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救急車適正利用にご協力をお願いします
救える命を救うために
全国的に救急件数は増加しており、袖ケ浦市でも年々救急件数が増加し、令和4年では、救急件数3,302件(搬送人員2,686人)と人口増加とともに救急件数も増加しています。
救急要請を受けると、現場から一番近い救急隊が出動しますが、近くの救急隊が出動している場合は遠方にある別の救急隊が出動するため現場への到着に時間を要します。
このように救急車の出動要請が増えると、救急要請を受けてから救急車が現場に到着する時間が遅れ、救える命が救えなくなる場合があります。
年 | 救急件数 | 搬送人員 | 総人口 | 世帯数 |
---|---|---|---|---|
平成30年 | 2,973 | 2,697 |
63,676 |
27,030 |
令和元年 | 3,123 | 2,781 | 64,348 | 27,640 |
令和2年 | 2,726 | 2,395 | 64,940 | 28,194 |
令和3年 | 2,771 | 2,415 | 65,290 | 28,620 |
令和4年 | 3,302 | 2,686 | 65,659 | 29,090 |
近年、軽い症状でも救急車を利用する人が増え社会問題になっています。
このような状況が続くと、事故による大ケガや心筋梗塞、脳卒中などで緊急に病院へ搬送する必要がある人への救急車の到着を遅らせることになります。
救急要請する前に、救急車が本当に必要か、自家用車やタクシー、一般の交通機関を利用できないかもう一度考えてください。
ただし、緊急に病院へ搬送する必要があると思われるときは、直ちに救急要請をしてください。
救急車を本当に必要とする人のために、ご理解とご協力をお願いします。
実際にあった事例
- 自分で歩けるが、どこの病院に行ったら良いのか、わからないので救急車を要請した。(30代男性)
- 今日入院することが決まっており、準備もできているから○○病院へ連れて行ってほしい。(70代男性)
- こどもが外で遊んでいて転んで膝をすりむいた。救急車なら優先的に病院で診てもらえるため救急車を要請した。(40代女性)
- 家族と喧嘩した、誰かに話を聞いてほしくて救急車を要請した。(20代女性)
救急車を呼ぶか迷ったら
体調が悪くなり、病院を受診するか、救急車を呼ぶか迷ったときはご相談ください。
「救急安心電話相談」♯7119 または 03-6810-1636
「小児救急電話相談」♯8000 または 043-242-9939
どこの病院に行けば良いかわからない場合は、千葉県内の当番医や夜間・休日急病診療所について検索できる「ちば救急医療ネット」を活用してください。