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そでがうらの星 #6 倉持 よつば さん

印刷用ページを表示する 更新日:2022年3月1日

図書館を使った調べる学習コンクール 文部科学大臣賞を受賞
倉持 よつば さん

 倉持よつばさん

プロフィール

 昭和中学校2年生。2021年度 第25回 図書館を使った調べる学習コンクール(公益財団法人 図書館振興財団主催) 中学生の部で文部科学大臣賞を受賞。小学5年生の時に取り組んだ「桃太郎は盗人なのか? −「桃太郎」から考える鬼の正体−」に続き、文部科学大臣賞の受賞は、今回が2度目。

 趣味は読書で、好きな本は「泣いた赤おに」。

1年以上取り組んだ超大作

 今回の作品は、小学校6年生の3月にコロナで休校になってから、1年以上かけて毎日取り組んだ超大作です。たくさん本を読み、時間をかけて取り組んだ作品だったので、完成した時は達成感がすごかったです(笑)。

 受賞の知らせを聞いた時は、とても嬉しかったです。

宝物ではなく、お姫様を取り返した桃太郎

 小学5年生の時に「桃太郎」の調べ学習に取り組んでから、ずっと「鬼」について調べてきましたが、中学1年生の時に、5年生で読んだ「ももたろう(松居直 著・福音館書店)」を改めて読み返すと、違和感を感じました。今まで読んだお話の中でこのお話だけ、鬼を退治した桃太郎が「宝物はいらないから、お姫様を返してください」と言っていたのです。その当時はとくに違和感を感じませんでしたが、「ほかの桃太郎はどうなんだろう?」という疑問をもったことがきっかけで、調べ始めました。

日本全国の桃太郎を読み比べ

 この疑問を調べるために、日本全国の伝承されている「桃太郎」を読みました。そこから「桃太郎の性格」や「鬼から取り返したもの」などを分類し、白地図を使って色分けし、各地域の違いが分かるように工夫しました。各地の「桃太郎」を読むことは楽しかったですが、東北地方などの方言がきつい地域の「桃太郎」は読むのがとても大変でした。ちなみに、今回読んだ「桃太郎」の中では、福島県のお話が他とはひと味違って面白かったので、ぜひ読んでほしいです。

 また、今回はコロナ禍ということもあり、図書館や博物館が閉館していたり、フィールドワークができなかったりと、情報を集めることも大変でした。そんな中でも、たくさんの方の協力のおかげで、完成することができました。

 将来は、今回の経験や本・歴史が好きなこともあり、学芸員か司書になりたいです。

 倉持よつばさん