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農業センター 講習会実施報告(2022年)
野菜栽培講習会
野菜栽培講習会は、農業センターの営農指導員が講師として行っている事業のひとつです。
就農者から家庭菜園をされている市民の方、これから野菜を作ろうとしている市内在住の方に講習を行っています。
実施された講習会の内容を簡単に紹介し報告しています。
就農者や家庭菜園をされている、これから野菜作りを始めたい方にも好評の講習会です。
2月14日(火曜日) 9時30分から
令和4年度の講習会は今回で最終回となります。講義では、ジャガイモの栽培方法について説明をしました。
種イモにはウィルス病のチェックがしてあり安心なので市販されているものを使うこと。また、あらかじめ1か月くらい日光に当てておくと丈夫になります。
種イモの準備作業では、イモの「頂芽(ちょうが)」を基準に縦切りにして、切口に「草木灰(そうもくばい)」を付けます。頂芽は、イモの頂点にある発芽力の強い芽の部分で、植えた後にイモが腐敗しない様に草木灰を付けます。種イモの大きさは、1片30グラムくらいが良いので、Lサイズは4等分して、Mサイズは2等分して、Sサイズは切らずに使用します。
ほ場(畑)では、マルチを張った畝に株間30センチメートルの穴を開け、種イモを深さ10センチメートル位で植え付け土をかぶせて鎮圧します。
株間は狭すぎるとイモが小さくなり、広すぎるとイモの中に空洞ができやすくなります。また、種イモ1キログラムから収穫できる量は、10~20キログラムが目標です。
実習後、室内で閉講式を行いました。少しでも野菜作りの役に立てれば幸いです。いつの日か直売所などで、受講生のお名前で出荷された作物を見かける事が出来れば嬉しいです。
1年間野菜栽培講習会を受講頂き、ありがとうございました。今後農業センターが身近な場所になるよう、ご利用頂ければと思います。
1月10日(火曜日) 9時35分から
第13回『野菜栽培講習会』です。
この日は、強風のためビニールハウスで座学です。
講義では、ニンジンのトンネル栽培について説明しました。
ほ場(畑)では、穴開きマルチを張った畝にクリスティーナの種蒔きをしました。畔幅120センチメートル、株間15センチメートルです。一斉出芽になるように種は発芽率により播き粒を変え、1.0センチメートル~1.5センチメートルの深さに蒔きます。マルチの穴の部分にカップでくぼみを作って種を4粒蒔き、土を被せて鎮圧します。春採りのニンジンは、発芽まで保温して霜による被害を防ぐためトンネル栽培をします。
トンネル作りでは、まず60センチメートル幅の間隔で支柱を立てます。
この日は強風のため、後日に不織布「べた掛け」とビニール掛けします。
ビニール掛けは、ビニールの一方の端をしっかり固定し、もう一方を軽く引いて張ってから竹の杭などを使い固定します。ビニールが風で飛ばされないよう網や紐などを使い、トンネルの上から通路側に打ち込んだ杭へ、引っ張るようにして結びます。穴開きのトンネル用ビニールであれば換気は必要ありませんが、穴の無いものはトンネル通路側の両裾を上げて換気します。
また、次回(最終回)はジャガイモを植える予定のため、種イモは早めに買っておき1ヶ月程度陽に当てることなどの説明をしました。
12月6日(火曜日)9時30分から
第12回野菜栽培講習会では、里芋と生姜の保存方法について講習をしました。
