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【三井化学 市川さん】袖ケ浦の研究拠点から未来を支える素材をつくりたい

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年2月1日
市川さんのプロフィール画像

新素材の研究開発拠点・袖ケ浦センター

市川さんのバストアップの画像

三井化学に入社以来、研究部門を中心に働いています。入社後は、名古屋工場や海外を拠点にして紙おむつの資材の技術開発にあたり、2009年からは当社の研究拠点である「三井化学袖ケ浦センター」で不織布の研究にあたりました。現在は、袖ケ浦センターでの研究開発と社内外の人とを結びつける窓口として東京本社に勤務しています。途中、2010年には袖ケ浦の環境が気に入り、自宅を購入しました。そのため、袖ケ浦バスターミナルからアクアライン高速バスで汐留のオフィスに通勤しています。

袖ケ浦センターは臨海部に位置し、都内からもアクセスのいい場所にあります。ここは、三井化学の研究開発拠点として、関連会社も含めて約1,000人の研究者が勤務。三井化学の新素材・新技術を創出する要として機能しています。その領域は幅広く、ゼリーのフタに使われるフィルムからスマホカメラやメガネのレンズ、おむつ材料、自動車材料までさまざま。未来のよりよい暮らしをつくる素材や技術が袖ケ浦で生まれています。

国内外のアクセスも抜群!快適に仕事をすすめられます

展示物紹介パネルの画像袖ケ浦バスターミナルの写真

現在、袖ケ浦センターのさまざまな素材・技術を社内外へ橋渡しする役割を担っています。当社の研究は多岐に渡っていますし、化学分野は一般の人にはそもそもわかりにくいもの。自動車や電機、ヘルスケアなどさまざまなメーカーの人が化学材料を必要としていますが、どこへ問い合わせればいいかわからないという課題があります。一方、社内に目を向けても研究員はそれぞれの分野を掘り下げているため、世の中にどんなニーズがあって、誰と手を組んで、どんな研究をすべきか方向性を示すことが重要。こうした問題を解決するため、社内外を結びつけるのが私の役目です。また、最近は展示会などでデザイナーさんと手を組んで、化学を一般の人へ広くアピールする活動も行っています。

社内外の人に向けた仕事なので、さまざまな場所へ出かけています。まず、汐留へ出勤するときは袖ケ浦バスターミナルから品川へ行き、そこから鉄道で1駅。バスは必ず座れるので、通勤もラクですね。都内や横浜の外出先から自宅に直帰することもありますが、袖ケ浦行きの高速バスは東京駅や横浜駅など主要なターミナルからも出ていますので、この点も便利です。国内外の出張が週1回程度ありますが、羽田へのアクセスが便利なので、飛行機の移動も快適です。名古屋方面への出張の際も、東海道新幹線なら品川のバス停からの乗り継ぎもスムーズ。袖ケ浦センター勤務時代に自宅を購入しましたが、東京勤務で外出の多い私に袖ケ浦はうってつけの場所でしたね。

建物をバックに撮影した市川さんの画像

21世紀に求められる研究施設を目指して

研究開発拠点が袖ケ浦にあるのも、当社としてメリットが大きいと感じています。化学素材の研究は、他の分野に比べ開発が長期に渡るものです。袖ケ浦は都会の喧騒からある程度隔たれており、長期的な視点を持って静かに研究がしやすい環境にあります。とはいえ、都内からも決して遠く離れているわけではないので、世の中の最新動向にも触れやすい絶妙なバランスの立地だと思います。

今後を見据える上では、研究開発拠点が1つに集約されている点も重要です。20世紀は化学分野のそれぞれを深堀りして、新たな製品が生まれた時代です。しかし、21世紀はそれらの1つ1つを組み合わせることで新しい製品が生まれる時代になると思います。袖ケ浦センターが、様々な分野の垣根を取り払い、統合の先端モデルとして機能していくことを目指しています。私自身も社内外の材料や技術を広く組みわせて、新しい時代に役立つ素材を生み出すサポートができたらいいですね。そのために、社会に袖ケ浦センターを発信するのが、私の使命。たくさんの人を招いて活性化することで、化学反応を起こし、私たちの未来と袖ケ浦市の発展に貢献したいと思います。

三井化学株式会社 研究・開発分野(外部リンク)

羽田空港はとなりまち~高速バスで22分(内部リンク)

取材日 2018年12月26日
interview&text by Okamoto Nozomi
photo by Okada Keizo(インタビュー写真)

三井化学袖ケ浦センターの写真
インタビュー写真
三井化学納涼祭写真の画像