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広報そでがうら+ vol.155 目標はマラソンで五輪出場 吉田 礼志 選手(中央学院大学4年生/箱根駅伝2025出場)
広報そでがうら+ vol.155
目標はマラソンで五輪出場 吉田 礼志 選手(中央学院大学4年生/箱根駅伝2025出場)
蔵波小・中学校出身で、中央学院大学 駅伝部に所属する吉田 礼志 選手。
2025年1月に行われた箱根駅伝では、エースとして花の2区を走りました。
新春マラソンのゲストランナーとしても参加してくれた吉田選手にお話を伺いました。
1番印象的だったレースは「箱根駅伝 予選会」
今シーズン出場したレースの中で1番印象に残っているのは、やっぱり箱根駅伝の予選会ですね。
予選会は、各チーム上位10名の合計タイムがチームの記録となり、上位10チームが箱根駅伝 本選に出場することができます。
昨年10月に立川(東京都)で行われたのですが、当日の気温が例年よりも高くて。とても厳しいレースでしたね。
毎回レース前には、コンディションがいい時(A)と悪い時(B)のタイムをそれぞれ設定します。レース前は全体トップを狙おうと思っていましたが、この時は暑さが想定以上で、Bのタイムよりも遅くなることが分かっていました。目標も全体トップから日本人トップに切り替え、走っている間はとにかく1秒を稼ごうということしか考えていませんでしたね。
結果は日本人トップでゴールすることができ、チームも10位以内に入り、本選への切符をつかむことができました。日本人トップを取れたことも印象的でしたし、昨年出場したレースの中で1番きつかったことで、より印象に残っています。
3回目の箱根駅伝
箱根駅伝当日は、3時に起きて軽く朝練をした後、少し仮眠をとってからスタート地点へ向かいます。昨年はスタート地点に行くまでが1番緊張しましたが、今年は前日の方が緊張したので、当日は意外とリラックスして臨むことができました。
レースでは、1区の選手が集団で来て13位でたすきを受け取りました。集団で来てくれたので、ラッキーだと思いましたね。集団だと、後方で走れば風の影響を受けにくいですし、自分でペースを作る必要もないので、すごく楽なんです。
走っている間は、チーム目標の総合5位を達成するために、とりあえず1人でも多く抜かして、次の人にたすきを渡したいという思いで走っていました。結果は、区間6位(個人)で、7位でたすきを渡すことができました。
1年・3年・4年と箱根駅伝を走りましたが、あんまりラスト感はなかったですね(笑)。でも、コースのラスト3kmくらいから登りになるのですが、その時に「あと3kmで箱根駅伝が終わってしまうのか」と少し寂しくなりました。
また、沿道には、蔵波中学校の同級生が応援に駆け付けてくれました。毎年同じポイントにいてくれるのと、応援がアツすぎてすぐに気付きました(笑)。
目標はマラソンでオリンピック出場
今年の春に大学を卒業し、4月からは実業団のHondaに加入します。
Hondaでは、これから監督やコーチと相談して決めていきますが、1年目からマラソンに取り組めたらいいなと思っています。
マラソンに取り組もうと思ったきっかけは、大学の監督から走り方がマラソン向きと言われたことや、5000mなどのトラック競技よりも長距離が得意だからです。また、トラック競技よりもマラソンの方が、海外選手との差が埋めやすいというのもあります。
大学3年生の時に、学生が対象の国際総合競技大会である「FISUワールドユニバーシティゲームズ」にハーフマラソンの日本代表として出場しました。その時に初めて世界という舞台に立ち、個人4位(日本人トップ)や団体3位入賞といった結果はもちろん、他大学の選手との交流など、貴重な経験をさせてもらいました。大学4年間で1番思い出に残っているレースでもありますね。
また世界の舞台に立てるように、オリンピックに出場を目標に今後も引き続き頑張っていきたいです!
新春マラソン大会2025のゲストランナーとして参加してくれました!
新春マラソン大会の写真は「広報そでがうら 2025年2月号」と「広報そでがうらプラス」で紹介予定です。
2025年1月11日取材
「広報そでがうら+」では、広報そでがうらで紹介しきれなかった記事や写真を配信します。