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市ではジェネリック医薬品を推奨しています
ジェネリック医薬品とは…
1.先発医薬品より安価で、経済的です。
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許が切れた後に販売される医薬品のことです。
新しい医薬品は、開発に長い時間と多くの費用がかかりますが、ジェネリック医薬品は開発期間が短くて済むため、先発医薬品と比べ価格が安くなっています。
2.有効成分・薬効は先発医薬品と同一で作られています。
効き目はもちろん、安全性も同等ですので、安心して使うことができます。
ジェネリック医薬品は、これまで効き目や安全性が実証されてきた薬と同等と確認されたうえで、製造、販売が認可され、実際に販売される際にも試験を受けることで安全性を高めています。
3.さまざまな病気や症状に対応しています。
脂質異常症、高血圧、糖尿病など治療が長期にわたる慢性疾患の方におすすめです。カプセル、錠剤、点眼剤など形態も豊富です。
4.欧米では、幅広く使用されています。
アメリカ、イギリス、ドイツなどでは、使用されている医療用医薬品の半分以上がジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品の処方を受ける際の注意事項について
1.有効成分以外の添加剤は異なる場合があります。
有効成分や薬効が従来の薬と同じでも、着色料や保存料等が異なる場合は、効果のあらわれ方に差が生じたり、ほかの薬や食べ物との飲み合わせ・食べ合わせが従来の薬と異なることもあります。
2.すべての薬をジェネリック医薬品にはできません。
特許期間が切れていない薬にはジェネリック医薬品がないことや、症状や病状から医師が従来の薬が適切だと判断した場合があるためです。
ジェネリック医薬品への変更を希望する場合は、診療の際や薬の処方の際に医師・薬剤師とご相談ください!
~市ではジェネリック医薬品を推奨しています~
近年、医療費の総額(本人負担+保険者が支払った額)は被保険者の減少により、減っていますが、袖ケ浦市国民健康保険の一人当たり医療費は増加傾向にあります。
一方、国民健康保険の収入総額は減少傾向にあり、医療機関へ保険者が支払った額(医療給付費)の負担が大きくなっています。(下表参照)
そのため、医療費の節減について努力しなければならない状況となっております。
医療費を節減する方法の一つとして、「薬の処方の際にジェネリック医薬品を選択すること」があります。
従来の薬より安価で、同じ有効成分、同じ効能・効果をもっているジェネリック医薬品を選択されますと、医療機関などの窓口で支払う自己負担額が節約できるだけでなく、保険者の負担する医療費の節減にもつながります。ぜひ、ジェネリック医薬品をご活用ください。
市では、ジェネリック医薬品の普及促進のため、ジェネリック差額通知書の送付や、市役所保険年金課窓口の他、平川・長浦の各行政センターで『ジェネリック医薬品希望シール』の配布をしております。
ジェネリック医薬品に変更できる薬剤に切替を行っている方の割合は、令和6年度(令和6年1月~令和6年12月)平均で83.2%となっており、医療費抑制に繋がっています。
数量シェア
| 令和元年度 |
令和2年度 |
令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 74.3% | 76.7% | 77.9% | 78.5% | 80.3% | 83.2% |
※数量シェアとは・・・ジェネリック医薬品に変更できる薬剤に切替を行っている方
令和6年10月からの医薬品の自己負担の新たな仕組み
令和6年10月から後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬で、先発医薬品の処方を希望される場合は、特別の料金が加算されます。
特別の料金とは先発医薬品と後発医薬品の価格差の4分の1相当の料金のことを言います。
ただし、先発医薬品を処方・調剤する医薬品上の必要がある場合や、流通の問題などにより、医療機関や薬局にジェネリック医薬品の在庫がない場合には、特別の料金を支払う必要はありません。
特別の料金の計算方法
【例】先発医薬品の価格が1錠100円、後発医薬品の価格が1錠60円の場合。
→差額40円の4分の1である10円を、通常の1~3割の患者負担とは別に特別の料金としてお支払いいただきます。
政府広報オンラインのジェネリック医薬品に関するページです
下記リンクからご覧ください。