里芋は葉身を切り落とし、葉柄を地上4~5センチメートル位の高さで刈り取っておきます。株の側方に大きく鍬を打ち込んで、子芋や孫芋が外れない様に丁寧に掘り上げます。排水の良い畑に幅・深さ1メートル程の貯蔵穴を掘り、底に籾殻(もみがら)やワラを20~30センチメートル敷き、掘り起こした株の切り口を下に向けて積み重ねます。里芋を積み重ね終わったら、蓋をするように籾殻やワラを敷き重ねます。その上に20~30センチメートル覆土して、ビニルシートなどを被せて雨水が浸み込まないようにして、地面より少し山になるよう30センチメートルほど土をかぶせて貯蔵します。
畝の株に土を15~20cm位寄せビニルシートなどを被せて雨水が浸み込まないようにしても保存が効きます。
生姜は霜が降りてしまうと茎が枯れて傷むので、その前に収穫します。茎ごと引き抜くように掘り起こし、茎を2~3センチメートルつけて収穫したものをコンテナや穴の開いたケース、水きりネットなどに入れて貯蔵します。貯蔵用の生姜は掘り取り後2~3日間、直射日光が当たらないようワラなどで覆い乾燥させます。
生姜は温度13~15℃、湿度70~80%位が貯蔵に適しています。
コンテナ等に貯蔵する場合は、排水の良い畑に幅50~60センチメートル・深さ1~2メートルの貯蔵穴を掘ります。貯蔵穴の底に籾殻やワラを20~30センチメートル敷き、赤土6~7センチメートルをコンテナに入れ、株を15センチメートルほど積み重ねて赤土を隙間と株の上に詰め込み、株と土を交互に積み重ねます。一番上には籾殻を25センチメートル程度敷き重ねます。1ケ月ほどしたら更に土を35センチメートル程追加し、45センチメートル程覆土して、ビニルシートなどをかぶせて防水し、地面より少し山になるように30センチメートルほど土を被せます。
少量の保存の場合は、家の中の暖かい所で発泡スチロールの箱に入れて保存しても良いです。
次に、野菜栽培関係の書籍を出版目録など用い有用と思われるものを紹介しました。
最後に、圃場実習として、里芋(ちば丸、まりこ)の掘り方の実習を行いました。
11月8日(火曜日) 9時30分から
第11回『野菜栽培講習会』です。
今回の講習会は、保温栽培についてです。
保温栽培が可能な冬野菜について、家庭菜園で市販の資材を使って作れるのは、葉菜類ではコマツナ、ホウレンソウ、シュンギク、リーフレタスなど、根菜類ではダイコン、カブ、ニンジンなどです。保温栽培用の資材としては、トンネル用の支柱とフィルム、寒冷紗、不織布等の被覆資材などがあります。
とう立ちについては、ダイコンやカブは10℃以下の状態が1ケ月続くと花芽分化してしまうので、トンネル内で栽培することにより防ぐ事が出来ます。
トンネル用の保温資材には種類があり、素材・厚み・光の透過率・耐用年数などの違いについて説明をしました。
ほ場(畑)では、そら豆の定植です。
張り終わっている黒マルチの付けた60センチメートル間隔の印を目安に穴あけ機で定植する穴を開けます。植穴に殺虫剤を播き、ポットで育成した苗を植えこみ手で押さえ鎮圧し、余分な土は泥跳ねを防ぐために払っておきます。
エンドウとキヌサヤの種蒔きのため、黒マルチに25センチメートルごとに穴あけをしてあります。次にゼリーなどの空き容器の底を植え穴に軽く押し当てて土をへこませ、種を4粒蒔きます。穴を埋める様に土を平にかけて軽く手で押さえて鎮圧します。
次に、マルチの張り方では、まず畝を平らにならし、畝がまっすぐになるように紐を張り、マルチの中心の線に合わせマルチを広げ、マルチがピンと張るように足でマルチの端を踏みながら土を寄せます。
10月11日(火曜日) 9時30分から
第10回『野菜栽培講習会』です。
資料を使い、土壌分析についての講義を行いました。ほ場(畑)の土を分析に出す際のサンプルの取り方、分析項目の違い、必要な成分の計算方法などを知ることで、作付する野菜に合った土壌を作る事が出来ます。
