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米の食味測定

印刷用ページを表示する 更新日:2015年9月1日

米の食味測定について

米の食味計の写真

米の食味測定は、市内の米農家・JAきみつ水稲担当者に限り受付けています。

※消費者の方が購入されたお米の食味を測定することは出来ません。

測定の受付について

予約方法

検査を受ける場合は、事前に予約が必要です。

予約は電話または窓口にて受付けております。

申請受付場所袖ケ浦市農業センター
所在地住所袖ケ浦市横田626
連絡先電話0438-60-5171
受付日

月曜日から金曜日(土・日曜日、祝祭日、年末年始を除く)

国民の祝日に関する法律に規定する休日および12月29日から翌年の1月3日までの日にはお受け出来ません。

受付時間

8時30分から17時15分まで

検査費用

無料

測定に必要な量について

測定には、玄米一合(150g程度)を使用します。

お米は精米前の状態でお持ちください。

米は破砕しませんので、そのままお返しいたします。

※測定する点数が多い(10点以上ある)場合はあらかじめ、ご連絡ください。 

結果報告

測定終了後に結果報告書を発行し、連絡をしますので農業センターまで取りに来てください。

検査申請書のダウンロード

受付時に、ご提出いただく書式をダウンロード出来ます。

農業センターの窓口にも、申請書を用意しております。

必要事項を記入してお持ちいただくか、当日受付の際にご記入ください。

米の食味計測申請書

食味測定

おいしいご飯とはどういうものでしょう?

「色が白くて艶があり、粒の形が良い、噛むとき音がほとんどしない、風味がある、ほんのり甘い感じがするが無味に近い、粒が柔らかく、粘りと弾力がある」

好みや体調、炊き方によっても味は変わるので「おいしさ」は一言では言えませんが、一つの目安として「食味値」があります。

食味値を測定する方法は2通りあります。

ひとつは、実際に食べて判定する「官能検査」です。

もうひとつは、食味計などの「測定機器を使用して判定」する方法です。

官能検査

パネラーが実際にごはんを食べて、そのおいしさを判定します。

測定機器を使用する方法

食味計は、人間が食べたときのおいしさを数字で表示します。

おいしいお米への取り組み

袖ケ浦市では平成11年から食味計を利用した、おいしいお米の栽培に取り組んでいます。

特に平成13年からは「袖ケ浦稲作研究会」で会員間の食味値の結果を比較し検討することで、他の産地に負けないおいしい米作りを目指しています。

測定項目

成分分析計(株式会社ケツト科学研究所 Kett AN-820)は、近赤外線を応用して3つの項目を測定し、食味値を推定しています。

水分

  • 食味に加え、貯蔵性や精米時の歩留まりにも影響します。
  • 16%基準の範囲内で、水分が高いほどおいしいお米になります。
  • 14%以下の過乾燥米は、炊飯前の浸水時にひび割れをおこすため、ベットリとして食味が悪くなります。

改善方法

  • 水分は主に「乾燥・貯蔵」により変化します。
  • 貯蔵方法によって適切な水分量は異なります、特に15%以上のお米は低温貯蔵が必要になります。

タンパク質

  • お米のタンパク質は日本人にとって、大豆などと共に貴重な植物性タンパク質の摂取源でした。
  • 現在は他の食べ物でタンパク質を豊富に摂取できるため、食味の観点で少ない方が評価が高いです。
  • タンパク質含有量は米の食味を左右する成分で、タンパク質の少ないお米は吸水が良いため炊き上がりがふっくらとしたおいしいご飯になります。

改善方法

  • 主に「品種・施肥・土壌・気象」で変化します。
  • タンパク質は生育後半に窒素肥料を多く吸収すると増加するため、肥培管理により改善することが可能です。
  • 生育後期の窒素・カリの追肥、緩行性穂肥はタンパク質を増加させる傾向にあるといわれています。

アミロース

  • お米の主成分であるデンプンは、アミロース(硬さ)とアミロペクチン(粘りと柔らかさ)で出来ています。
    アミロースの比率が低い程、柔らかく粘りの強いご飯になります。
  • アミロースはうるち米で15~20%、もち米は0%です。

改善方法

  • 主に「品種・土壌・気候」により変化します。
  • 登熟期の気温が低いとアミロースが高くなる傾向にあります。
検査機器

Kett AN-820(株式会社ケツト科学研究所)

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