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農業センター 野菜栽培講習会実施報告(2019年)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年11月11日

野菜栽培講習会実施の写真講習会で植えたナスの写真講習会で植えたトマトの写真講習会で植えたカボチャの写真講習会用に育てたオクラの写真講習会用のホウレンソウを間引きする様子の写真

野菜栽培講習会は、農業センターの営農指導員が講師として行っている事業のひとつです。

就農者から家庭菜園をされている市民の方、これから野菜を作ろうとしている市内在住の方に講習を行っています。

実施された講習会の内容を簡単に紹介し報告しています。

就農者や家庭菜園をされている、これから野菜作りを始めたい方にも好評の講習会です。

10月15日(火曜日)10時00分から

第10回、東屋の前でソラマメをポットに蒔く作業をする受講生の写真第10回『野菜栽培講習会』です。

資料を使い土壌分析についての講義を行います。
昨日の雨でほ場(畑)に入れない為、ソラマメの種蒔き作業を行います。

講義では土壌分析について、作付する野菜によって違う畑の土作りが大事であることを説明しました。
ほ場(畑)を分析に出す際の土の取り方・分析項目の違い・必要な成分の計算方法などを知ることで、作付する野菜に合った土壌を作る事が出来ます。
貸し農園など前に使用していた人が何を作っていたか分からない場合、どんな畑の土になっているかを知る為にも土壌分析はオススメです。

肥料成分が少ない8-8-8は家庭菜園で使いやすいのですが、10年20年とずっと使い続けると畑に蓄積されて過剰石灰になります。
一度入れた物を取り出すのは難しく、使える畑になるまでに何年も何十年もかかってしまう可能性もあります。
参考本などに「畑にまず石灰を入れます」と書かれているものがありますが、プロである農家さんでさえ「年に1、2回しか石灰は入れない」と言っています。
石灰=アルカリ性に傾ける物であって中性にする物では無いので、生長や葉の色を見て施すか決めた方が良いと思います。

また蒔き時期などの違いでも施す肥料の量に違いがある作物があるので、土壌分析は結果が2~3週間かかるので蒔く時期の1ケ月前には分析に出しておきましょう。

講義の後ほ場(畑)に入ると潜ってしまう状態のため、東屋のところでソラマメをポットに蒔く作業を行いました。
タフブネに与作とスーパーミックスAを1対1で混ぜた培養土を作り、9センチポットのウォータースペースまで入れてソラマメの種を蒔きます。
種はオハグロ(黒いスジ:根が出る部分)を下向きに、種の半分~3分の2程が土に埋るように蒔きます。
蒔いた後のポットは育苗用箱(水が下から抜けるような底に網目のある箱)へ並べて、たっぷりと水遣りをします。
ポットに蒔いたソラマメを育苗し発芽して本葉が2~3枚になったら、ほ場(畑)へ植付けます。

農業センターは育苗用のハウスが台風15号で無くなってしまったので、どうやって育苗をするか考えていますが…何とか植付けられるように育苗出来ればと思います。

10月1日(火曜日)10時00分から

第8・9回、ほ場(畑)で適期を迎えたサツマイモの収穫作業をする受講生の写真第9回『野菜栽培講習会』です。

今日は第8回と第9回の資料を使い講義を行います。
第8回資料では、ホウレンソウ・コマツナのプランター栽培方法やサツマイモとラッカセイについての講義。
第9回資料では、ソラマメ・サヤエンドウの栽培方法について講義を行いました。

ホウレンソウは、スギナが出ているような酸性土壌を嫌います。
西洋種と在来種があり、西洋種は種屋さんでよく売られていて蒔き時が長く、在来種は秋に蒔いて冬に美味しく食べられます。

コマツナは蒔き時は3~10月で40~50日くらいで収穫でき、ほぼ通年作る事が出来ます。
ホウレンソウに比べると酸性土壌には強いですが、連作障害が出るので収穫後1~2年あけることをオススメします。

サツマイモは苗を植えてから120日くらいが収穫適期ですが、試し掘りをして判断します。
10月上旬までは地中で育ちますが以降は生長せず、気温9度以下になる寒さでイモが痛んでくるので11月上旬までには収穫します。
イモは洗わずに土を払い陰干しして、発泡スチロールの箱で蓋をせずに室内で2~3週間保存して置くとデンプンが糖に変化して甘くなります。