土壌分析は、現在農業センター、JAや民間ホームセンターでもできます。
農業センターでは、農作物栽培相談において土壌分析報告書の結果から土壌診断の次作の野菜に合った処方箋を出していますので、施肥設計にご利用ください。
講義の後、ビニールハウス内でソラマメ(陵西一寸と打越一寸)をポットに蒔く作業を行いました。ソラマメの種はオハグロ(黒いスジ:根が出る部分)を下向きに、種の半分~3分の2程が土に埋るように蒔きます。蒔いた後のポットは育苗かごに並べて、たっぷりと水遣りをしました。ポットに蒔いたソラマメを育苗し発芽して本葉が5枚程になったら、ほ場(畑)へ植付ける予定です。
この後、圃場内のキャベツ、白菜、ニンジン、ブロッコリーなどの育成状況を観察し、枝豆(小糸在来)をひとり4株ずつ掘り上げました。
9月27日(火曜日) 9時30分から
第9回『野菜栽培講習会』です。
資料を使い、ソラマメ・サヤエンドウの栽培方法について講義を行いました。
ソラマメは、冬の寒さにあたると花芽分化し春に実が付く野菜です。また酸性土壌を嫌うのでpH調整が必要です。連作を嫌うので、前作にマメ科を作付した場所は避けます。
種まきは、9センチメートルのポットにオハグロ(黒いスジ:根が出る部分)を下にして蒔き育苗して本葉が2~3枚になったら、11月上旬から中旬に畑へ植えます。畑へ直接種を蒔かずポットに蒔く理由は、発芽率が悪いと発芽しない種があった時に株間が1メートルあいてしまう、種をカラスに食べられるのを防ぐ、また種の値段も高いので無駄を防ぐなどの利点があるからです。
立枯病は自家採種した種を使うと起こる事が多く、またアブラムシが付きやすいので、キラキラしたもので対応する方法もあります。
エンドウマメは連作を嫌うので、マメ科の植物を栽培した場所は避けます。また、排水の良い土壌が適し、できるだけ高畝にします。
種まきは、10月下旬から11月中旬に種を蒔きますが、早く蒔き過ぎると20センチメートルくらいに育ち過ぎて厳冬期の霜にあたり枯れるので笹の葉やネットで霜除けをします。種は1ケ所に3粒から5粒で株間は30センチメートル蒔き、間引きはせず春に支柱立てと誘引を行います。
この後、圃場内のキャベツ、白菜、ニンジン、ブロッコリーなどの育成状況を観察しました。
圃場実習では、5月に植えたサツマイモ「紅あずま」1畝を掘り上げ、落花生「オオマサリ」をひとり4株ずつ掘り上げました。
9月13日(火曜日) 9時30分から
第8回では、ホウレンソウ・コマツナの栽培方法やサツマイモと落花生について講義を行いました。
ホウレンソウは、スギナが出ているような酸性土壌を嫌います。西洋種と在来種があり、西洋種は収量が多く、あくが強い。在来種は味が良く、根元の赤みが強く種には角があります。最近では、東洋種と西洋種の良い性質だけを併せ持つ品種が多く栽培されています。
コマツナの蒔き時は3~10月で、暑さ寒さに比較的強く真冬を除けば周年で栽培でき・40~50日位で収穫できます。ホウレンソウに比べると酸性土壌には強いですが、連作障害が出るので収穫後1~2年あけることをおすすめします。
おもな害虫と注意する時期について、資料を基にアオムシはモンシロチョウの幼虫でキャベツにつきやすいため、防虫ネットなどで防ぎます。
サツマイモの芋が小さい場合は、肥料が多すぎて「つるぼけ」をおこした可能性があります。収穫は苗を植えてから120日位が収穫適期なので、試し掘りをして判断します。イモは、収穫直後よりも2~3週間貯蔵した方が甘みが増し、美味しくなると言われています。
次に、キャベツ、白菜の苗と圃場のニンジン、サツマイモ、落花生、小糸在来、ザーサイ、ブロッコリーの育成状況を観察しました。
