころがし」と記します。)を使って行います。ころがしを稲の苗間を走らせることでくるくる回る刃が草を土の中に入れてしまい、また稲の根を切ってやるものです。
草取りの作業説明では、まず稲を1列跨いで歩くこと、ころがしを押すときは「土の表面と水平にして」、「腰辺りに手をもってきて押すように」、「ころがしが重くなったら土を落として」など説明がありました。
説明後に児童たちは田に入り一生懸命にころがしを押していました。
元気な稲になりおいしいお米ができることを期待しつつ、みんなで行う9月の稲刈りが楽しみです。
6月22日(水曜日)8時55分~10時20分 天候:曇り
平岡小学校 【参加人数】児童:32名、先生:2名
始めの会で、児童代表から「今日は教科書にないことを学びたい。」と挨拶がありました。
組合員さんから「押したら、歩く」と元気づけられ、始めのうち児童は、泥で重くなったころがしを「ウーン」と唸りながら押していました。
平岡小学校が田植えをした田んぼの他、奈良輪小学校の田んぼの一部も行いました。
慣れてくると元気よく、さらにはころがしを走って押す児童もあり、パンツまで濡れる児童も多くいました。全員が楽しんでころがしを押していました。
児童たちは、田んぼの中や水路でザリガニを見つけ、捕まえて喜んでいました。
児童たちは、蒸したての熱々のじゃがいもを芝生広場で食べ、満足そうでした。
終わりに、児童は「ごちそうさまでした。」、「ありがとうございました。」と大きな声であいさつして帰りました。
6月21日(火曜日)10時20分~11時40分 天候:曇り
根形小学校 【参加人数】児童:42名、先生:3名
管理組合長さんから「草取りで根を切ってやると稲が元気になるので頑張って下さい。」と挨拶がありました。
当日は曇り空で蒸し暑かったが、児童たちは元気に田んぼに入り組合員さんのアドバイスを受けながら一生懸命にころがしを押し、短パンまで泥だらけになり、楽しそうに作業していました。
根形小学校が田植えをした田んぼの他、奈良輪小学校の田んぼの一部も行ったため、ひとりで何度もころがしを押すことが出来たので、男女とも上手に出来ました。
終了後に、蒸かしたジャガイモを美味しそうに食べていましたが、塩が足りなそうでした。
6月16日(木曜日)8時50分~10時25分 天候:曇り
長浦小学校 【参加人数】児童:62名、先生:5名
コロナ対策で密を避けるために、管理棟軒下にブルーシートを敷いて荷物置き場にしました。
ころがしをうまく押せない児童に、田んぼの中で組合員さんが側について教えていました。
草取りも、始めはうまく進めませんでしたが、後半になると男子も女子も上手に出来るようになりました。
交代でころがしを押す間に、男子が側溝で黄色い小さなカエルを見つけ喜んでいました。
草取りを終え着替えが早く終わった児童は、自分のノートに草取りの感想を記入していました。
児童たちは、園内に分散して蒸したジャガイモをおいしそうに食べていました。
6月14日(火曜日)9時05分~11時15分 天候:少雨
昭和小学校 【参加人数】児童:107名、先生:4名
昭和小は100人を超える大人数で、コロナ対策もあり、大・中・小型の3台のバスを使用し、2部構成での実施です。
霧雨状態だったため、管理組合長さんから「一生懸命にやれば寒さは吹っ飛ぶ」と激励がありました。
組合員さんが、ころがしに泥が入りすぎて動けない児童に「もう少し上げて」とアドバイスをしていました。
児童は、組合員さんから「稲を跨いで」、「押したら歩く」と元気づけられ、一生懸命に押していました。
交代でころがしを押すため待っている児童たちは「ザリガニがいる」、「カエル、カエル」と喜んでいました。
終わりの会で、「ころがしが楽しかった。」、「じゃがいもがおいしかった。」などと感想を述べていました。
6月7日(火曜日)8時35分~10時10分 天候:曇り
中川小学校 【参加人数】児童:38名、先生:2名
この日は、曇り空で風もあったため、作業に適した天候でした。
始めの会で組合員さんから「ころがしを押すときは腰の位置で」「ころがしが重くなったら本体を横にして土を落として」など説明がありました。
児童は、田んぼの両側に分かれ、ひとり1回片道分をころがしを押して、交代です。
児童に、ころがしを押す手の位置や田んぼの歩き方を組合員さんが田んぼに入り教えていました。男子児童は、力の入れ過ぎか、なかなかころがしが進まない子が多くいました。
蒸かしジャガイモが用意できると、児童たちは管理棟周辺で美味しそうに食べていました。
田植え
令和4年度の田んぼの学校(小学校分)がスタートしました。今回で19年目の実施です。
小学5年生を対象として昔ながらのやり方で、田植え、田の草取り、稲刈り、お飾り作りを実施します。
今回の田植えついて、ある小学校の担任の先生は「この学年は、コロナ対策のため3年生頃からの体験学習の機会が大幅に少なかったため、今日の田植えをとても楽しみにしていたんです。」と話されていました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、荷物置き場を管理棟内にせず軒先に設けるなど密な状況を避けるとともに児童数の多い小学校は2班に分けて、また、指導する管理組合員は検温と手指の消毒にマスク着用の対策をしました。
