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あなたもできる応急手当「食中毒」
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更新日:2024年4月1日
食中毒とは、細菌やウイルス、化学物質など毒素を含む飲食物を摂取することにより、腹痛、下痢、嘔吐、発熱等を起こすことです。原因となる食べ物は、腐っているものと違い味にも臭いにも変化がなく、食べても異常に気付かないことがほとんどです。また、食中毒は夏季だけとは限りません。気温や湿度が高くなる5~10月までは注意が必要です。最近では、旬とはかかわりなくさまざまな食品が手に入るため、1年を通じて発生する傾向がみられます。
食中毒を予防する
- 生野菜や果物をのぞき、生ものを食べないようにすればかなりの程度まで予防することができます。
- 生鮮食品は早く冷蔵庫や冷凍庫に入れ、調理する際は十分加熱しましょう。
- まな板や包丁などの調理器具の殺菌消毒をしっかり行ってください。
応急手当
腹痛や下痢、嘔吐などの症状が現れます。吐き気があるときは、身体を横向きにして、吐いたものを誤って気道に入れないよう注意しましょう。症状が続くと脱水症状を起こしやすいため、スポーツドリンクなどを何度かに分けて飲ませることが大切です。また、腹痛の際は両膝を立てることにより、お腹周りの筋肉が緩むので痛みを軽減できることがあります。