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生活支援体制整備事業勉強会を開催しました
平成30年11月18日(日曜日)、市内3会場にて「生活支援体制整備事業勉強会」を開催しました。
当日は、100名の方にご参加いただきました。皆さん熱心に耳を傾けられ、今後の助け合い・支え合いの地域づくりの重要性・必要性をしっかりと共有することができました。
袖ケ浦市では、今後も勉強会・ワークショップを開催し、生活支援体制整備事業の要である、「協議体」活動の拡大充実を図っていきます。今後とも、ご協力をよろしくお願いします。
参加人数
100名
〇袖ケ浦市役所会場 34名
〇長浦おかのうえ図書館会場 46名
〇平岡公民館会場 20名
内容
講演
「支え合いを広げる地域づくり」~今までのような介護サービスが使えなくなる前に~
講師:滑川里美氏(千葉県新地域支援事業推進協議会「たすけあいチーバくん代表」)
講演の様子
講師の滑川里美様
【当日配布資料】
協議体で話し合ってきた課題(昭和根形圏域) [Excelファイル/22KB]
協議体で話し合ってきた課題(長浦蔵波圏域) [Excelファイル/18KB]
協議体で話し合ってきた課題(平岡中富圏域) [Excelファイル/19KB]
※この他にも講師配布資料がありますが、著作権の関係により割愛させていただきます。
【アンケート結果】
たくさんの皆さんにアンケートを書いていただきました。ありがとうございました。
【アンケートにあった質問に回答いたします】
Q:生活支援体制整備事業は何年計画で実施されるのでしょうか?
A:いわゆる団塊の世代の方が75歳以上となり、医療介護の供給が心配される2025年に向け、
住み慣れた地域でいつまでも暮らしていけるように頑張っていくのがこの事業となります。
10年15年のスパンで取り組んでいきます。
Q:課題の整理表をいただきましたが、どうやって整理表を作成したのでしょうか。
A:袖ケ浦市内に3か所ある協議体での議論を通して作成しました。
今後はこの課題を具体的に解決していくために、協議体をさらにパワーアップしていきます。
Q:市や地域包括支援センターの方への相談、要望は口頭でよいのでしょうか?
A:まずはお電話や窓口でご相談ください。必要に応じ書類の作成をお願いしております。
34名が集まりました | 活発な質疑応答が行われました |
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質疑応答
Q:民生委員活動を通じ、買い物支援などを行っているが、支援を拒否する人もいる。どうすればよいでしょうか。
A:協議体活動を通じ、なじみの関係を今後どう作っていくかが鍵となります。まずはそこから関係性を作っていく
必要があります。支援を強制することは難しいと考えます。
Q:ヘルプがなかなか言えない人に対するいい方法があるでしょうか。またそういった方への対応は民生委員では
限界があると思います。
A:いわゆるセルフネグレクトの状態にあると考えます。このようなケースは、市役所・地域包括支援センターが
対応することになっているのでどんどん相談をしてください。
46名と最多の人数が集まりました | 皆さん、熱心にメモをとっています |
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質疑応答
Q:すでに、私たちの団体では生活援助のサービスを行っております、今後、介護保険の総合事業訪問サービスBなど
にも取り組んでいったり、ヘルパーの皆さんと連携していきたいという希望がありますがなかなかハードルが
高いと感じています。
A:そういったことを第2層の協議体で話し合っていってもらうとハードルを越えていくことができます。
協議体の場にヘルパーの経験者や介護事業者さんを巻き込んでいく仕掛けが必要だと思います。
Q:この協議体の取り組みは全市的に取り組んでいってもかなり難しいのではないでしょうか。
モデル地区のようなものを作って進めていった方がよいと感じます。
A:この長浦・蔵波地区には既に第2層の生活支援コーディネーターがいらっしゃいます。
この地区がモデルとなるように、是非、頑張っていってもらいたいです。
20名の参加がありました | 一番多くの質問がありました |
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質疑応答
Q:私は地区社協の活動に取り組んでいます。今日のお話を聞いていると、この協議体活動があれば、
地区社協はなくてもよいのではと感じましたがいかがでしょうか。
A:任意組織の地区社協があるだけでとても素晴らしいことだと考えています。地区社協がない地区もたくさんあります。
地区社協の皆さんを母体として、協議体を作っているところもたくさんあるので参考にしてみてください。
Q:母が骨折し要介護認定を受け、デイサービスを利用しています。近所の人から「自分の親もデイサービスに
行かせたいが、本人が行きたくないと言い張る」と相談を受けました。人の世話になるのが苦手な人は無理に
そういったところに行かせない方がいいのでしょうか。
A:骨折後の回復期などの対応は介護のプロが行うことになります。元気な高齢者であれば介護保険に限らず、
地域にいつでも通える通いの場所があればとても素晴らしいです。そのため、まずは居場所づくりが大事だと
考えております。
Q:ボランティア活動を行っていますが、保険の問題で市役所と意見が一致しないときもあります。
他の市ではどうなっているか教えてください。
A:他の市では、市が代表して保険に加入し、ボランティア活動の際の事故に保険を出しているところもあると
聞いています。第2層協議体でそういった話を積み上げ、第1層協議体に議題を上げて、市に政策提言することが
出来るのが、この体制整備事業・協議体の重要な役割です。どんどん意見を出していきましょう。
Q:市役所が現在進めているまちづくり協議会の設置があると思います。市役所内の他部署としっかり連携して、
同じ人がいくつも役員をかけもつことのないように希望します。
A:必要に応じ、第2層協議体をまちづくり協議会の高齢者部会として位置付けることもできるように、
市民活動支援課と連携して、事業を進めていきます。(高齢者支援課長回答)