圃場実習では、大根の種まきを行いました。畝間75センチメートル畝に、株間30センチメートル条で「耐病総太り」、「冬自慢」を受講生全員で3粒播きしました。
8月2日(火曜日) 9時30分から
第7回『野菜栽培講習会』です。
今の時期は気温が高く、条件は悪いけど秋野菜の栽培では種まきをしていかなければなりません。
このため、種まき前に散水し地温を下げておく、播種後は藁を敷くなどの工夫が必要です。
資料を使い、玉ねぎの栽培について講義を行いました。
玉ねぎの種や苗には秋蒔きの品種(種類)で早生・中生・中晩生などがあり、蒔き時期や長期保存出来るかなど確認が必要です。
早生種は比較的失敗が少なくオススメですが、種蒔きの時期は9月上旬となります。育苗に2ケ月かかるので、畑に11月中旬に植えるようになります。
中生種は10月上旬までに種蒔きをして、11月下旬から12月上旬に畑に植えます。
育苗して畑に苗を植える時は、苗の葉が3~4枚位で白い部分の半分を土に埋める感じで植付けます。追肥は12月から3月の彼岸まで毎月行います。
次に、ほ場(畑)では、畑で地を作り平らに均してある畝に、細長い棒で1センチ位の浅い溝を作り講習生全員でニンジンの種を蒔きました。その後ナスの更新剪定としてナスの樹の半分から3分の1位の高さで主枝の分岐2~3節を残して枝を鋏で切り、株元から半径30cm離れた所にスコップを垂直に入れて根を切り、スコップの内側か外側に化成肥料を入れて追肥しました。
7月19日(火曜日) 9時30分から
第6回『野菜栽培講習会』です。
秋野菜栽培についての座学でした。
秋野菜の準備を始める時期になります。暑い時期ですが、8月下旬から種播きを始めます。このため畑の準備を始める必要があります。
種から栽培するためには、暑さをどうクリアするかが課題です。苗の定植から始めるのも方法です。
資料を用いて、各種の野菜について品種・種まき時期・蒔き方・肥料・植付け時期・病害虫防除などについて説明しました。
キャベツでは、品種には大きくは2種類あり
・夏播き秋冬採り(寒玉系)は、しっかりとした葉
・秋播き春採り(春系)は、葉が柔らかくフワッとしている
また、名前にYR、CRと書いてあるものは、病気に抵抗性があります。
ブロッコリーでは、種選びは早生種・中生種・晩成種のいずれかを確認すること、また、花芽分化と気温を意識する必要があります。
ハクサイでは、品種名に数字が入っているものは、定植後収穫までの日数で○○(品種)60とは60日後に収穫できるという意味です。また、結球期の気温に注意(丸まらないことがある。)する必要があります。
ダイコンでは、秋播き年内採りは大体2ケ月で収穫出来ること、土に石などの硬いものがあると根の曲がりや岐根が発生しやすくなります。
ニンジンでは、種まき後芽が出たら半分成功だと言われています。もし芽が出ない場合は、8月下旬までに蒔き直すことができます。
ジャガイモでは、9月に植えると年内に新ジャガイモが収穫できます。種イモは自分で作ったイモは病気になっているものが多いので購入した方が良く、種イモは芋の大きさにより半分か4つ割で植えますが、夏は割ると腐りやすいので切らずに植えます。
全体に共通して、秋作の野菜は蒔き時期を守り育苗や直播しないと栽培が難しくなるので注意が必要です。また、害虫や台風対策として寒冷紗(かんれいしゃ)などの防虫・防風ネットを上手に使って栽培します。
この後、圃場実習ではネギ・オクラ・ピーマン・ナス・トウガラシ・サツマイモ・枝豆・カボチャ・メロン・スイカの生育状況の観察をしました。
7月5日(火曜日)9時30分から
第5回『野菜栽培講習会』です。
前回まで3回にわたり雨に降られてきましたが、この日は雨の心配はありませんでした。
