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広報そでがうら+ vol.159 Beauty Japanでグランプリを受賞 藤山 愛子 さん
広報そでがうら+ vol.159
Beauty Japanでグランプリを受賞 藤山 愛子 さん
市内在住でネイリストの藤山 愛子さんが、2024年11月に行われた「Beauty Japan 日本大会」のBeauty部門でグランプリを受賞しました。
「Beauty Japan」とは2019年に始まった大会で、外見の美しさだけでなく、社会で活躍する女性の内面から溢れ出す美しさを重視し、7部門(Beauty・Culture・Career・Sociality・Fashion・Independence・Entertainment)に分かれて審査が行われます。
Beauty部門グランプリの藤山さんに、お話を伺いました。
自爪育成専門のネイリスト
私は、市内で自爪育成専門店のネイリストとして働いています。
「自爪育成」とは、爪の健康に特化して、自爪を綺麗にすることに重点を置いています。深爪などの爪にコンプレックスがある方のサポートをするので、「爪が綺麗になって自信を持てた」なんて言葉を頂いた時は嬉しかったですね。
ネイリストを志したきっかけは、コロナ禍に自分の働き方を見つめ直したことです。
コロナ禍当時、4人目の子どもを妊娠していましたが、先行きが全く見えず、当時は臨時の保育士として働いていても「4人の子どもを育てられるかな?」と不安がありました。
そんな時にふと自分で仕事を始めてみようと思い、ネイリストへの憧れがあったこともあり、人生後悔したくないと3年前にネイルスクールへ通い始めました。
スクールに通い始めた当初は、正直そこまで本気になれていませんでした。でも、コンテストのスクール生部門で全国6位に入賞した時に、「もしかしたら向いているのかも…!」と思って(笑)。それがターニングポイントです。
その後もスクールやオンライン講座で学び、1年前に袖ケ浦駅 北口にネイルサロンをオープンしました。
「Beauty Japan」に応募したきっかけは課題解決のため
応募のきっかけは、SNSに届いた「今年からBeauty Japanの千葉大会が行われるので出ませんか?」というDMです。
元々コンテストには興味がなく、普段はスルーしてしまうのですが、大会でプレゼンを行うことや異業種の方と繋がりができるという内容に惹かれ、応募を決めました。その当時、発信力や人前で話す能力に課題を感じていたので、ちょうどいい機会だと思ったからです。そのため賞をとることは、あまり意識していませんでした(笑)。
大会参加がプラスになった
「Beauty Japan」は、8月に地区大会が行われ、その成績で11月の日本大会へ出場できるかが決まります。
出場を決めた5月から8月の千葉大会まで、慌ただしい日が続きました。子育てはもちろん、ネイリストの仕事をこなしながら、プレゼン用の動画撮影や大会の研修参加など、本当にあっという間でした。
千葉大会の時には、審査を兼ねた講習会が行われました。他の参加者とグループワークを行うのですが、「このお店を盛り上げるには、どんな商品を売って、どんなイベントを企画するか」といった、それぞれが持つ知識や強みを活かして考えるワークショップでとてもタメになりました。マーケティングや異業種の方だからこそのアイデアなども学べたので、サロンに還元することもできました。
大会が終わった今も交流は続いていて、マルシェを開いたり、遠くからネイルサロンに遊びにきてくれたり、日本大会の時に応援に来てくれたり…その時々の出会いって大事だなと改めて痛感しました。
日本大会でグランプリを受賞
千葉大会でグランプリを受賞後、11月の日本大会へも出場しました。
千葉大会の講習会のように、今後に活かせる学びができたらと思っていたので、今回も賞をとることにこだわりはなかったです。
日本大会では、7部門ごとにグランプリが発表されました。私がエントリーしていた「ビューティー部門」は、1番最後の発表でしたが、正直呼ばれないだろうなと思っていたので、緊張はしませんでした(笑)。
最後に私の名前が呼ばれた時は驚きましたが、家族や千葉大会からサポートしてくれたスタッフに恩返しができたのでは、と嬉しかったですね。
ママたちが輝ける環境作りを手伝いたい
私は地元が大阪で、実家から離れた袖ケ浦で子育てを始めましたが、慣れない土地で知り合いもいなく、とても大変でした。
この経験から、保育士として働いていた時も、ネイリストとして働いている今も、同じ思いをしているママを支援したいと思うようになりました。ネイルで輝かせたり、私の働き方やBeauty Japanでの経験をシェアしたりすることも、1つの子育て支援だと解釈しています。
今後は、ネイリストを目指すママ向けの講座を始めたいと思っています。ママ達が輝けるような講座になるように、試行錯誤中です。
また、昨年はBeauty Japanに出場したことで、お客さんや地域の方などたくさんの方に応援してもらい、多くの繋がりができました。今年はその感謝の想いを伝える1年にできたらと思っています。
写真提供:藤山愛子氏
2025年1月9日取材
「広報そでがうら+」では、広報そでがうらで紹介しきれなかった記事や写真を配信します。