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胆道閉鎖症を早期発見しましょう(便色カードを配布中です)
胆道閉鎖症とは
胆道閉鎖症は新生児・乳児の胆汁を出す管が原因不明の炎症により狭くなり、肝臓から腸へ胆汁を出せなくなる病気です。
出生9,000人に対し1人が発症すると言われています。
胆道閉鎖症のもっとも特徴的な症状は便の色に表れます。胆汁が腸へ流れないため便の色が通常の黄色みの強い便ではなく、淡黄色といった白っぽい便に変化します。
そのため、便の色を観察する「便色カード」を配布しています。
便色カードの配布方法
- 平成24年4月1日以降に母子健康手帳を発行された方
母子健康手帳(19ページ)に「便色カード」が綴じこまれています。 - 平成24年4月1日以前に母子健康手帳を発行された方
新生児訪問にて母子訪問指導員(保健師・助産師)が配布しています。
新生児訪問を受けていない方、里帰り先にて新生児訪問を受けた方については、市役所健康推進課窓口にてお受け取りいただくか、ご連絡いただければ郵送もいたします。
便色カードの使用方法
日中の明るい部屋でオムツについた児の便に「便色カード」を近づけて、7つに分類された便色番号と見比べます。
生後2週、生後1か月、生後1から4か月(お勧めは生後2か月です。)の記録欄に便色番号を記入します。
記入した番号の見方
1から3番に近い場合、1日も早く小児科医などの診察を受けることをお勧めします。(診察の際は便を持っていきましょう。)
4番に近い場合、その後便色が薄くなり1から3番に近づかないかよく注意して観察しましょう。近づくようなら、診察を受けることをお勧めします。
5~7番に近い場合、その時点で胆道閉鎖症の可能性は低いといえますが、生後5か月までは念のため便を観察しましょう。