始めに、資料を使い「ナスの剪定」についての講義を行った後、ほ場(畑)で夏野菜の栽培管理を行いました。
側枝の剪定方法は、2種類あります。
収量重視の場合は、枝葉をそのまま伸ばして、生ったナスを採っていきます。7月後半に樹が疲れるので、「更新剪定」を行うことで8月の盆頃から秋ナスが収穫出来るようになります。
品質重視の場合は、「切戻し剪定」で側枝に花が咲いた直ぐ上の葉を残して、摘芯し、花の上と直ぐ下の腋芽(わきめ)を取ります。1つだけは腋芽を残す。実がなったら、直ぐ下の所で切ります。
樹の状態は花の中心にある柱頭(ちゅうとう)の長さと葉の向きや色艶で、確認する方法を学びました。
当センターでは、「切戻し剪定」を採用して、ナスを秋まで収穫しますので、この後、ほ場(畑)を移動して「切戻し剪定」の方法を営農指導員が説明を交えて実演し、その後に受講生が剪定実習を行いました。
キュウリ、トマトやオクラ、枝豆、落花生等について生育状況を観察しながら説明をしました。
6月7日(火曜日)9時30分から
第4回『野菜栽培講習会』です。
前2回は、雨に降られながらの開催で、さらに前日に梅雨入りしましたが何とか天気がもちました。
始めに、夏野菜のトマト・ナス・キュウリについて、仕立て(整枝)と栽培管理、連作障害などについて講義を行いました。
トマトは、1本仕立てで、わき芽は早く摘み取ります。
ナスは、1番果のすぐ下のわき芽2つと主枝の3本を伸ばし、3本整枝とします。
キュウリは、節成り型にするため下から5節目までは雌花、わき芽は摘み取り、子づるは2節残して摘芯します。
連作障害は、病害虫の増殖、土壌養分のアンバランスなどが原因です。これを回避するには、畑をいくつかの区画に分けて科ごとに野菜を割り振り、順にローテーションする「輪作」という方法があります。
次に、圃場での実習を行いました。
仕立てや芽かき(わき芽の摘み取り)は、栽培している野菜の樹を使っての説明と実践です。仕立てや芽かきは、野菜の生育中に何度も行う内に目が慣れて、どの芽やツルを取り除くかが分かるようになります。
5月17日(火曜日)9時30分から
第3回『野菜栽培講習会』です。
サツマイモの栽培について、中南米が原産地で十分な日
照が必要なこと、土壌は過度の窒素が残っておらず、寄生
センチュウに注意することなどの説明がありました。植え
付けてから4~5ケ月で試し掘りをして、生育が良ければ収穫します。
また、化学農薬を使わない病害虫防除やコンパニオンプランツ、相性の悪い組み合わせについて説明がありました。
次に、圃場で前回受講生が植えたトマトなどの生育状況を観察し、トマトの芽かきの実技を行いました。
さつまいもの苗植えの実践では、受講生がマルチなしの3畝に、株間3cmで「ベニアズマ」と「シルクスイート」計160本を船底
植えで次々に植えていきました。
最後に、ジャガイモ「とうや」1畝の収穫や人参、玉ねぎの収穫を行いました。
4月26日(火曜日)9時30分から
第2回『野菜栽培講習会』です。
今回は、マルチの種類と特性、張り方について、トマト、ナスなどの栽培
について講義が行われました。
その後、トマトの定植を行いました。
トマトの定植では、営農指導員の手本を見ながら受講生が実際に苗を植え、
仮支柱に固定する作業を行いました。
植える前にポットを水に浸し、花の向きを手前に植えました。
雨が降ってきたので、ビニルハウスに移動し、トマトの腋芽取り・支柱の立て方、野菜苗の選び方の説明がありました。
圃場内のエンドウ豆、玉ねぎ、人参、レタスなどの生育観察をしました。
受講生の皆さんで玉ねぎを収穫(1人3個)しました。
4月12日(火曜日)9時30分から
今年度も農業センター営農指導員を講師とする『初心者向け野菜栽培講習会』が、受講生20名をお迎えし始まりました。