田んぼは、あらかじめ管理組合が耕やし、代搔きを行いました。また苗も事前に育てておきました。お米の種類は、コシヒカリです。
当日は、管理組合員が田の表面に縦横に線を引いておき、児童がその交点に苗を植えます。
植え方の説明では、まず田んぼの中での足の運び方、そして苗は根っこ部分を引き5本程度にし、親指・人差し指・中指の3本で土になかに差し込むことなどを話しました。
裸足になって田んぼに入り田植えを行います。
田植えの後に農具の変遷についての説明・見学をしました。鍬・まんが・鋤・中耕除草機・千把・唐み(選別)・耕運機・トラクター・田植え機・コンバインなどを見て、触れました。
各学校終了時には、組合長から「みんなが植えた稲を秋までしっかり管理します。稲の生長を見に公園に来てください。」と話していました。
5月12日(木曜日)8時45分~10時30分 天候:曇り
中川小学校 【参加人数】児童:37名、先生:2名
児童は、田植えを始めると泥だらけになりながら(転んだ子もいました。)、懸命に植えていました。
田植え後、児童は水路で足を洗いながら「ヤゴにかまれた。」、「おばあちゃんのところで手伝ったことがある。」、「楽しかった」などと話していました。
農具の説明では、児童から「いまでも活躍している農具は?」など活発に質問していました。
終わりの会では、児童から「田植えは難しいと思ったが指導してくれたのでうまくできた。」、「転ばずに田植えができた。」、「農具の進化が分かった。」などと感想を述べていました。
最後に、組合員に全員で「ありがとうございました。」と大きな声で挨拶して帰りました。
5月11日(水曜日)9時15分~11時30分 天候:晴れ
根形小学校 【参加人数】児童:40名、先生:3名
児童たちは受け持ち3列を組合員の指導を受けながら植えていきます。
田んぼの水がやや多めでぬかるんでおり、足が抜けなくなった児童には、組合員が「かかとから抜くんだよ」と声をかけていました。
児童たちは、田んぼで一歩足を踏み出すたびに歓声を上げていました。
農具の説明では、「機械化されたのは何時頃か?」、「一本の穂から何粒くらいの米が採れるのか?」、「農村公園の田んぼは何人で管理しているのか?」などの質問がありました。
5月10日(火曜日)8時50分~10時35分 天候:曇り
平岡小学校 【参加人数】児童:28名、先生:3名
この日は、北風で少し肌寒い天候でした。
田んぼの両側に分かれ、ひとり3列の受持ちを組合員の指導を受けながら植えていきます。校長先生も声援に駆け付けました。
児童は、田んぼに入るとはじめはぬかるみに足を取られ「足が抜けない!」と声を上げ、慣れてくると泥だらけになりながらも楽しそうに植えていました。
受け持ち分が終わった児童が、植えていないところに次々に集まり大渋滞で田植えをしていました。
田植え後、児童たちは水路で足を洗いながらザリガニ探しをしていました。
5月6日(金曜日)8時55分~11時30分 天候:薄曇り
昭和小学校 【参加人数】児童:105名、先生:6名
児童105名を2班に分けて、実施です。この日は薄曇りで時折日差しがあり温かく恵まれた天候でした。
児童は、裸足で田に入るとぬかるんでいるため足が抜けず、なかなか前に進めず「キャー、キャー」と悲鳴を上げながらも(尻もち数人あり)、楽しそう苗を植えていきました。
農具の見学では、鋤を引いたり、中耕除草機を押したり、トラクター、コンバインに自由に触れていました。
終わりの会で、児童から「泥がべちゃべちゃして楽しかった。」、「足が抜けなくて大変だった。」、「食べ物を大切にします。」などの感想発表がありました。
4月22日(金曜日)8時50分~10時55分 天候:晴れ
長浦小学校 【参加人数】児童:65名、先生:5名
はじめの会で、児童代表から「苗を丁寧に植えましょう。」、先生から「礼儀正しく行動しましょう。」と話がありました。
児童は田んぼになかなか入れず、入った後も「足が抜けない。」と初めは足をとられて転びそうになりながら、「虫がいたぞー」とはしゃぎながら、何とか苗を植えていました。
着替え後の時間に、児童はタブレットやメモを持って組合員に米作りについて取材をしていました。
農具変遷の説明では、児童はしっかりメモを取り、「農薬の種類は?」、「台風の時の対策は?」などの質問があり、その後トラクターなどに触れていました。
4月21日(木曜日)9時05分~11時05分 天候:曇り
奈良輪小学校 【参加人数】児童:88名、先生:5名
前日は雨に降られ延期となりましたが、この日は曇りながら薄日が差し暖かな陽気でした。
田んぼの両側に分かれ、ひとり3列を受け持ち植えていきます。児童たちは恐る恐る田んぼに入り組合員の指導を受けながら植えていきます。
田んぼに素足で入るのが初めての児童もおり、ぬるっとする泥に「キャーキャー!」と声を上げながら田に入り、苗を植えていきました。
農具の変遷の説明では「稲作で使う農機具の金額はどれくらいか」、「お米の種類はどれくらいあるのか」など、活発に質問していました。
終わりの会では、「田植えが大変だとわかった。」、「ご飯を残さず食べます。」など感想を述べていました。