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広報そでがうら+ vol.50 袖ケ浦市郷土博物館
広報そでがうら+ vol.50
袖高生 × 広報担当 ~高校生目線で袖ケ浦の魅力を伝える~
「袖ケ浦市郷土博物館」
「袖ケ浦市郷土博物館」に取材に行ってきました。
袖ケ浦市のほぼ中央に袖ケ浦公園があり、その公園内に郷土博物館があります。
郷土博物館は昭和57年に開館し、本館の他に、万葉集に登場する植物が植えられている万葉植物園やアクアラインなるほど館、旧進藤家住宅などがあります。
今回はいくつかのスポットに焦点を当て、魅力を紹介します。
博物館内の様子
現代から古代までの袖ケ浦の歴史が、考古資料や古文書と共に展示されていました。
民俗、文化についての資料がたくさんあり、昔ならではの生活や歴史を深く感じることができます。
旧進藤家住宅
旧進藤家住宅は平成元年に市の指定文化財に指定され、平成2年に現在の場所に移築されました。敷地面積が1,563平方メートルと広く、昔の生活や暮らしの工夫について学ぶことができます。進藤家は代々農業を営み、江戸時代末期には知行主(ちぎょうぬし)の御地方役(おじかたやく)(代官)を務めていたそうです。
休憩スペースとしても利用することができ、とても落ち着いた雰囲気で、時を忘れることができます。
万葉植物園
平成2年に郷土博物館の屋外施設として作られた万葉植物園には、万葉集に登場する万葉植物約160種類のうち105種類を展示しています。植物の近くには万葉集の歌の看板があり、万葉集の作品理解を深めることにもつながります。
上総掘りの技術
上総掘りとは、西上総地方の小櫃川・小糸川流域で開発・発展した、井戸掘りの技術です。主に灌漑(かんがい)用の水源として利用されました。
技術が未発達であった時代には、優れた掘削法として、油田や天然ガス温泉の採掘にも利用されていました。
国の無形民俗文化財に指定されています。
竪穴式住居
郷土博物館は、西ノ窪遺跡と呼ばれる遺跡の中にあります。博物館建設前に行った発掘調査の成果をもとに、弥生時代と奈良時代の二棟の復元住居を屋外に展示しています。2つの住居に実際に入ることで、弥生時代と奈良時代で住居がどう変わったのか比較することができます。
今回、学芸員さんにお話をうかがった際、高校生はなかなか博物館に訪れないとおっしゃっていました。
郷土博物館は、袖ケ浦市の歴史を勉強できることはもちろん、若い人たちへの技術の伝承活動の場にもなっています。
ぜひ、郷土博物館を訪れてみてください!
若者目線ポイント
袖ケ浦市郷土博物館は…
「タイムスリップ!?目まぐるしい現代を忘れ、ゆったりとしたひと時を過ごせる!」
アクセス
住所:千葉県袖ケ浦市下新田1133
電話番号:0438-63-0811
開館時間:9時~17時
定休日:月曜日、祝日の翌日、年末年始(12月26日から1月4日)
2022年秋取材
「広報そでがうら+」では、広報そでがうらで紹介しきれなかった記事や写真を配信します。
今回の記事は、袖ヶ浦高校 情報コミュニケーション科の生徒が作成しました。