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みんなでつくる地域の避難所講座(地域人材育成講座)を開催しています
みんなでつくる地域の避難所講座(地域人材育成講座)を開催しました
平岡公民館では、これから来るであろう大規模災害に備え、防災意識を高めるとともに、避難に必要な備えや避難所の開設・運営等について学ぶ講座を開催しました。
第3回講座 実体験型避難所運営Real-HUG!
2月2日(日曜日)に、袖ケ浦市総合防災訓練に合わせて講座を開催しました。
前半は、防災訓練として、袖ケ浦市災害対策コーディネーターの皆さんにご指導をいただき、受付訓練及び避難所スペースの区画作り体験を行いました。
後半は、NPO法人 ゆかいな仲間たち の白尾 克伸先生をお招きし、「実体験型避難所運営(Real-HUG)」の講座を行いました。
講義では、(1)前2回に実施したHUGの内容紹介、(2)避難所の環境指針(内閣府指針及び国際基準)、(3)避難所生活に必要な要素(衣食住とトイレ・キッチン・ベッド)等について教えていただきました。
次に、グループごとに、避難者の視点に立った避難所運営として様々な体験活動を行いました。(1)発電機の使用方法、(2)ブルーシートで作る簡易テントの紹介、(3)浄水器及び簡易トイレの作り方・使用方法、(4)アルミマット、空気ベッド、ダンボールベッドの就寝体験、(5)毛布の活用法(担架の作り方や搬送方法・ガウンの着方)、(6)非常食の作り方や、身近にあるものを使って、避難所等で活用できる便利グッズの作り方等を教えていただきました。
今年度は、段階的なHUGの講座を通して避難所運営について学習してきましたが、今回の講座は、その集大成となる有意義な講座となりました。また、体験活動では、ゆかいな仲間たちのスタッフの皆さんからも丁寧なご指導をいただくとともに、暖かい飲み物の提供もいただきました。
この講座を通して学んだ「避難所は、地域の方々がルールを作り、少しでも快適な環境を作ることが大切」を忘れず、次年度も本講座を開催していきたいと考えています。
第2回講座 より深く避難所の疑似体験をしよう(Deep-HUG)
12月21日(土曜日)に、NPO法人 ゆかいな仲間たち の白尾 克伸先生をお招きし、根形公民館と合同で防災講座を開催しました。
今回は、前回の机上訓練から一歩進んで「Deep-HUG」をテーマに開催しました。実施する地域(平岡)の状況にあてはめ、避難所を運営する立場にたって避難所運営を考えました。
停電で永吉浄水場のポンプが動かなくなったら、どのように水を確保したらよいか、平岡交流センターの多目的ホールには、どのように避難者スペースを作ったらよいか等、現実に起こり得る問題について考えました。また、必ず起きるとされる「トイレ問題」に対する対応や、手作り湯たんぽで寒さをしのぐ方法等について、教えていただきました。その他、新聞紙を使ったスリッパ作りも行いました。
参加者からは、「想定外の事態を考えて、前もってシミュレーションをしておく必要性を感じた」、「運営側のことは知らないことが多かったので、協力できることはしたいと思った」、「実際に避難した時のシミュレーションが想像できた」、「一般避難所での対応や必要事項が具体的にわかった」などの感想をいただきました。
第1回講座 避難所の疑似体験をしてみよう(HUG)
7月20日(土曜日)に、NPO法人 ゆかいな仲間たち の白尾 克伸先生をお招きし、「避難所の疑似体験をしてみよう」をテーマに、HUG(避難所運営ゲーム(机上訓練))を行いました。
はじめに、「過去の災害から学ぶ」、「避難所ってどういうところ?」等についてご講演をただきました。そして、HUGでは避難所で起こり得るいろいろな問題に対し、参加者同士で話し合いながら解決策を模索していきました。例えば、配慮が必要な方をどのように避難させるか、支援物資が届いたらどうしたらよいか、断水や停電時に交流センターのトイレは使えるのか、報道関係者が取材に来たらどう対応するのか等を議論するとともに、問題を共有することができました。
参加者の皆さんは、活発な話し合いをされていて、とても有意義な講座となりました。地域の蜜なコミュニケーションと、普段からの備え、想定できる問題に対しては対応策を準備しておくことが大切だと感じました。