ラッカセイはこれからが収穫時期を迎え、収穫後は1週間くらい株ごと引っくり返して風乾させます。
袖ケ浦市のラッカセイ農家は畑にボッチ(ラッカセイを山に積んで雨避けのビニールやワラを掛けて紐で固定)で乾燥させています。
少量の場合は莢(さや)をもぎ取ってネットに入れ、吊るして天日干しします。
茹でラッカセイ用の品種「おおまさり」を種用に採る場合は10月10日くらいに収穫して乾燥後天日干しをし、保管は缶などの密閉容器に乾燥剤と一緒に入れておきます。

ソラマメは酸性土壌と連作を嫌うので、前作にマメ科を作付した畑は避ける事をオススメします。
9センチのポットにオハグロ(黒いスジ:根が出る部分)を下にして蒔き育苗して本葉が2~3枚になったら、11月上旬~中旬に畑へ植えます。
畑へ直接種を蒔かずポットに蒔く理由は、発芽率が悪いと発芽しない種があった時に株間が1メートルあいてしまう、種をカラスに食べられるのを防ぐ、また種の値段も高いので無駄を防ぐなどの利点があるからです。

エンドウマメは10月下旬~11月中旬に種を蒔きますが、早く蒔き過ぎると20センチくらいに育ち過ぎて1~2月の霜にあたり枯れるので笹の葉やネットで霜除けをします。
種は1ケ所に3~5粒で株間は30センチあけて蒔き、間引きはせず春に支柱立てと誘引を行います。
寒さにあたらないと花芽が出来ないので七五三の時期に種を蒔くのがオススメですが、暖冬の年は遅めに種を蒔きます。

資料を使った講義終了後、ほ場(畑)で適期のサツマイモとラッカセイを収穫しました。

台風で破損したガラスが畑に飛んでいて、サツマイモやラッカセイのツルや枝の間にも入り込んでいる事があるので受講生に手袋をしてガラスに注意して貰いながら収穫作業をお願いしました。
ラッカセイは抜いて土の中に残っている莢を捜している時に、土に埋もれていたガラスを発見しましたが受講生に怪我は無く無事に収穫が出来ました。

朝晩と日中の温度差での体調に十分気を付けて、無理や我慢をせずに休憩と水分補給をして作業を行いましょう。

台風15号による農業センターからの被害状況報告

台風15号で倒壊したハウス2の写真台風15号で倒壊した育苗用ハウス1の写真ガラスハウスの引き戸はほ場へ飛んで、割れたガラスが散乱している様子の写真台風15号によってガラスハウスのガラスや引き戸が飛んで割れている様子の写真

9月17日(火曜日)の「第8回・野菜栽培講習会」は、台風15号により農業センター内ほ場(畑)やハウス倒壊・破損などの被害に加えて停電と断水に電話回線不通の状態で開催を中止しました。
【気象庁発表による木更津観測所9月9日(月曜日)の最大瞬間風速は東南東の風49.0m/s】

被災された皆さまに、心より御見舞申し上げます。

8月6日(火曜日)10時00分から

第7回、ほ場(畑)でナスの更新剪定方法について講師の実技を学ぶ(この後、実際に更新剪定を行う)受講生の写真第7回『野菜栽培講習会』です。

資料を使いタマネギの栽培について講義を行い、ほ場(畑)で栽培しているナスで更新剪定を実技にて学びました。

タマネギは9月に入ってから蒔くように、種を注文するなど準備をするのが今時期です。
種や苗の購入時に秋蒔きの品種(種類)での早生・中生・晩生があり、蒔き時期や長期保存出来る物など良く確認して購入してください。

早生種は比較的失敗が少なくオススメですが、種蒔きは9月10日を目安として遅くても5日のうち(9月15日まで)に蒔きます。
育苗に2ケ月かかるので、畑に11月中旬に植えるようになります。
中生種は10月上旬までに種蒔きをして、11月下旬から12月上旬、または1月下旬に畑へ植えます。

育苗して畑に苗を植える時の注意は、苗の葉が3~4枚位で白い部分の半分位を土に埋める感じで植付けます。
風の当たる畑では気持ち深めに植えると、表面の土が風に飛ばされて丁度良い深さになります。

追肥は12月~3月のお彼岸まで毎月1回行いますが、タマネギは肥料が多いと実(玉の部分)が締まらず1枚ずつ腐ってだめになります。
肥料を控えると、実(玉の部分)が締まります。

