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あなたにもできる応急手当「のどに異物が詰まったら」

印刷用ページを表示する 更新日:2019年9月16日

 食べ物が食道ではなく気道(空気の通り道)に誤って入ることを誤嚥といい、気道に詰まっている状態を気道閉塞といいます。

 気道閉塞を起こした場合、両手で首をつかむしぐさをしたり、顔色が紫(チアノーゼ)になることがあります。そのまま放っておくと、最悪の場合、命を落としてしまうこともあるため、気道閉塞が疑われる場合には、直ちに119番通報と異物除去を行ってください。

異物除去の方法

(1)傷病者が咳をすることができる状態であれば、咳を続けさせることが異物の除去にもっとも効果的です。

(2)腹部突き上げ法(ハイムリック法)

傷病者の背後から腕を回し、片手で握りこぶしを作ります。その親指側を傷病者のへそとみぞおちの間にあて、その上をもう一方の手で握ります。そして、体を密着させ自分に引き寄せ、上方に圧迫するように押し上げます。

※乳児(1歳未満)や妊婦には、腹部突き上げ法は行わないでください。また、腹部突き上げ法を行った場合は、内臓を損傷している可能性があるので、異物が除去できたとしても、病院を受診してください。

(3)背部叩打法

・乳児(1歳未満)・・・乳児を片腕の上にうつぶせにさせ、乳児のあごを手に乗せて頭を低くします。                           もう一方の手の付け根で、背中の真ん中を異物が取れるまで何度も強く叩きます。

・成人・小児(1歳以上)・・・傷病者の肩甲骨の間を、手の付け根で異物が取れるまで何度も強く叩きます。

(4)反応(意識)がない場合、または最初は反応があっても異物除去中にぐったりして反応が無くなり、呼吸をしてない場合は、すぐに119番通報と心肺蘇生法を行ってください。