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第7回まるごと体験セミナーを開催しました

印刷用ページを表示する 更新日:2023年12月11日

今年度よりスタートした「まるごと体験セミナー~1からのソバづくり~」
畑を耕し、種をまき、ソバを収穫してソバ打ちまで行う、まさに1からのソバづくり講座の様子をお届けします。

第7回は「そば打ち」をしました

12月9日の土曜日、最終回となる第7回はいよいよ「そば打ち」です。
しかし、その前に大事な作業、製粉が待っています。

製粉機
講師の作業場をお借りし、そば打ち前日の12月1日に製粉作業開始です。
前回脱穀したそばの実を製粉機に投入していきます。
そばを製粉機に入れる
製粉機から出てきた実は目の粗いフルイで受け、そば殻を取り除きます。
そば殻を取り除く
フルイから落ちてソバ殻が取り除かれたソバを、目の細かいフルイでふるって粉とそれ以外に分けていきます。
フルイで粉とそれ以外に選別する
この写真だと、箕に入っているのがソバ殻、製粉機のしたのマスに入っているのが、粉混じりのソバ
左下のボウルに入っているのが、目の細かいフルイで選別したソバ粉、炊飯器のような容器に入っているのが、粉が取り除かれたソバになります。
右下のフルイが粉を落とすための、目の細かいフルイになります。
最初に出てきたソバ粉が1番粉であり、ソバ打ちの時に打ち粉として利用します。
今回は打ち粉を3キロ取ることにしました。
粉が取り除かれたソバをもう一度製粉機に入れます。
もう一度製粉機にソバを入れる
同じようにフルイで粉を取ります(2番粉)
今回は4番粉までとりました。
こうして製粉作業を行った結果
製粉されたソバ
合計で11キロのソバ粉が作れました。
左の袋が「ソバ粉」、右の袋が1番粉である「打ち粉」、真ん中の袋はソバ粉にあらかじめうどん粉を混ぜた「混ぜ粉」になります。
うどん粉は二八になるよう、ソバ粉5キロに対し、1.2キロを混ぜておきました。
こうしておくことで、計量することなく、素早くソバ打ちを行うことができます。

そば打ち

こうして準備を整え、いよいよソバ打ちです。
まずは講師がお手本を見せてくれます。
講師のお手本
一番大事な水回し、水の量は当日のソバ粉の状態で変化するので、様子を見ながら慎重に加えます。
水回し
講座生もメモを取ったり、動画で撮影したり、熱心に聞き入ります。
聞き入る講座生
講師による実験の結果、水の量はソバ250グラムに対し、水は136~137グラムとなりましたので、黒板に記録します。
講師はすでに「延し」の作業に入っています。
水の量
キレイな四角に伸ばします。
四角に伸ばす
畳んで切っていきます。
ソバを切る
できあがったソバ

講座生によるソバ打ち

さっそく、順番にソバを打っていきます。
水まわし
ただのソバ打ちではありません。
6月からスタートし、畑の草刈りから初めたソバ打ちです。
ソバ打ちの様子2
暑い夏の日、麦茶を飲みながら自分たちで育てたソバです。
捏ねる様子
鍬を持ったことがない人たちも、汗を流しながら耕しました。
のばす様子
畑が気になって、様子を見に来る講座生もたくさんいました。
たたむ様子
15キロの収穫があった時には、歓声が上がりました。
ソバを切る様子
そして、ついに出来上がったソバ
半年もの時間をかけた1から10まで手作りのソバ
万感の思いがこもったソバは、多少の不格好さなんて気になりません。
ゆであがったソバ
ソバの試食
こうして、まるごと体験セミナー~1からのソバ作り~は終了となりました。
ひとつのテーマの下に、最初から最後までを体験する本講座
今年から始めた試みでしたが、今回の経験は講座生のみなさまの生活にどんな影響を及ぼすでしょうか。
今回の経験が、新たな趣味、新たな仲間づくりにつながる事を願っています。

まるごと体験セミナー~1からのソバ作り~完