この日は初夏を思わせる夏日となりました。
開講式では、受講生の皆さんに受講の目的をお聞きしたところ、
「家庭菜園で野菜作りをしているが上手にできないので一から勉強したい。」「おいしい野菜を作って息子に食べさせたい。」などと話されていました。
続いて資料を用いて、良い土や酸性土壌の特徴、土を再利用する際の注意点、5大要素・微量要素の働き、
化学肥料・有機肥料の特徴、野菜の特性、トウモロコシの栽培について講義を行いました。
その後、ほ場(畑)やハウスで栽培しているそら豆、ジャガイモやトウモロコシなどを見学しながら説明を受けました。
この講習会は年間14回、火曜日に開催する予定です。
果樹栽培講習会
年間3回の開催です。
今年度の講師は、NPO法人ちば農業支援ネットワークに所属している長江氏です。
ここでは実施した講座の内容を、簡単に紹介し報告しています。
12月12日(月曜日)9時30分から
3回目の果樹栽培講習会を行いました。この日の出席は、13名中12名の出席でした。
初めは座学でした。
テーマ「果樹の剪定」では資料を用いて、前回までの剪定のポイントについておさらいとして「3年位かけて樹の形を作ること。」、「樹の状況を良く観察すること。」、「葉が茂った時のことを考えること。」、「主枝先端は養分を引き上げるポンプの役割に注意すること。」、「枝は丁寧に切ること。」などの説明がありました。
また、樹種別にカキ、ウメ、ブドウ、イチジク、ブルーベリー、柑橘の剪定時期や剪定方法などについて説明がありました。
次に、ほ場(畑)に出て、果樹の剪定について実演・説明しました。
ブドウの剪定では、短鞘剪定という方法を農業センターの有原指導員も加わり説明し、実演しました。その他、カキ、ブルーベリー、ウメの剪定を実演しました。
11月14日(月曜日)9時30分から
2回目の果樹栽培講習会を行いました。この日の出席は、13名中9名の出席でした。
初めは座学でした。
テーマ「果樹の剪定」では資料を用いて[枝の成長と整枝・剪定]について「整枝剪定の目的」、「剪定を始める前に」、「剪定のポイントはバランス」、「剪定後の管理」などの説明がありました。
また、樹種別にかきの剪定と梅の剪定について、着果習性、剪定時期や剪定方法などについて説明がありました。
次に、ほ場(畑)に出て、ウメ、カキ、ミカン、ブルーベリーを観察しながら剪定について説明していました。
5月16日(月曜日)9時30分から
新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、受付時に手指消毒、検温、マスク着用をお願いしました。
この日の出席は、14名中12名の出席でした。
開校式では農林振興課長が挨拶し、講師紹介、注意事項・次回以降の予定を説明しました。
その後、受講生の自己紹介では、栽培している果樹、これからやってみたい果樹や講習会で知りたい事などについて話してもらいました。
初めは座学でした。
テーマ「果樹栽培の基礎・樹種別果樹の管理作業」についてでは、落葉果樹の年間生育の表を用いて「4つの成長のステージ」、「1年の生育サイクル」、「栄養成長と生殖成長のバランス」などについて説明がありました。
次のテーマ「樹種別果樹の管理作業」についてでは、イチジク・ブドウ・ウメ・カキ・キウイフルーツ・ブルーベリーについて説明がありました。
講師が説明の途中に受講生からの質問を確認・応答し、また、受講生の自己紹介で困っていること、知りたいことなどにふれながら解り易く説明をしてくれました。
この日は雨降りでしたが、ほ場(畑)で実際にウメ・カキ・イチジク・ブドウを見ながら剪定・摘果などについて説明がありました。