前回(第6回)講習会で雨のため説明のみでしたが今回は、ほ場(畑)のナスを使い更新剪定のやり方を営農指導員が説明を交えて実技を行いました。
その後、受講生が実際に更新剪定を行いました。

夏本番となり熱中症や脱水症状など体調管理に十分気を付けて、無理や我慢をせずに休憩と水分補給をして作業を行いましょう。

7月23日(火曜日)10時00分から

第6回、ほ場(畑)でナスの更新剪定方法について講師の説明を聞く受講生の写真第6回『野菜栽培講習会』です。

資料を使い秋野菜栽培について講義を行い、ほ場(畑)で栽培しているナスで更新剪定方法を学びました。

秋作の野菜は蒔き時期を守って育苗したり直播しないと、栽培が難しくなりますので注意が必要です。

また、害虫や台風対策として寒冷紗などの防虫・防風ネットを上手に使って栽培します。
虫を見つけたら除去したり、台風が来る予報が出たら土寄せをして寒冷紗をしっかりと留めるなど日々の栽培管理が大事です。

天気は曇りでしたが資料を使った講義が終わる頃、ほ場(畑)へ移動しようとした時に雨が降ってきました。
雨が弱まるか止むまで、育苗ハウスで苗を見ながら生育状況の説明をしました。

雨が弱まったところで、ほ場(畑)のナスを使い更新剪定のやり方を営農指導員が説明を行いました。
更新剪定は7月下旬~8月上旬に枝が混み合い樹が疲れて来た頃、主枝の枝の分岐点から2~3節残して節の中間を切り樹の全体を半分位の高さにします。
剪定後、株元から半径30センチ離れた所の2~4箇所にスコップを垂直に入れて根切りをし、スコップを抜きながら追肥を行ないます。
土が乾燥している場合は、その後に灌水(水遣り)をして乾燥防止に稲ワラなどを敷きます。

梅雨明け前でこれから暑くなる予報ですが、台風や気候の変化で疲れやすくなる時期です。
体調管理に気を付けて休憩と水分補給、濡れタオルで汗を拭くなど無理のない様にして作業を行いましょう。

7月9日(火曜日)10時00分から

第5回、ほ場(畑)でナスの剪定方法について説明を聞きながら実技をする受講生の写真第5回『野菜栽培講習会』です。

資料を使いナスの剪定について講義を行い、ほ場(畑)で栽培している夏野菜でナスの剪定とトマトの栽培管理を実技で行ないました。

梅雨らしい天気ではありますが今日も気温が低く日差しもないので、野菜の生育状況があまり良くありません。

ほ場(畑)で秋まで収穫するために行う「ナスの切戻し剪定」を、営農指導員が説明を交えて実技し、その後に受講生が指導員に確認しながら剪定を行いました。
この作業を繰返してナスを収穫していくと、樹の背丈は2メートル程になり樹が疲れて来ます。
樹が疲れて実の品質が悪くなるなど症状が出たり秋ナスを採る為には、樹の半分程度で切り戻す「更新剪定」を7月下旬から8月上旬のお盆前までに行います。
樹の状態は花の中心にある柱頭(ちゅうとう)の長さと葉の向きや色艶が、どのような状態だと正常か疲れているか確認する方法を学びました。

次にトマトの芽かき・誘引を行い、大玉・中玉トマトの実が3個になるように摘果します。
房に沢山実が生ると、重さで樹が傷んだり実の生育が偏ったりするので生育不良や傷のある実を摘果します。

ほ場(畑)を移動して、ラッカセイについて生育状況を見ながら説明をしました。
ラッカセイは品種によって異なりますが、花が咲いてから収穫日が決まります。
例えば「ナカテユタカ」は開花期後80日が収穫目安ですが、他の「千葉半立」や「おおまさり」など品種によって収穫期の日数は変わります。

昼間は暑かったり蒸したりしても朝晩気温が低くなったりと、体が疲れやすく風邪を引きやすいので気を付けて体調管理をしましょう。

6月11日(火曜日)10時00分から

第4回、ほ場(畑)でナスの仕立て方について説明を聞く受講生の写真第4回『野菜栽培講習会』です。

資料を使い夏野菜のトマト・ナス・キュウリの仕立て方と栽培管理、連作障害と輪作について講義を行い、ほ場(畑)で栽培している夏野菜で芽かきなど栽培管理の実技を行ないました。

