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熱中症対策を知っておきましょう
熱中症とは
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、 周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
熱中症を防ぎましょう
熱中症を防ぐためには、それぞれの場所に応じた対策を取ることが重要です。
以下を参照し、適切な対策を実施しましょう。
- こまめに水分補給
室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分を補給しましょう。30分に1回程度(1日に1.2L目安)。
大量に発汗する状況では、経口補水液※など、塩分等も含んでいるものを補給してください。
(※経口補水液:水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)
寝汗をかくことで就寝中に脱水を引き起こすことがあります。寝ている間も要注意です!寝る前にも水分補給を心掛けましょう。 - 室内での対策
遮光カーテン、すだれ等を利用し日光を遮りましょう。
向き合う窓を開けるなど、風通しをよくしましょう。
エアコンを上手に活用し、無理な節電せず夜もしっかり使用しましょう。 - 外出時の対策
日傘や帽子の着用、日陰を利用し直射日光を避けましょう。
天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控え、涼しい時間帯の朝方や夕方に用事を済ませましょう。 - からだの蓄熱を避けるために
通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用。
保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やしましょう。
熱中症を疑う症状が見られたら
熱中症の症状
- めまい・立ちくらみ
- 手足のしびれ、筋肉のこむら返り
- 気分が悪い
- 頭痛・吐き気・おう吐・倦怠感・虚脱感
- いつもと様子が違う
重症になると
- 返事がおかしい
- 意識消失・けいれん
- 高体温
熱中症を疑われる人を見かけたら
- 風通しのよい日陰など、涼しい場所に避難させる
- 衣服をゆるめ、からだを冷やす(首回り、脇の下、足の付け根など)
- 水分、塩分、経口補水液などを補給する
※スポーツや激しい作業・労働等によって起きる労作性熱中症の場合は、全身を冷たい水に浸す等の冷却も有効です。
以下の症状があれば、救急車を要請しましょう
- 意識がない
- 呼びかけに対し返事がおかしい
- 水分を自力で飲めない
- しばらく様子を見ても症状が回復しない
災害時の熱中症予防リーフレット [PDFファイル/875KB]
災害時の熱中症予防
熱中症は、死に至る可能性のある重篤な病気ですが、適切な予防・対処を行えば、防ぐことができます。災害時には、慣れない環境や作業で熱中症のリスクは高くなりますので、お互いに声をかけながら、十分に注意が必要です。
避難生活のおける注意点
◆ 被災や避難生活に伴う疲労・体調不良・栄養不足等により熱中症のリスクが高くなる可能性があります。
避難生活では普段以上に体調管理を心掛けましょう。
◆ 高齢者、こども、障害者の方々は特に注意しましょう。
※やむを得ず車中泊をする場合、車両は日陰や風通しの良い場所に駐車しましょう。車用の断熱シート等も活用しましょう。また、乳幼児等を車の中で一人にさせないようにしましょう。夜間等寝るときはエンジン等をつけたままにすることは避けましょう。
片付け等の作業時の注意点
◆ 作業開始前には必ず体調を確認し、体調が悪い場合は作業を行わないようにしましょう。
◆できるだけ2人以上で作業を行い、作業中はお互いの体調を確認するようにしましょう。
停電でエアコンが使用できないとき
◆濡れたタオル等を肌に当て、うちわであおぐと熱が放散されます。
◆風通しのよい服装を着て、からだを冷やしましょう。
◆涼しいところに避難しましょう。車内は短時間で気温が上昇しやすいため、車内への避難は可能な限り避けて、冷房設備が稼働している場所へ移動することをおすすめします。
普段から停電時などに備えましょう
飲料や非常トイレ等を備蓄しましょう。
熱中症予防に利用できるように、浴槽やポリタンクに水を貯めておきましょう。
水をペットボトルに入れて凍らせておくと、もしものときに飲料にも冷却にも使えて便利です。
災害時の熱中症予防リーフレット [PDFファイル/875KB]
エアコンが使用できないときの熱中症対策 [PDFファイル/1.1MB]
熱中症警戒アラートとは
「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。千葉県内のどこかで暑さ指数が33を超えたときに発令され、市では生活安全メールを配信やアナウンスを行っています。
アラート発表時は不要不急の外出は避け、昼夜問わずエアコンの使用を行うこと、こまめな水分補給を心掛けてください。
熱中症関連サイト
熱中症情報の詳細については、以下のサイトをご覧ください(別ウィンドウで開きます)。
・環境省熱中症予防情報サイト (環境省)
・熱中症環境保健マニュアル (環境省)
・熱中症予防のための情報・資料サイト (厚生労働省)