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広報そでがうら+ vol.140 広報9月号 特集「安心を、守りたい。」 交通安全SP
広報そでがうら+ vol.140
広報そでがうら9月号 特集「安心を、守りたい。」 交通安全SP
9月1日発行の「広報そでがうら」では、「交通・防犯特集」として、木更津警察署や木更津交通安全協会、防犯指導員協議会などの交通・防犯に関わる方のお話をもとに、家庭でできる取組みなどを紹介しました。
今回の「広報そでがうら+」では、紙面で紹介しきれなかった「交通安全」に携わる方のお話をお届けします。
▼広報そでがうら9月号はこちらのリンク先から閲覧できます(内部リンク)。
木更津交通安全協会 尾嵜 副会長・根形支部長
交通安全指導員は、交通安全運動期間や、「アクション10」という毎月10日の交通安全の日に、街頭監視や子どもたちの誘導をしています。その他にも、地域のお祭りなどで交通誘導をしたり、子ども向けの交通安全教室の手伝いをしたり、交通安全運動期間中は市と連携して啓発活動を行っています。小学校に入学するとランドセルカバーを学校でもらうと思いますが、これも交通安全協会の啓発活動の一つです。
そのほかに年に数回、交通安全協会と警察で会議を行うのですが、その会議内で事故の件数が報告されます。最近は死亡事故が多いので、対策や「この場所のパトロールを強化しましょう」などの声掛けも行っています。
皆さんの命を守るために簡単な「お願い」があります。それは、自転車に乗るときにヘルメットをかぶることです。ヘルメットをかぶることで、事故が起きた際に頭部を守ることができます。
今年の4月からヘルメット購入費用の補助が市で始まったので、大切な命を守るため、自転車に乗るときは必ず着用をお願いします。
木更津警察署 青井 交通課長
木更津警察署は、飲酒運転の検挙数が県内トップクラスです。良いことのように聞こえがちですが、裏を返せば、飲酒運転が多いことを表しています。
例えば、体重60kgの成人男性が、アルコール度数5%の500mlのビールを飲むと、分解に約4時間かかるというデータがあります。これはあくまで目安のため、もっと早く分解できる方もいれば、4時間以上かかる方もいるかもしれません。二日酔いも飲酒運転になるため、飲酒時は翌日の予定なども考慮し、「お酒は飲みすぎない」「飲みすぎたら公共交通機関を利用し、運転を控える」といったことを心がけましょう。
交通事故を防ぐため、皆さんに徹底してほしいことの一つが、横断歩行者を保護する「ゼブラストップ」です。昨年、千葉県内では、900名近くの方が横断歩道を横断中に事故に巻き込まれています。
運転者も歩行者も、道路を利用する者同士「思いやり」を持って、自己中心的な運転にならないように気を付けてほしいです。
また、駐車車両の陰から人が飛び出てくるかもしれない、前を走る自転車が急に車線変更してくるかもしれない、などといった「かもしれない運転」を心がけ、その時の状況からあらかじめ危険を予測して察知することも大切です。
一般的に、時速40kmで走る車が危険を感じてからブレーキを踏んで停止するまで、17.3mかかると言われています。人によって反射速度なども異なるため、もっと距離がのびる方もいらっしゃいます。
「かもしれない運転」を心がけ、危険をいち早く察知し、悲しい事故の当事者にならないようにしましょう。
2024年8月取材
「広報そでがうら+」では、広報そでがうらで紹介しきれなかった記事や写真を配信します。