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景観まちづくり賞を紹介(平成25年度)
地域に愛着や誇りを持てる景観まちづくりを推進していくため、地域の景観形成に貢献している取り組みについて、特に模範となるものを表彰しています。
今年度の応募の中で、市の景観まちづくりの基本的な方針に合った取り組みから部門賞・奨励賞を決定しましたので紹介します。
市では、このような地域の取り組みの輪が市内に広がることを目指しています。
表彰式及び事例紹介
11月8日(金曜日)午前10時から、市庁舎で行いました。
景観まちづくり賞の受賞者の皆様
受賞された取り組み :( )内はグループ等の名称です。
育成部門 はぐくみ賞
荒れた池畔への花の植栽 (池畔の植物をまもる会)奈良輪にあります池の畔で花の植栽活動を行っています。
池の周囲には珍しい植物が生息していますが、池畔が年々荒れて行き、湿地に咲く花々が無くなっていくのを寂しく思い、池畔への道の整備や、様々な花や貴重な植物の植栽活動を行っています。
活動は昭和61年から行われており、自主的かつ積極的な活動が顕著であることから、育成部門 はぐくみ賞 を受賞されました。
保全部門 まもり賞
耕作放棄地への花壇造成活動 (百目木農村環境保全会)
百目木農村環境保全会は、農業者だけでなく百目木地区の地域住民や自治会、子ども会などが幅広く参加して結成された団体です。
農地の草刈や側溝清掃といった保全活動だけでなく、花の植栽のような景観形成活動、地元の河川に住む生き物の調査といった活動も行っています。
特に、耕作放棄地を活用した景観形成活動として、県道馬来田停車場中川線沿いの耕作放棄地を活用して、子ども達と地域住民で約150mの花壇の造成を行っています。
花壇の造成活動は、平成19年から毎年5月・11月に行われており、まちなみ景観の形成に寄与していることから、保全部門 まもり賞 を受賞されました。
創出部門 つくり賞
根形中学校通学路トンネル内 壁画作成 (袖ケ浦市立根形中学校PTA)
地域の景観を良くしようという試みから、PTAが支援を行い、高架下の壁面に「過去と未来」というテーマの壁画を全校生徒で作成しました。
根形地区にある館山自動車道高架下トンネルは、根形中学校生徒の通学路ですが、時折不審者が出没したり、落書きをされたりと暗いイメージのある場所でしたが、この壁画の完成により、最近では不審者情報もなく、トンネル内の雰囲気も明るくなり、地域の景観の向上に役立っています。
活動は、平成24年12月から平成25年2月にかけて、月に6回行われ、新しい良好な景観の創出に取り組まれたことから、創出部門 つくり賞 を受賞されました。
学習部門 まなび賞
「袖凧」の、伝統文化・技能の修得、継承 (袖ケ浦市凧保存会)
上総地方に伝わる「袖凧」の、伝統文化・技能の修得、継承のために、「袖凧」文化のPRや普及活動、凧揚げ大会、凧作り教室の開催等を行っております。
活動は、平成18年から行われており、正月などの凧揚げ大会や、博物館、根形公民館、ドイツ村市民夏祭りなどで凧作り教室を開催しています。また、博物館にて全国の凧や自前作品の展示をする凧の展示会を開催するなど、袖ケ浦の魅力を伝える活動が活発に行われていることから、学習部門 まなび賞 を受賞されました。
奨励賞
高須会館の植栽活動 (はなの会)
地域を大切にし、地域の皆様が喜ぶ美化運動として、高須会館や高須会館周囲の道路沿いに花を植える活動を行っています。
活動は10年以上続けられており、毎月第2土曜日に、持ち寄った花の植栽や草取りなど、会員同士、月に一度の会話を楽しみながら約2時間活動し、地域の人々の目を楽しませています。
自主的かつ継続的に景観まちづくりに貢献する取り組みが活発に行われていることから 奨励賞 を受賞されました。
奨励賞
今井第一公園ウィンターイルミネーション (今井3丁目なぎさ自治会)
自治会内にある今井第一公園を、緑豊かで清潔な公園として人々を和ますよう、毎月清掃活動を実施し維持管理に努めています。
また、この公園では、夏にはすいか割り、冬にはクリスマス会の催しを行うなど、地域の交流拠点として活用しております。
空気の澄んだ冬のシーズンにはイルミネーションで装飾することにより、地域に暖かみのある景観を生み出しています。
活動は、平成23年から行われており、魅力ある景観を創出し、景観まちづくりに貢献する取り組みが行われていることから 奨励賞 を受賞されました。