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令和5年度 路線バス高校生無料お試し乗車の実施結果

印刷用ページを表示する 更新日:2024年3月15日

事業概要

1.事業の内容                       

 高等学校に通学中の生徒を対象に、路線バス無料お試し乗車を実施する。

 無料お試し乗車券を広報紙等で配布し、実際に乗車してもらうとともに、アンケートを実施し、高校生のニーズを探る。

2.実証事業実施の背景・目的                

 令和2年からの新型コロナウイルスの流行やそれに伴う働き方の変化などにより、公共交通の利用者は大きく減少した。今後利用者数の回復を見込み、これに合わせて利用促進の取組を行うことにより、新たな公共交通利用者を獲得していく必要があると考える。

 市ではこれまで、5回にわたり市内補助路線での無料お試し乗車を実施してきたところであり、毎回、新たに路線バスを利用する人が一定数いる。

 前回同様、今年度も継続して高校生を対象に実施することにより、今後の継続した利用につなげるとともに、通学での利用を根付かせ、安定的な運賃収入を得ることにより、バス路線の維持を目指す。

3.実施期間                        

 令和5年9月1日から9月30日まで

4.対象路線                        

 市単独補助路線である3路線

・のぞみ野長浦線

・のぞみ野平岡線

・代宿団地(椎の森工業団地)袖ケ浦バスターミナル線

5.利用対象者                       

 高校生(年齢、住所不問)

6.お試し乗車券配布方法

(1)広報そでがうらへの掲載による配布

  広報そでがうら9月号(7ページ)に記事を掲載し、お試し乗車券を3枚配布した。

(2)袖ヶ浦高校生への個別配布

  千葉県立袖ヶ浦高校の生徒一人一人に、お試し乗車券3枚を掲載したリーフレットを配布した。

  また、JR袖ケ浦駅にてお試し乗車券を配布した。

リーフレット リーフレット裏

実施結果

1.利用実績

 3路線合計で延べ837人の利用があった。
 路線ごとの利用者数は以下のとおり。※()数字は前回値

 ・のぞみ野長浦線 15人(13人)

 ・のぞみ野平岡線 788人(765人)

 ・代宿団地袖ケ浦バスターミナル線 34人(34人)

 ・合計 837人(812人)

2.アンケート集計結果及び考察

 利用者からの意見や、高校生のニーズを把握するために、アンケートを合わせて実施した。このアンケート結果や利用状況を踏まえて、次年度以降の利用促進策を検討しつつ、継続的に実施することにより通学での利用を根付かせたい。

調査対象者

無料お試し乗車券を利用した高校生

調査方法

QRコード読み取り式のWeb回答

※令和5年9月1日~9月30日

調査項目

(1)回答者の属性:性別、学年、住まい

(2)利用した路線

(3)利用した区間

(4)路線バスの利用頻度

(5)路線バスを利用する時の理由

(6)お試し乗車の利用目的

(7)利用する時の支払方法

(8)利用して感じたこと

(9)普段バスを利用しない理由

(10)どうなったら路線バスを利用するか

回収状況
※()数字は前回値

回収票数 124票(245票)

 ・のぞみ野長浦線 6票(11票)

 ・のぞみ野平岡線 105票(197票)

 ・代宿団地袖ケ浦Bt線 13票(19票)

 ・無回答 0票(18票)

 

 

(1)配布方法について                        

 今回の無料お試し乗車券の配布方法は、

  ・広報紙による配布

  ・袖ヶ浦高校生徒への個別配布  の2通りであった。

 また、併せて、袖ヶ浦高校生徒へ配布したリーフレットには、鉄道との接続時間を記載していた。実績として、利用した人のほとんどが個別配布を行った袖ヶ浦高校生徒(のぞみ野平岡線)であった。

(2)利用者の属性                          

 男女比を見ると、女性の割合が非常に大きい。
 これは、傾向としては前回と同様であるが、男女比としては女性の比率が若干下がった(前回77%→今回73%)。

性別のグラフ

男女比グラフ

学年のグラフ

学年別のグラフ

住まいのグラフ

住まいのグラフ

(3)路線バスの利用頻度

 ほとんどの人が、1年に1回以上利用する。また、3人に1人は週に複数回利用している一方で、ほか2人は、月に1回以下である。
 前回は約4人に1人の割合で週に複数回利用しているという結果だったので前回と比べ利用者は増加している。

路線バス利用頻度のグラフ

利用頻度

(4)お試し乗車の利用目的

 9割以上が通学(行き・帰り)の利用であった。また、行き・帰りに利用者数の差は若干帰りの利用が上回った。前回は、差は見られなかった。

利用目的のグラフ

利用目的のグラフ

(5)利用して感じたこと

 通学が楽になった(天候面・体力面)と感じた人が多い。

利用して感じたことのグラフ(複数回答可)

感想

 なお、今回の結果では天気との因果関係について、下の表から次のことが分かる。

・天候との因果関係は不明。
・利用者が多い日は不快指数が高い傾向がある。
​・全体的に暑い時期だったので、天候よりも不快指数の方が影響する可能性が高い。

実施期間中の千葉県の天気と日別の利用者数の表

実績表

※朝:午前9時頃、夕:午後6時頃
※気温については25.0℃以上、湿度については70%以上が赤字
※不快指数:気温と湿度から求められる「蒸し暑さ」のこと
0.81×気温+0.01×湿度×(0.99×気温-14.3)+46.3 で求められる。
~55:寒くてたまらない、50~55:寒い、55~60:肌寒い、60~65:何も感じない、65~70:快適、70~75:不快感を持つ人が出始める、75~80:半数以上が不快に感じる、80~85:全員が不快に感じる、85~:暑くてたまらない

(6)普段利用しない理由

 運行本数の少なさと運賃を理由に利用しない高校生が多い。

普段利用しない理由のグラフ(複数回答可)

利用しない理由のグラフ

(7)どうなったらバスを利用するか

 運行本数及び運賃が改善されれば利用すると回答した人がほとんどである。

どうなったらバスを利用するかのグラフ(複数回答可)

どうなったらグラフ

路線バスを利用する時の支払方法

 ほとんどの方がICカードで支払っている。

支払方法

(8)まとめ

現状

 3人に2人は、ほとんどバスを利用していない。↠利用者を大きく増加させるチャンスがある。

ハードル

 運行本数及び運賃

ニーズ

 天気・体力面で通学が楽になること

PR方法

・通学が楽になることをPR
・個別に周知することが有効

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