前日に一日中降った雨の影響で野菜栽培講習のほ場(畑)へ入ると潜って足を取られる状態でしたので、実技は比較的入る事の出来るステップアップ講座生のほ場(畑)で行いました。

仕立て方や芽かきなど収穫出来るまでの間に行う栽培管理は、栽培している野菜の樹を使い説明をしました。
この管理作業を生育中に何度も行う内に目が慣れて、どの葉やツルを取り除くか摘果する実と残す実をどれにするかが分かるようになります。

連作障害は、前作に何を作っていたかや同じ科で起きやすい事から「輪作」を提案しています。
輪作は畑のローテーションで、連作障害の起きやすい同じ科の作物を同じほ場(畑)で作る場合に何年か空ける事で連作障害を回避する方法です。
※間を空ける年数は、それぞれの野菜や科目によって異なります。

梅雨に入り雨で作業が出来なかったりもしますが、蒸し暑い中で作業をするだけでも知らず知らずのうちに汗をかき水分が奪われます。
こまめに水分補給や休憩をして、熱中症にならないように気を付けましょう。

5月28日(火曜日)10時00分から

第3回、ほ場(畑)でサツマイモの苗を植える受講生の写真第3回『野菜栽培講習会』です。

資料を使いサツマイモとラッカセイの栽培について講義を行い、ほ場(畑)で栽培しているトマトの芽かきサツマイモ苗植えを実技で行ないました。

サツマイモは5月中旬~6月上旬が植え時期で、苗は購入して4日以内に植える事をオススメします。
今回植えるサツマイモの種類は、ベニアズマとベニハルカです。(1畝1品種、畝間120センチ)
高畝でマルチを張り株間30センチで支柱などの棒を使い斜め45度で深さ15センチ位の植え穴を空けます。
成長点を上向きにして船底植え(茎の部分を船底の様に斜めに挿す方法)で植え、土をかぶせて軽く鎮圧します。
植え付けてから120~150日で試し掘りをして、生育が良ければ収穫します。

ラッカセイは種を蒔いて生長し、初めの花が咲いてから1日後に収穫日を決めます。
例えば品種の「千葉半立」は初めの花が咲いて次の日から数えて95~100日後に収穫期を迎えるといった様に、品種によって収穫日数が違うので注意しましょう。

不安定な天気や気温差が大きい日は体調管理が難しいので、着る物や水分補給・休憩で調整をして作業をしましょう。

5月14日(火曜日) 10時00分から

第2回、ほ場(畑)でトマトの苗を植える受講生の写真第2回『野菜栽培講習会』です。

資料を使い土や肥料についてとマルチの種類・張り方について講義を行い、ほ場(畑)で栽培している夏野菜についての説明と支柱立てをトマト・ナス・ピーマンで実技を行ないました。

トマトの本支柱を受講生が協力して立て、倒れないように固定する作業と誘引をしました。
麻紐で支柱を固定する結び方は、講師の手本を見て受講生も実践しましたが少し難しそうでした。
その後ナスとピーマンの苗を植えて、仮支柱を立てて誘引をしました。

朝晩と日中で気温差が大きい日に作業をする時は、水分補給や休憩をして熱中症にならないように気を付けましょう。

4月16日(火曜日) 10時00分から

第1回『野菜栽培講習会』開校式の様子の写真農業センター営農指導員による『野菜栽培講習会』が始まりました。

講習会の募集は、3月1日号の『広報そでがうら』に掲載し、ご応募をいただきました。
申し込み期限の3月15日までに23名(内1名辞退)の応募があり25名の定員内でしたので、応募者全員22名を受講生として決定いたしました。

開講式に始まり簡単な自己紹介をしていただき、講習会への参加理由や栽培知識の向上など含め熱意を感じました。

続いてプロジェクターで作業の様子を見ていただき、資料を使って土や肥料についてとトウモロコシの栽培やマルチの講義を行いました。
その後、屋外でほ場(畑)やハウス、栽培されている野菜について見学しながら説明しました。
受講生からの熱心な質問に、講師である営農指導員が丁寧に回答していました。

平日の火曜日または金曜日のいずれかで、年間10~15回ほど講習会を行います。
天候や野菜の育ち具合によっては、開催日が延期されることがあります。

講習を受けて、おいしい野菜が栽培出来たり、新しい発見があると良いですね!