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袖ケ浦市の放流水質について
家庭排水や工場排水には自然環境では発生しない多くの汚れを含んでいます。
これらを河川や東京湾にそのまま排水すると環境汚染につながってしまいます。
現在袖ケ浦市では、都市部には公共下水道を、農業地域には農業集落排水を整備し、
それぞれの下水処理場で、下水の浄化を行い環境汚染の防止に努めています。
このページでは、公共下水道と農業集落排水それぞれの放流水質を紹介します。
袖ケ浦市の放流水質
項目 | 法定水準 | H29実績値 |
---|---|---|
pH | 5.8~8.6 | 7.3 |
BOD(mg/ℓ) | 20以下 | 9.0 |
COD(mg/ℓ) | 20以下 | 9.8 |
SS(mg/ℓ) | 70以下 | 1.9 |
T-N(mg/ℓ) | 30以下 | 12.2 |
T-P(mg/ℓ) | 4以下 | 0.19 |
項目 | 法定水準 | H29実績値 |
---|---|---|
pH | 5.8~8.6 | 7.5 |
BOD(mg/ℓ) | 10以下 | 0.9 |
COD(mg/ℓ) | 10以下 | 4.7 |
SS(mg/ℓ) | 20以下 | 2.8 |
T-N(mg/ℓ) | 20以下 | 2.3 |
T-P(mg/ℓ) | 2以下 | 0.99 |
※1 法定水準は水質汚濁防止法に定められる値です。
※2 H29実績値は、年間を通した測定値の平均としています。
水質用語について
pH 水素イオン指数ともいう。この値が高いほどアルカリ性が強く、低いほど酸性が強いことを示す。
BOD 生物化学的酸素要求量ともいう。微生物が水中の汚れを分解するのに必要な酸素量を表す。
値が大きいほど、水が汚れていることを示す。
COD 化学的酸素要求量ともいう。BODが微生物を用いて酸素量を算出するのに対し、CODは薬品を
用いて算出する。BODと同様に値が大きいほど、水が汚れていることを示す。
SS 浮遊物質ともいう。水中に存在する粒径2mm以下の固形物のことをいう。
1ℓ中に1mg含まれている水のSSが1mg/ℓとなる。
T-N 全窒素ともいう。水中の窒素化合物の合計を意味する。窒素は植物等の成長に影響を与え、
肥料等にも使用されているが、過剰な窒素は赤潮等の原因となる。
T-P 全リンともいう。水中のリン化合物の合計を意味する。リンは化学肥料の材料として利用される
ことが多いが、窒素同様過剰に含まれると赤潮等の原因となる。