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水神下遺跡で発見された青銅製品
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更新日:2015年3月2日
奈良輪に所在する水神下遺跡で発見された古墳時代(今から約1700から1500年前)の川の跡から、青銅製の小銅鐸と鏡、石製の垂飾品が1箇所からまとまって出土しました。
それぞれ単独で出土する例はありますが、今回のようにまとまって出土することは非常に珍しく、貴重な発見といえます。
小銅鐸は弥生時代の終わりから古墳時代の初めにかけて、農耕儀礼のお祭りに使用された道具と考えられています。これら3点の出土品は、お祭りを執り行った司祭者への副葬品であった可能性も考えられます。
小銅鐸・銅鏡・石製垂飾品出土状況
小銅鐸(高さ6.3センチメートル)
銅鏡(直径6.5センチメートル)
石製垂飾品(長さ5.8センチメートル)