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【BOB FARM WORKS 阿部さん】コミュニティとつながれば、農業の可能性は無限大!

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年10月1日
阿部さんのプロフィール画像

土地と人に恵まれた袖ケ浦を独立の場として選びました!

ナスを持っている阿部さんの画像

農家を始める前は、地元の岩手で料理人をしていました。そのうち、食材である野菜に興味が出て、農家をやってみたいと思うようになりましたが、家族もいたので、新規就農は諦めていました。そんな矢先、長野で修業をしながら独立をめざせる法人があると知り、入社。5年間の修行の後半は、JAきみつ管轄内の契約レタス畑を担当しました。当時は、独立を意識して、どこで農業をやろうか模索していた時期。いろいろな地域を検討したうえで、袖ケ浦に決めました。

その理由は、土地と人という両方の良さに恵まれていたからです。土地の上では、気候が温暖で火山灰土なので、冬でもレタスやキャベツが採れ、夏野菜とあわせて二毛作できるのが魅力でした。農地とまちが分かれていて、ごみごみしていないのに、利便性がいいところも気に入りましたね。人の良さという点では、JAきみつ平川経済センターの皆さんが、積極的に支援の声をあげてくれました。さらに、まちの人もウェルカムな気質で、声をかけると必ず応えてくれる。妻や息子にも、すぐに友達ができ、とけ込むのに時間がかかりませんでした。

肩を組んでくれるJAと新しい野菜づくりを実践中

インタビューにこたえる阿部さんの画像農作業風景の写真

現在は、全部で8町歩の畑を借りて野菜を二毛作し、8人を雇って大規模農業を実践中です。夏はナスやズッキーニ、トウモロコシを、冬はレタスやキャベツを育てています。野菜の出荷は、JAきみつの契約栽培がメイン。野菜の価格が高騰しても下落しても、一定の価格で買い取ってくれる契約をしているので、収入が安定して助かっています。

JAきみつの皆さんは、ロメインレタスや彩り野菜、朝どり野菜など僕からの提案にものってくれ、新しい取り組みにも積極的。天候が悪く困ったときも、力になってくれました。こうした農家と肩を組んでくれる姿勢は、かなり心強いですね。そのほか、市の直売所のゆりの里で販売したり、木更津のレストランに直接卸したりもしています。個人での販売は高値で取引きできますし、名前も出せるのでうれしい反面、輸送コストが課題。地域の仲間をつくって、こうした点が克服できればいいですね。

畑に立つ安部さんの画像

地域とつながってかっこいい農業をつくりたい

独立して農業をやりはじめて、3年になります。これまで無我夢中で走ってきましたが、立ち止まってこれから先のことを考えていく時期だと思っています。自分が思っていた理想にはまだまだですが、将来的には農家をかっこいい、アグレッシブな仕事にしたいですね。例えば、自社ブランドをつくって作業着をプロデュースするのもアリ。そんなところから農業のスタイルを変えていきたいと思います。

せっかく袖ケ浦に来たので、地域でコミュニティをつくって、いろんな人と何かやりたいというのもあります。僕は趣味でサッカーや音楽をやっているのですが、今その仲間も100人にくらいに増えています。こうしたつながりも活かして、農業を柱として、イベントでの野菜販売や農家レストラン、観光農園など農業で集客できる何かをつくっていけたらいいですね。農業は一次産業だからこそ、やり方は無限大。画期的なアイデアで色々なものとコラボレーションしたいと思います。

転入者インタビューの動画への画像リンク

・阿部さんをはじめとした市外からの転入者インタビュー動画へのリンク(外部サイトYouTubeへのリンク)

袖ケ浦市の農業支援施策等へのリンク(内部リンク)

取材日 2018年8月20日
interview&text by Okamoto Nozomi
photo by Okada Keizo(インタビュー写真)

畑の中に立っている阿部さんの画像
ナスの花の画像
枝に実ったナスの画像
いろんな種類のナスの画像